
噂によると、日本人は?日本車は?オートマオイルやデフオイル、もちろんパワステのフルードなんかも交換しないらしい。というのも、交換という概念が存在しないらしい。
油脂である以上、いつかは劣化すると思うのだが、オイルが劣化する頃にはクルマそのものが廃車になっている、みたいな極論が大義名分としてまかり通っているのか?しかし、そんな中ジャガーもX308はデフケースにドレインは無いし、オートマオイルだってストレーナーや樹脂のパンを交換してのメンテナンスは非常に少数派なんだとか。
一度揚げた天ぷら油を次の日に使う気はしない、これも極論であり、実際そこまで高温にならないから半永久に使えるとメーカーは謳うのだろうが、個人的には前者の考え方に近いので、自分で手軽に出来る油脂交換としてパワステオイルを希釈交換してみることにした。
先日、ATF交換をした際、メカニックの指示通り6L用意したのだが、使用したのは4Lで2本もオイルボトルが余ってしまった。困るんですよねコレと言ったら、パワステにでも入れておけば良いんですよと。
なるほどと思い、そのオイルは持ち帰った時にふと、XKの時にも同じことがあったような、確か同じく6L用意して丸々2Lが新品で残っていたような・・・。どうせならそれを先に消化してと。
このブログをお読みのXJオーナー、並びにジャガーフリークの方はご存知と思うが、同じRエンジンでも4Lエンジンのミッションはメルセデス、4.2LになるとZFに戻る。ということで、指定されているATFが違うんですね。
残念ながら4.2Lエンジン用のATFは一生使うことが無いので、今回余ったものは次回のATF交換に使えばよいのだから、ZF用のATFを使って一生懸命交換。抜いて入れての繰り返し。
画像は1回目に抜いた500mlなんだけど、すっかり焦げたような真っ黒の液体。作業を繰り返して色が薄くなるのを目安に頑張る。もちろん効果の程は分かりませんし、意味もないのかも知れません。けれどもこうして一つずつまた手を入れる事によって、何となくクルマが一歩正常な状態に戻る気がしています。
素人レストアの道のりは長く。
Posted at 2023/08/30 15:06:57 | |
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