2022年08月21日
台風の日にフロントフェンダーに何かがが当たって凹みが出来たので
凹みを裏側から押し戻すためにホイールハウスの内張りを一部脱着した
留め具(ファスナー)の扱いが厄介だと聞いて触りやすいところから触り始める
内張りを留めている樹脂のファスナーは同軸のリングとピンの2部品からなり
リング内側の差し込み突起をボディと内張りの穴に通して位置を固定し
鋲形のピンをリングに差すとピンの軸がリングの差し込み突起を押し広げてロック
外す時はピンを+ドライバーで回すとピンの傘裏の突起がリング内の凸部に乗り上げ
ネジより強引な抜け方でピンとリングが分離する仕組みになっているが
経年硬化と泥の詰まりのため外そうとしても共回りして分離しない
リングを押さえてピンだけ回そうとすると+溝が潰れてそれ以上回せない
破壊上等でリングとピンの間に小さいノミのようなものをごりごり刺すと隙間に入り
更にぐりぐりこじるとピンが抜けてくれた
そこで本作業に入ってからはドライバーで回し外す事に拘らず
共回りしたらすぐノミ的なのを刺してこじるようにした
これでピンの+溝の破壊は最初に触った一個だけにとどめる事が出来た
その一個も一番触りやすい位置に使って外す時はドライバーの代わりにノミで回し
全てのファスナーを再利用する事が出来た
ファスナーは部品としては安価なので再利用に拘る必要はないが
購入する必要がなければ作業着手前の心理的な煩わしさがぐんと減る
再作業や関連作業を構想する心理的障壁も下がるので再利用できるに越した事はない
Posted at 2022/08/21 08:54:07 | |
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2022年08月20日
エアコン低圧側配管を断熱してなぜ冷房能力が上がるのか
効果を実感しつつも不思議に思っていたが
考えるに未施工の状態ではエンジンルーム内の熱に加えて
エキマニからの輻射熱がエアコン低圧側配管を直撃し想定以上に高熱になる事で
戻り側の冷媒ガスが無用に熱せられて
コンプレッサーで圧縮されコンデンサーを通過しても十分に冷えきらず
エバポレーター内で霧状に噴出されると気化熱を奪うより自分の熱で気化してしまい
特に冷房最強状態での冷房能力が不足する事になっていたのではないか
エンジンルームやエキマニから冷媒が受けた熱はまずコンデンサーから放出されるが
コンデンサーから出た熱はラジエーターを熱しまたエンジンルームに吹き出される
全く無駄な熱のループ
これを断ち切ればコンプレッサーの稼働時間は短くなりラジエーターの熱負荷も減る
燃費向上とともにオーバーヒートのリスクも減らせていいことずくめ
冷却水のヒーターユニットバイパス経路増設より簡単で低リスクな加工なので
冷房能力強化の第一歩として大いに推奨したい
なお冷房力強化というより冷房効率アップのために他にも最近取り入れた対策がある
一つは後ろの窓から射した日光で内装が炙られるのを防ぐための反射シート設置
うちの車では黒いロールバーが特に熱せられていたが抑えられるようになった
また以前は身体に直に冷房の冷風を当てるのが体調に悪そうで控えていたが
今年初めて聞いた情報に基づき手のひらと頬には適切に冷風を当てるようにした
当該部位の血管の巡りの関係で他部位を冷やすより体温が下がりやすいとのこと
これにより内気温が下がり切っていなくても身体からの発汗が抑えられ
より効率的に快適を得られるようになった
素のロードスターを漫然と乗るには夏の暑さは年々厳しくなっているが
ユーザー側の工夫で快適のための知見を年々歳々積み重ねて
いつまでもロードスターと共に愉しい時を過ごしていきたい
Posted at 2022/08/20 21:38:18 | |
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