リップスポイラー制作記(番外編)
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
![](/images/icon_difficult_on.svg) 初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
最近、YouTubeで素人のFRP整形ネタを見てて、アイデアや行動力には感心しますが、仕上げで残念な事になってるのをよく見かけます。
勿体ない・・・
アレ?もしかしてやり方を勘違いしてる人が多いのかも?
という事で、FRP整形に必要な物とパテ研ぎ塗装のコツなどをまとめてみます。
これを読めばあなたもプロ並み!
最後に究極の秘策付きです。
2
必ず必要な物
・FRP樹脂
・硬化剤
・ガラスマット等の芯材
・混ぜるための器(紙、プラスチックのコップでも🆗)
・ハケ
・使い捨てゴム手袋
・養生テープ
簡単に手に入るFRPですが、
まず、樹脂にはノンパラとインパラの二種類が有ります。
パラフィンワックスが含有してるか否かの違いで、ノンパラ(パラフィンワックス無し)の場合、硬化後、空気に触れている所がベタベタしたままになります。ガラスやカーボンのシートを押し付けて張り込む時とかその後の重ね塗りがそのまま出来ます。ただ、最終はインパラで終わらないといつまでもペタペタです。対してインパラ(パラフィンワックス入り)は硬化後表面はカリッとしますが、重ね塗りするには表面をサンディングして荒らすか、アセトンで拭いて溶かさないと密着してくれません。
まずはインパラを入手しましょう。
次、硬化剤。
入れ過ぎると化学反応で激しく発熱して煙を吐いて一瞬で固まります。
少なくてもしっかりと混ざっていればいつか固まります。
気温によって硬化時間が変化しますが、缶裏とか記載の分量(5%位)だと30分位でカチカチです。
感覚としては、硬化剤の配合率で反応が始まるまでの時間の調整をするスイッチみたいな感じで、時限爆弾的な固まり方です。
作業手順ですが、まず樹脂が付いて困る所や貼り付け面に養生。
FRP樹脂、接着力は強力では無く、養生テープやビニール、プラスチック、ツルツルの塗装面には基本的には接着しませんが保護の為。
で、貼りたい所にハケでお好み焼きのソースを塗るみたいに樹脂を塗ります。
その上にガラスマット。
で、その上に樹脂を含ませたハケでトントン空気を抜きながら張り付けます。
そこそこ粘り気があるのでバンパーの底面も重力に逆らって張り込む事が出来ましたが、こういう重力に逆らうような場合は一度に二重三重は
自重に耐えきれず剥がれ落ちる可能性が有ります。
感覚としては、濡れぶきんを放置したら、そのままの形で固まる感じ?
そんなような感じです。
3
この写真は本編で出してませんでしたが、一見良さげな雰囲気ですよね?でも、ぶっちゃけこの作戦は正直微妙でした。
ガラスクロスも普通の布みたいに湿気が入ると伸びて緩みました。何かテンションを掛け続ける手段が欲しかったのは反省点。
4
パテヘラ。これは必須でした。
パテは塗る感覚では駄目です。
力を入れて押し付ける感じです。
グッとしごいて押し込む事が出来れば正解です。
5
サンディングブロック(サンディングファイル)
これ、当て木は必須です。
長方形で大小数種類が理想的。
今回の面出しの工程の半分は60番のサンドペーパーで空研ぎです。
それもブロックから絶対外さないのがコツです。
力を一切入れずに滑らす感じ。
それでも充分削れるので、角度に注意しながら頻繁に削れ具合を見ながら狙ったところまで削ります。
そこまで削ってから足らないところや穴を埋める感じ。
その後、120番でほぼ仕上がりの形まで削ってから、
目消し目的のみで水研ぎでした。
ボディーやバンパーの補修も同じで、車の補修=カー用品売り場に並んでる物的な発想が失敗の元です。
実はこれがかなり大事です。
6
塗装についてですが、
それについてはYouTubeとかで勝手に勉強して下さい。
(面倒臭くなって来た〜😅)
ただ、缶スプレーで艶を出したい時のコツは対象物からの距離は大事だと思います。写真のこの時は10センチ位(メッチャ近い)に保って横移動です。
余談ですが、メタリックカラーはかなり遠くから完全ドライ吹きにするのがコツですかね。
7
整形、複製用に黒ゲルコート入手しました。
まだまだやってみたい事が有ります。
8
最後に一言。
成功への究極の秘策ですが、
それは、
✨みんカラ内で先に宣言しちゃう事です👍✨
次回に続く
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