
皆さん、こんばんは!カブ主ライダーの[しん]です。
気温12℃、快晴。
ヘルメット越しに感じる風にはまだ冬の名残があるが、エンジンの心地よい熱を感じながら走るには、これ以上ないほど気持ちの良い日だ。
今日は、かつて大型フェリーが行き交った「歴史ある港町」を目指し、愛機ハンターカブを走らせた。
■木材の香りと、静かな潮風
目的地は、地場の木材を扱う会社が立ち並ぶ海岸沿い。
カブを停めると、どこからともなく木のいい香りが漂ってくる。
岸壁には、船に乗るのを待っている大きな丸太や木材が整然と積まれている。
その昔、ここは大型フェリーが発着し、多くの人で賑わった場所だ。
今は人通りも少なく静か、のんびりとした時間が流れている。
少し先を眺めれば、河口に新しい橋を建設中。
カブを停め、少しだけ時間を止めて海を眺める。
広い空と、穏やかな春の海。
この「余白」を味わう時間こそが、日々の喧騒をリセットしてくれる最高のサプリメントになる。
岸沿いの快走路を流していると、そこにいたのは、海岸工事に従事する巨大な重機だ。
潮風に晒され、砂に塗れながらも、その圧倒的な存在感は微塵も揺るがない。
無骨なキャタピラ、無数に走る油圧ホース、そして力強く何かを噛む巨大な爪。
その「イカつい」までの機能美に、男心がくすぐられる。
愛機ハンターカブも、バイクの中では「無骨」な部類に入る。
だが、この鋼鉄の獣の前では、まるで小さな玩具のようだ。
その圧倒的な体格差と、互いが持つ「道具」としての機能美を一枚のフレームに収めたくて、シャッターを切った(パシャリ)。
■「獲りに行くグルメ」:私的神7、至高のかつ丼(竹)
散策を楽しんだ後は、本日のメインイベントへ。
港町からトコトコとカブを走らせ、幹線道路沿いの一角にその店はある。
あえて店名は伏せるが、ここは私にとっての「神7」の一角。
中でも、**「1,000円未満で至福のランチが完結する」**という厳しい条件をクリアしたスペシャル店だ。
暖簾をくぐり、席に着く。品書きは見ない。
ここで注文するのは、後にも先にも**「かつ丼(竹)」のみ。
「梅」では少し物足りず、「松」ではボリュームが過ぎる。
この「竹」こそが、カツの厚みと白飯、そして卵の綴じ具合が最も美しく調和する黄金比(最強バランス)**なのだ。
「熱々を、最速で喰らう。」
運ばれてきた丼からは、出汁の香りが立ち上る。
頬張れば、熱々のカツにサクサクとした衣の食感が追いかけてくる。
このクオリティで1,000円を切るという事実に、改めて震える。
半分ほど食べ進めたところで、私の「儀式」が始まる。
備え付けのたくあんを添え、七味をパラリ。
甘辛い出汁にピリリとした刺激とポリポリの食感が加わり、満足度は頂点へ。
わざわざ街を抜けて、幹線道路をここまで走らせてきた甲斐があったと確信できる瞬間だ。
「美味いものを、己の哲学に従って喰らう。」
1,000円未満で味わえるこの勝利の味。これぞカブ主ならではの「最適解」だ。
■14時、穏やかな充足感と共に帰宅
腹を満たし、再び潮風の残る海岸線を流しながら帰路についた。
大型フェリーの面影を残す静かな港と、遠くに見える新しい橋。
そして、口の中に残るかつ丼の余韻。
特別な観光地じゃなくてもいい。
カブでトコトコと走り、お気に入りの店で最高の「一食」をハントする。
そんな週末の過ごし方が、私の人生を豊かにしてくれる。
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車では、静かな夜を。
バイクでは、小さな昼の旅を。
どちらも私の“ひとり時間”です。