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W.Rokkor SI 28㎜ f2.5 の黄変してしまったレンズの対策は、結局ほとんど日光浴ではなく、UV LEDによる紫外線照射で行いました。

1ヶ月近くかかるような事がネット記事に書いてあったので、寿命が尽きた場合の交換用LED、増設LEDも用意していたのですが3時間ほどの照射から効果が現れて、約20時間くらいの照射で透明にもどりました。
びっくりです。


処理前後を見比べるまでもなく、この効果は一目瞭然ですね。
UV LED恐るべし。


後は油汚れや他のレンズの清掃など完了した本体に組み直して、整備完成です。


さっそくα7Sに取り付けて、試写してみました。


なかなかよさげなレンズであります。

趣味のカメラですが、最近何もかもが高くなっておりますので、もっぱら古いもので私は楽しんでいます。

数あるオールドレンズの中でごく一部の人に写りに定評のあるミノルタのMC W.Rokkor SI 28㎜/f2.5ですが、レンズに性能向上のため、放射性物質である酸化トリウムを含む硝材を用いられているため、経年で黄変（ブラウニング現象）する問題があります。

私が手に入れた個体もご多分にも漏れず黄変しております。
どのような理由によるモノかしらないのですが、紫外線を照射すると黄変が改善するという話がありましたので、紫外線の強い今の季節に対策とメンテナンスを行うことにしました。


分解すると油汚れと後方のレンズにはカビもあって意外と黄変だけの問題ではないようです。


こちらが取り出した黄変したレンズ。
琥珀のような色になっちゃっていますね。
枚数は幸い1枚だけですね。

レンズ以外のメンテナンスをしていると日が傾いてきました。
カビもきれいに取れました。
そこで、これまた中国で買ってきた紫外線を照射するLEDを組み込んだ即席日焼けサロンを制作しました。


まず、調度適当な箱がありましたのでケガいてサークルカッターで穴を開け、

LED本体を差し込むと完成です。
適当に切ったので、仕上がりが汚いです。
LEDはUSBに指すと発光するそのまま使える便利なモノです。
紫外線の周波数が何種類か選べるのですが、どれが効くのかよくわかりません。


さてどのくらいの時間で効果が現れるのでしょうか、楽しみです。