年末、少しだけ動かしていたところ、ブレーキが固着していることが判明。年始にクルマが必要な用事があったので、高級なレンタカーを借りて出動。その事を書いてみます。
見た目はどこにでも居る、W463型というのでしょうか。いわゆる現行にマイナーチェンジする前の、ザ・Gクラスです。しかし、この年式にはラインナップが無かった、6.3リットルの12気筒が載ってます。いわゆるG65のプロトタイプに近いモデル。
個人的に、ゲレンデにも詳しくなければ、こんなに大きなエンジンに触れ合った経験もほぼ無いので、とにかくガソリンが減らないように、そ〜っと動かすのみ。大体、街中〜高速の複合で、4〜5km/Lと、排気量を考えると悪くないのかもしれないです。
昔、燃費の良し悪しは4000cc付近に境目があり、それ以上になると物凄く悪化するということは無いと聞きましたが、確かにそんな感じ。普段乗っているジャガーと違うのは、高速に入ってもあまり燃焼効率が上がらない点でしょうか。
100Lの燃料タンクにビクビクしながらも、やはり下から湧き出す12気筒NAのトルクは病みつきになり、なんだかんだペダルを踏み込んでしまうわけですが、遠出する気にはなりませんね(笑)
ちなみに、このクルマに乗ったのは2回目なのですが、見た目よりずいぶんと小さくて取り回しがし易いので、世の奥様方や運転に自身が無さそうな成り上がり系男性に人気があるのは良く解ります。見切りも非常に良く、人を轢く可能性も限りなく減らせるでしょう。
そんな中、今回わざわざ体験記を残しておこうと思ったのは、12気筒の完全バランスについて感じるものがあったから。正直、◯次振動なんて言葉は、学がないので全く理解出来ず、ただただ静かという前評判しか知らなかったワタクシ。
でも、自宅前でアイドリングさせていて気付いたのです。V8やV6だと、家の窓が微妙に振動で揺れ、エンジンが掛かったままのクルマを意識できるのですが、V12は分かりません。少なくとも室内では、排気音を感じることすら出来ませんでした。
別に遮音性の高い家に住んでいるわけでなく、むしろその逆であるボロ家なので、この違いは何気に感動モノですらありまして。よく、エンジンが掛かっているかどうか停止中の車内では分からないなんて評されますが、もっと静かと言われているメーカーのものだと本当にそうなんでしょう。
最後に、このクルマは廃車になっていなければ世に5台存在するそうです。今まで触れたことのある中で、最もレアな一台でした。G63 AMG V12、ここまでが名前だそうです。
Posted at 2024/01/13 09:30:01 | |
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