愛用逸品工具⑦：STAHLWILLE(スタビレー)のレンチ

ドイツが誇る総合工具メーカー、スタビレーのレンチです。



まずはコンビネーションレンチ。
ロングタイプの8、10、12、14mmを使用しています。



スパナ部もリング部も、強度が保てるギリギリまで無駄を削ぎ落とした様な、非常にスリムな形状です。



手触りが滑らかなのが特徴で、複数回のバレル研磨で梨地加工を施しています。
メッキの剥がれにくさは折り紙つきで、本国ドイツでは主に、厳格な品質が求められる航空分野でトップのシェアを誇っています。



コンビネーションレンチでは他に類を見ない、メガネレンチと同じ様に45°のオフセットになっております。



KTCと比べると、そのスリムな形状が一目瞭然です。



8×10mmのスパナ、8×9mmの75°オフセットメガネ、17×19mmの45°オフセットメガネも所有しています。



スパナはコンビネーションのスパナ部と比べ、7割くらいの厚みになっており、ダブルナット作業に最適です。



75°オフセットメガネはゴリラくんのタペット調整用に購入しました。



こちらも無駄のない薄型形状で、鉄の強度が高いからこそできる造形です。
台湾や中国のレンチがぶ厚いのは、使用する鉄の強度を考慮して薄くできないからだと思います。



スタビレーを初めて手にしたのは、10年ほど前。
写真に写っているコンビネーションの10mmです。
当時も今も、1本買うのも躊躇するほどの高級工具。
ただアメリカのトップブランドには興味がなく、この梨地が欲しかったんです。

触り心地は何年経っても、品質が改良されても、スタビレーはスタビレー。
ドイツの良質な"ALLOY STEEL"を使用した工具は、今日も世界各国のメカニック達を工具沼に誘い込んでいます。



あなたのお気に入りの工具は何ですか？