
画像でもうお察しですが、オドメーター10万キロを超えてから足回りリフレッシュがてら使い始めたこのBLITZ ZZ-R。
以前から色々疑問点があり、今回自分の中で確信が生まれたのでブログにしました。
元々この車高調を導入したきっかけは、
巷で「乗り心地が良い」と評判だったのが主な購入理由でした。
ただこの時点では車高調のことをよく知らないまま購入・装着したことは否めません。
元はKYBのローファースポーツに代表されるような、純正形状のスポーツサスペンションがあれば良いと思っていたものの、どこを調べてもモノがないので仕方なく車高調に。

最初は32段の減衰調整というものもよく分からずで、取り付け店でメーカー推奨値の前後16にしてもらいましたが、リア側でやたら突き上げ感があり、今ですらフロント側に比べて弱めにセットしている(ダイヤルをソフト側に。すなわちストロークスピードを速めにしている)レベルです。
コレで乗り心地が良いの?と最初から疑問が湧きました。
今だからこそ言えますが、正直みんカラユーザーにおいて、パーツレビューは半数以上がいい加減なもの。
あの車系YouTuberの方もそれっぽいこと仰っていましたね。
取り付けたらゴールみたいな。
要はコレ着けたんだ!良いだろー!☆5です!みたいな、雑な評価っちゅうことです。
そんなん参考になるわけないやん!
今だから批判承知の上堂々と言えます(爆)
ある商品のレビューをするならば、その界隈を全く知らない人に対して分かりやすく伝えてこそレビューというもの。
正直ZZ-Rの評価には騙されました(汗
また品質面に関してもネットを色々漁っていると…
このBLITZ ZZ-Rは○○レーシングの車高調のOEMであるとの情報に行き着きました。
基本形状そのままに、各部の品質を下げ、低コストで流通させていると。
何の根拠も無いと言ってしまえばお終いですが、ラ○グスなんかもあまりにも形状やらバネレートやらが似ています。
ショックのオーバーホールも可能なことから、この辺りは明らかに部品共用…。
正に「火のないところに煙は立たない」です。
では何故その文面を信用するに至ったか。
うちのZZ-RのFrスプリングの巻き始めに錆がみられたことが主な理由です。
スプリングの巻き始めに錆がみられたということは、塩害の影響とは考えにくいです。
何故なら車高調はスプリング全体がホイールハウスの中で露出しているから。
タイヤから巻き上げられた砂利やゴミは当然スプリングにぶつかります。
オマケに、防錆塗装をしていなければその他の金属パーツが錆びるので、特にフレーム等に錆が見られないウチのアクセラは尚更塩害なしという判断になります。

純正形状のサスであればスプリングの台座が大きく取られているので、塩害の影響を受けるとすれば、スプリング下部は錆が出にくいと考えられます。
結局は
「バネが底付きした」ことに他なりません。
バネレートが足りていないんですね。
BILSTEINやSACHS等大手有名メーカーの手がける純正ショックや車高調で品質的な問題を聞いたことはありません。
ネットを探し回ると錆びた事例はあるみたいですが、錆の状態からしても豪雪地域に住んでいたとしか考えられないような錆び方をしています。
つまり、メーカーが「××部に○○材を使用!」と豪語していたとしても、
所詮高級メーカーの素材・耐久性・性能には及ばない、という結論に結びつくわけです。

品質についてはその錆の話だけにとどまらず、現在ステアリングを切ると条件次第ですが、左フロントのアッパーマウント周辺から「ギィィィィ」という異音も発生しています。
まだ車高調を外すのが怖いので放置状態ですが、最近は調べているうちに取り外し方法も分かってきたので、近々取り外して様子を見てみようと考えています。
今現在考えられるのはアッパーマウントの劣化でしょうか。
にしても、サーキットを走ったわけでもないのにヘタるか??と少々疑問です。
砂利が噛んでいるだけなら幸いですけど。

あとは車種によりますが、BK用のZZ-Rには、本来スプリング上部に装着されるべき「スラストベアリング」がない為、アッパーマウントとスプリングがステアリングを切る際に摩擦抵抗となって捩れ、切り足していくと反力で戻りゴンゴンと音がなります。
たかが数千円、何の為にケチっているの?
こうして色々述べてきたわけですが、結局のところどうなのか?という部分をまとめると
・ZZ-Rのような安物車高調…
守備範囲を広くとった汎用仕様。開発期間は短期で数を売って利益向上を狙う。テキトーに作っといたから、あとは自分で調整してねという粗削りな考え方。主に「ちょっと下げたい」人向けのもの。減衰調整は難儀。
・BILSTEIN等大手有名メーカーの車高調(純正形状含め)…
開発期間を長く取り、街乗りでストレスを感じず、且つ限界も高くなるよう設計されている。わざわざアフターパーツ選びをする必要もさほど無い。
高級車高調を使っている人が何故安物を批判するのか、段々分かってきました。
ただし、私はこの車高調を使ったことは
結果的には良かったと思っています。
初めからウン十万する高いものを使ってしまうと、問題点を見つけ、対策を考える機会を失ってしまうからです。
さて今後ですが…純正ショックに戻す予定はございません(笑
何故か?
これだけ硬くなったスプリングに身体が慣れてしまうと、ロールし過ぎでウンザリすること間違いないからです(笑

ではどうするか?
あくまでも予定ですが、遂にスプリングを交換しようかと(爆)
耐久性の低いBLITZの純正バネから、あるメーカーの直巻バネに交換を考えています。
ただ、バネに関しても難儀ですね。
硬さだけでなく、巻数、長さ、ツイン化(ヘルパースプリングとの併用)、バネ形状によっても乗り心地が変わるようで。
バネ形状だけは基本直巻き以外選択できませんが。
フロントのレートは線間密着防止で1kアップ。
密着するから余計乗り心地も悪くなる訳ですしね。
リアは元が直巻ではなく専用形状となるので諦めなのか?と思いきや…
「スプリングアダプター」なるものがあり、それを着けることにより直巻き化が可能とのこと。
ただでさえモノがないBKだからと諦めつつも…

odulaからリリースされていました☺️
BKMSも手がけているだけあって、AutoExe以上に手厚いですね。
現在ZZ-Rのリアバネは4kでフロントに比べ低いので、加速時は直線・カーブ問わずアンダーステアが顔を出します。
そのさいのトラクションを考慮して、2kアップさせた6k辺りで、アンダーを減らせるかやってみたいと思います。
それ以上はオーバーステアの誘発や跳ねまくる懸念があるのでこの程度にて。
フロント駆動+操舵輪なので特にヘルパー必須と思われます。
最高の妥協点を見つけるために、錆対策がてら挑戦したいと思います。
最初は仕上げに補強…と考えていましたが、今となってはバネ交換を決めた訳ですし、バネが決まってからの話ですね。
先ずはフロント用のスラストベアリングのみ手元に届いているので、近いうちに交換してハンドリングの滑らかさの変化をみてみたいと思います☺️
この結論を見いだせたのは、CTでも仲良くさせてもらってるあのお方のお陰です。ありがとうございます。