
もしかしたらお気づきの方もいらっしゃるかも分かりませんが、第二弾です。ネタバラシはもう少し先で。
今回は純正指定の超長寿命NGKではなく、デンソーのノーマルプラグ、イリジウムパワーで。1本800円くらい、超寿命系から比べると耐久性は劣るようだが、やはりメーカーの謳い文句でも火花の安定性はノーマルの方が良いみたい。
前回の記事でも触れた点で、プラグの交換に1日掛かるようなクルマが多い昨今。ポルシェなんかは昔からそうですよね、数も多いし。間違っても定期点検なんかしていられないので、二度と開けなくてもいいように、存在しているモノだと勝手に考えています。
V8ジャガーは数は8本と多いですが、慣れればゆっくりやっても1時間程度で終わりますし、それこそオイルが漏れてないかチェックも兼ねて・・・
って、片バンクがダダ漏れでした。原因は恐らく、以前の整備士の杜撰な作業。まず、ガスケットが間違っています。X308は大きく前期後期、間に中期モデルというのがあるそうですが、エンジン形式でいうと2種、AJ-26とAJ-27だそうで、違いは可変バルブタイミングの機構、及びイグニッションコイルの制御変更(2pin→4pinによる複雑化)らしい。
ということで、カムカバーの形状が微妙に違うようなんですが、当たり前ですがガスケット形状も違い、たぶん間違えないように前期タイプは左右で色が違うもの、後期タイプは左右とも黒色、になっているのでは?と。
で、、右側だけやけに漏れているな、、と思って開けると、よく見たらプラグホールのガスケットも違っていて、液ガスが塗りたくられていた。あわやプラグ浸水一歩寸前。完全にオイルに浸かると、絶縁で火が飛ばなくなってコイルが馬鹿になり、壊れるんじゃないでしょうか。
このままでは動かすことすら出来ないので慌てて大英帝国に部品発注。連休を挟んでいたため、金曜の深夜にオーダー、中2日の翌週火曜昼着!!なんと国内で注文するより早く届きましたw
ゴミも入るし、カムの頭が段々錆びかけてきてたので、慌てて元に戻し、事なきを得ましたが、こんな素人以下の雑な整備をするプロが居るんですね。早く絶滅するよう、お祈りでもしておきましょう。
ちなみに恐らくの多分ですが、前述の中期モデルと後期の違いは、あるある持病のテンショナーが樹脂かどうかで、このエンジンはステム以外全てが樹脂のパーツでした。直ちに交換の必要はありませんでしたが、どれだけオイル管理が良くても、10万キロを境にクラッシュしていくそうなので、遅かれ早かれケアは必須。
Posted at 2024/09/27 12:12:57 | |
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