オーディオの「なんちゃって3way」化にトライしました
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
12時間以内 |
1
少し前に、みん友の「zx11momo」さんがオーディオ出力をフロント側に全振りするネットワーク(2wayマルチ)接続を施工しているのを見て、自分もトライしてみようと思いました。
通常のオーディオでは4チャンネルの出力をフロントとリアのそれぞれ左右のスピーカーへ回しますが、2wayマルチでは4チャンネル分をすべてフロント側に回して、左右のミッドウーファー(MID)とツイーター(HIGH)をそれぞれ個別のチャンネル(計4チャンネル)を使って鳴らそうというものです。
これによって、得られるメリットは
・アンプの力に余裕をもって効率よく各スピーカーを鳴らせること(音質が向上にも役立つのかな?)
・クロスオーバー機能を使って、ユニット側で各スピーカーのカット周波数を設定できること
・そしてタイムアライメント機能を使って、各スピーカーの出力タイミングを調整して、各スピーカーからの音が耳に同時に届くようにすること
が挙げられるのでしょうか。
ただし2wayマルチだと、ミッドウーファーの担当する周波数帯域が広めになりがちになるため、更にチャンネルを増やせるユニットでは、間にミッドレンジスピーカー(スコーカー)を入れてある程度の中帯域を分担させ、計6chで音をよりキレイに鳴らそうというのが3wayマルチ接続の仕組みです。
しかし、僕のユニット(カロッツェリア・FH-8500DVS)は4chまでしか対応していないので、通常では3way化は無理なのですが...
そんな時に、ガンマチャンネルさんというカーオーディオ専門のYouTube番組で、2wayマルチのHIGH側にツイーターとミッドレンジスピーカー(スコーカー)を二つ接続して、疑似的な3way化をしているのを見つけました。
URLはこちら
https://youtu.be/O_m8OuAhEjA?si=0GKQdL-0m66wmRSy
そしてダメ押しで、ちょっと面白そうなツイーターを見つけてしまった事もあり、なんちゃって3way化にトライするに至りました。
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今回追加したのは、enoughというブランドのEN-T3というツイーター。
車音人さんという沖縄のショップのオリジナル製品とのことですが、1kHzから40kHzまでキレイに鳴らしてくれるとの触れ込みのツイーターです。今回は、これを(なんちゃって)ミッドレンジ(スコーカー)用に使います。
3wayマルチの定番では、下から
・ミッドウーファーは400Hz辺りまで
・スコーカーは400Hzから4kHz
・ツイーターは4kHz以降
という配分で周波数帯域を区切るようですが、
FH-8500DVSでは、HIGH側のハイパスフィルターの下限が1.25kHzまでしかないので、スコーカーの出番が通例よりは高めの帯域からになりますが、今回使うEN-T3の特性が1kHz以降ですからまぁちょうど良いのかと。
これに、ミッドウーファーとしてカロッツェリアのTS-C1730、ツイーターに同じくカロッツェリアのTS-T730を使います。
で、マルチ接続ではスピーカーの配線を全てフロント側に取り回す必要がありますが、ボディ側からドア方面に配線を通すのがどうにもハードルが高く...
加えて、今回はツイーター(TS-T730)とスコーカー(EN-T3)を同じチャンネルで接続するので、タイムアライメント機能を使う際に近い位置にあった方が適当と考え、この2つはボディ側・Aピラーに取り付けることにしました。
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これまで、ドアミラー裏の純正位置にあったツイーターを取り外して、Aピラーに引っ越しをさせました。
併せて、取り付け時にドアミラー裏用のツイーターパネルには穴が開いていたので、カーボンシートを貼って目隠しをしています。
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もともと、Aピラー裏には吸音用にエプトシーラーを貼っていたのですが、今回は鳴りモノを付けるので下半分は防振用シートに張り替えてみました。
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ドア内側パネルを空けての作業と、メインユニットを取り外しての配線作業は、炎天下の中でもうろうとして行ったので写真がありません...
ドア側は今までミッドウーファーとツイーターに分割するネットワークを介して配線されていましたが、今回は不要になるので取り外して、直接配線をミッドウーファーに接続しています。
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僕の場合、外部アンプ(カロッツェリアのGM-D1400II)を使っているので、念のため、HIGH側のチャンネルはHPF(ハイパスフィルター)にスイッチを切り替えます。
※調べてみると、カット周波数は80Hzとのことなので、既にユニット側で制御することを考えると必要ないかもしれませんが...
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配線は、これまでフロント(HIGH)側へ接続していたフロントスピーカー線はミッドウーファーのみになったので、従来のリア(MID)側につなぎ替えます。
そして、HIGH側の配線は新たに作って、ダッシュボード下を通してAピラー取付口に出てくるように取り回しました。
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で、取り付けてみるとこんな感じ。
下側のスコーカー役・EN-T3がちょっと下向きになっちゃったのはご愛敬です。
ニョキッっと二つの目がでているようで、まるでエヴァンゲリオンの弐号機みたいですが、Aピラー埋め込み型にする手間はかけられず、まぁそれでもそんなに見た目も悪くないので、これで良しといたします。
ドアミラー裏のパネルのカーボンシートも悪くはないですね♪
そしてこの後に行う、メインユニット側のフィルター設定・イコライザー設定については、また別の整備手帳にて...
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