
リアウイングとシャフトの接続部の正しい長さのパーツがやっと届きました。日本時間で12月2日に「明日送ります!」って連絡をもらってから18日。GLOBAL POSTという国際運送会社(普通の航空郵便みたい)を使ったようで、送ってもらった伝票番号から自分の荷物がどこにあるか分かるのですが、ニュージャージー仕分け場で4日、ニューアーク空港で3日、と言った感じで中継地1ヶ所ごとに留まる時間がとにかく長い!全くの推測ですが荷物の優先度(上げれば運送料金も高くなる)が高くなかったので日本行きの荷物がそこそこまとまるまで放置プレイだったんでしょう。日本に着いたのが16日でそこからだけでも4日かかっています。今まではトラッキングしよう(今どこにあるんだろ)って思う前に届いてしまうので海外からのクルマのパーツについてはトラッキングなんてしたことなかったです。実際キット購入時は送料はこちら持ち、違う業者で1週間もかからずに届いてました。それなのに間違ったパーツをキットに入れて迷惑かけた挙句の代替パーツの輸送は時間がかかってもいいから少しでも安い料金でやるのか?というのが偽らざる感想です。まあ自分にはちょっと理解できない感覚ですね。
ともかくパーツが届いたので交換して、リアウイング電動化完了です。年越さなくてよかったです。
収納状態、純正と同じように少し隙間があります。むしろ純正よりも少し空いているくらいですが、これ以上短くするとシャフトとアダプター(今回問題となった部品)をネジ止めするところがボディに近づき過ぎてしっかり留められなくなってしまうので致し方なしです。
間違ってたパーツと正しいパーツ、とんでもない長さの違いです。どうしてこれで間違えるんだ?足回りやエンジンのパーツだったら「ぶっ壊し」や事故につながる可能性すらあります。
当初短いパーツで取り付けて動かしてしまっていたことによるダメージはなさそうでよかったです。
改めてアクチュエーター本体、モーター取り付け部分です。本体から出たシャフトが電動モーターによって上下するというシンプルな構造ですね。黒いカバーがかかっているのですが、これが防塵防水ブーツです。
電動化の際に同時に実施した作業について書きます。
1、異音対策
ダウンスプリング交換で車高下げてから、ハンドルを右に大きく切った時に左フロントから「キューッ」と何かが強く擦れるような音がするようになっていました。クレフでチェックしてもらったところ、
「HIDヘッドライト(社外品)のコントロールユニットがインナーフェンダー(パーツ名は「ホイールハウジングライナー」)をタイヤ側に向かって常に押している状態になっているため、インナーフェンダーが変形してタイヤとのクリアランスが小さくなっており、シャコタンにしたことでハンドルを大きく右に切った時だけ左フロントタイヤの右前部分が接触するようになっている」とのことでした。実際にはハンドルを右にいっぱいに切ることは少ないので発生頻度も低く、樹脂パーツのインナーフェンダーにタイヤがごく僅かに当たっているだけで特にタイヤが傷ついているわけではないので、このままでも安全上の問題はないとのことです。それでもあえて対策するならHIDコントロールユニットを移動した上で変形したインナーフェンダーを交換する必要があって、費用もそれなりに発生するだろうとクレフでアドバイスしてくれました。そこでHIDのコントロールユニットをインナーフェンダーに干渉しない位置に固定した上で、ヒートガンでインナーフェンダーの変形をできるだけ直してさらに今まで当たってたところをタイラップでボディ側に引き寄せて固定するという対策を取りました。異音は止まったみたいです。インナーフェンダーの交換なしで対策できたのはよかったです。
2、エンジンオイル及びフィルター交換
ロイヤルパープルXPRの10Wー40を使用。前回からロイヤルパープルですが、ロイヤルパープル使い始めて4000km走ったあたりから、回転が上がって行く時のエンジン音が金属的なシュワーンと言う音に変わって来たような気がします。以前はもう少しガサツな「ガバーッ」と言うような音だったと思います。エンジンの回転上昇も鋭くなったような気がします。「気がします」ばっかりですが、まあ「フィーリングが良くなった」ということでご理解お願いします。
3、スモールランプチラつき修理
右側のLEDスモールランプが点灯中チラつくようになっていました。デイライトユニットを分解してもらったところ、LED自体が単体でグラグラしていた(光るところとソケット部分の接続部がぐらついている状態)ので交換。
電圧など他の原因もありうるとのことでしたが、とりあえずそれでチラつきは無くなりました。
4、DIAGLINKによるオイルサービスのインターバルリセット
オイルは自分の好きなものを使って知人のところで交換するので、
その度にPCとかでリセットしてもらうのも手間がかかります。
今回その知人がGT4契約したので、お祝いを兼ねてDIAGLINKを
プレゼント、そしてちゃっかり私のクルマのオイルインターバルもリセットしてもらおうというわけです。知人はだいたいのことはDIYでやってしまうので、DIAGLINKは役立つはず。
ちなみにこのGT4、必要なものは自分で後付けするからと
オプション18万だそうで、これにはディーラーの担当もビックリ。
ポルシェのオプション沼どころかオプション砂漠。
あくまで個人のプライベートカーですがショップのデモカーみたいな買い方ですね。
昨今よく聞く話ですが、生産枠などデリバリーにつながる情報は全く来ないらしいです。

リアウイングのアクチュエーターから作動油が滲んでいるのでいずれ故障します。これは逃れられない運命です。そしてパーツ代だけで約40万、、、、。
それで先回りで交換しておこうとキットを買ったのに、キャリパー塗装やダウンスプリングを優先して放置していたリアウイングの電動化をやりました。と、威張っても実際には電装屋さんの知人にお願いしたのですが、、、。最初は自分でやるつもりでしたが、ポチった途端に製造元のRENNKITから取り付け説明や取り付け動画、困った時のQandA、など数多くのリンクが入ったメールが来てビビったのと、実際取説を見たら、「まず次の道具を用意せよ。知らない工具があったらググれ」ってさまざまな径のトルクスなど自分が持っていない工具が並んでいてアタマが痛くなったからです。英語の長いメールが来た時点で既に偏頭痛だったという話もありますが。ちなみに「google」が英語では動詞化して「ググる」を指すらしく、「If you don’t know what these are, google them.」とありました。
電装をやってる知人にお願いはしたものの、彼も取説で分かりにくいところがあって2人で相談したり、お願いした時に彼が仕事が詰まっていたこともあって、実際に作業をしてもらったのが約2週間後。その間に疑問点はだいたいクリアにできたのですが作業にかかってみると、「これで良いのか?」ってところがいろいろ出てきて、その都度連絡取り合って確認。実際の作業時間はそれほどでもなかったみたいですが、何度も付けたりはずしたりを繰り返して手間を取らせてしまいました。

理解できないのがウイングが下がった時に下の固定ウイングとの間に隙間が全く出来ないこと。これはちょっとおかしいのではないか(純正だと5mmくらいの隙間)、調整できる方法があるのではないか、と2人それぞれで取説を読んでこれについて書いてあるところはないか探したりして大変でした。
下がってる時の写真。下の電動化前の写真と比べるとピッタリくっついているのが分かると思います。
結局いい方法がなく、メーカーに問い合わせたところ、何とキットに入っていたウイングと支柱をつなぐパーツの長さが間違っていたことが分かりました。このパーツが正しいものよりも短かったためにウイングを下げた時に下がりすぎて隙間ができなかったのです。指定された部分を撮影したり計測して数字を送ったり、また時差もあるのでやり取りにほぼ3日かかりましたが、メーカー出荷時の単純なミスだったことが分かってホッとしました。
私がオーダーしたのはウイングを上げた時の高さが純正とほぼ変わらない2インチのものなので、当該パーツではこれよりも短いものはないと思っていた(なので最初は長さが間違っているとは思わなかった)のですが、長いもの(ウイングを高くする)をいろいろ作る時の組み合わせのために何種類かの長さのパーツが用意されている(例:2インチ+1.5インチ=3.5インチ)ようで、その中で最も短いものを私のキットに入れてしまったようです(2インチなのに1.5インチ)。
上げた時の写真です。支柱が細いことがリッドの支柱用の穴の大きさからも分かると思います。穴と支柱にこんなに隙間開いてて大丈夫でしょうか。(大丈夫みたいです)
取説では「純正リアウイングをはずすのに1時間以内(通常45分)電動ユニットをインストールするのに1〜1時間半で合計1時間45分〜2時間半」ということでしたが、オイル交換など他の作業もいろいろ並行してやってもらったので、昼ごろ開始した作業が全部終わったのは次の日の午後でした。電動化キットは送料など入れて20万弱。私はオプションではダストブーツだけを付けたのですが、その他に作動幅を大きくしたり(好みで高く設定でき最大4.75インチ)作動速度を上げたりするオプションもありました。あとはリアウイングの脱着専用レンチも私は購入しました。特記しておきたいこととして自分は純正のリアウイング作動システムは左右同じものが付いていると思っていたのですが、どうやら右にだけポジションセンサーがあって車載コンピューターに作動状況を送信していたようです。それで左右違う構造になっているのでパーツが左右2本で1つのユニットになっているようでした。だとしても左右別々のパーツとして販売してくれれば良いのですが。さらにアクチュエーター自体をバラして修理できればそれが一番。ポルシェに限らず、モデルチェンジの際に「部品点数を大幅に削減しました!」って言うけど、実際には今まで複数のパーツで構成されてたものを1つのパーツとして数えてるだけで本来の部品点数は変わってないものもあるというのはありますね。これで以前ならパーツ1個交換すればよかったところをそのパーツが含まれてできてるユニット全部を1個のパーツとして交換する場合が出てしまいます。例えば(もともとなのかもしれません)4WDのカルダンシャフトのブッシュがヘタってるだけなのにディーラーだとカルダンシャフトごとの交換になります。
高速道路で車速によるオートマティックオペレーションも正常に作動することを確認しました。(これはピッタリ収納の原因が間違ったパーツだと分かる前で、Rennkitに画像を送って、「それは正しい状況ではなく、何か間違っているようだ」と言われてからはウイングは上げっぱなしです。)
この電動化で今後は故障しないとすれば、「大」満足と言いたいところですが、まだ正しいパーツを待っているところなので、今のところは満足度も中ぐらいというか計測不能と言ったところです。
そもそもシャコタンとかキャリパー塗装と違って目に見えたり身体で感じる変化がないんですよね、、、。そういう意味ではブレーキフルードやクーラントの定期交換と同じような感じ?
なお、「作業時は安全のため、バッテリーを外したほうが良い(書き方としてはマストではなかった)。エラーが残ったらPIWISなどのあるところでエラーを消してもらいましょう」と取説にあったので、バッテリーをコードから外して作業してもらいました。作業終了後、バッテリーを接続して始動したところ、「PSMコショウ」、「PASMコショウ」の2つのメッセージが出てしまい、再始動などトライしてみましたが消えませんでした。どちらも今回全く触っていないのでリアル故障はまずあり得ません。どうしてもダメならコーディング屋さんかクレフさんとかでメッセージ消去をお願いしようと思って、とりあえず走行してみたところ、数百メートルでメッセージは消えてノーマルに戻りました。よかったです。
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二口林道 カテゴリ:その他(カテゴリ未設定) 2022/11/21 21:27:32 |
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