
長くなります。
12月某日、晴れて1回目の車検がやってきました。ユーザー車検自体はXKの時にも一度継続を、デイムラーは新規登録まで自分でやっているので、大体は分かっています。
が、2年の間に車検の勝手が少し変わったのと、ここ数日私生活がボロボロだったりして、結局期限ギリギリで受けることになり、特にライト関係で通るのかどうかが不安で仕方ないまま勢いで検査場を予約。
継続や新規登録をした所とは全然違う、郊外の検査場を予約したのですがコレが大当たりで、こじんまりしていて庁舎と庁舎の間も近かったり、また受付の方も全ての担当の方は親切この上なかった。
検査の責任者の方はややぶっきらぼうではあったけど、それでもテンパって間違えた自分にイライラすることなく注意してくれたし、役所は全て不親切というのも、令和では過去のものとなりつつあるように感じました。
で、肝心の皆さんも懸念しておられるであろうライト関係について。詳しく解説されている方もいらっしゃいますが、以前はハイビームで通っていたのが、という部分。これ、ホントに意味がよく分からなかったのです。
結論から言うと、今回初めてロービームだけで普通に通りました。余談ですが、XKの時はロービームはHIDで、事前に予備検屋にまで出向き、明るさカットラインとも十分だったのですが、落ちました。
次に、今回も1回目は落ちました。左はOKだったんですけど、右が暗い(光量が足りていない)と言われ、また低すぎ、下を照らしすぎているとの事。その時渡された紙が画像のものです。
左右ともに同じバルブ、同じレンズの純正ライトである以上、明るさは100%同じです。でも、右だけ規定の明るさに全く足りていないという判断ですが、それは光軸が下がっているから、機械が明るさを正確に読み取れていなかったんじゃないでしょうか。
根拠は、不合格だった右側の光軸をほんの少しだけ上に調整しただけで、結局ハイビームを使うこと無く一発で通りました。ちなみに、今のルールではライトで落ちた場合は並び直すと、ハイビームで検査してくれるようです。
最終的に通ったのだから文句はありませんが、最近は妙なLEDバルブで光が散っているクルマが多いですし、急にルールを変えるのは結構。コロコロ方針を変えて、ロービーム→ハイビームでも結構。なんですが、このメモ書きから分かることは、
あの測定機自体が何だかな、と感じます。
光量と光軸を、物理的に同時にしか判断できないなら、そんな適当なハナシはありません。理屈上、光軸が下がっていただけで、光量は絶対に変わらないわけですからね。
なかなか折り合いが難しく、解決策が無いのは承知の上で言いますが、正しく旧いクルマを日常利用している者が、ただただ買い替えられずボロボロのクルマに乗ってる人の巻き添えを喰らいたくないという事です。税金の重課しかり、ライト検査の諸々しかり、です。
自分で受ければ本当によく分かりますが、本当に車検って何なの?と思ってしまいます。強制的に重量税と自賠責を巻き上げ、人々の時間を狩る為の、地獄みたいな施設にしか見えないし、ならず者を排除するために従順な市民が虐げられてる!は言い過ぎにしても。
常日頃、回りのクルマ愛好な人々と話す際、日本は実はクルマに掛かる維持費が、諸外国に比べると安い方だよ、だから文句を言わずに払おうと流布しています。笑
なのでせめて、文句を言わずに払えるシステムや、仕組みを再構築してもらえると嬉しいですね。古くなるとクルマが重くなるのではなく、モーターやバッテリーだけで走る最新のクルマの方がよっぽど重いんですから。
Posted at 2024/12/11 06:25:26 | |
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