
日曜日に入庫して火曜日に2泊3日でブレーキ関連の改善から帰ってきた。
結果、ローターの研磨やキャリパーの再組み付けを行い綺麗な状態になった。踏み応えも以前とは雲泥の差である。そのまま出雲へツーリングに出かけたのでブレーキの感触など書いてみたい。
元々GOLF5GTIのブレーキは世間の評判がよろしくないが、今回ローターを研磨して本来のノーマル状態になったことで、ワタシ的には非常に良い感触のブレーキであることが分かった。
しかしこれには条件が付く。
パッドのせいだと思うのだが、冷えてるときの感触はイマイチ、これが熱が入って温まってくると本来の性能発揮という感じである。冷えているときはローターに食いつく感じがなく、ツーっと滑るような印象であまり効かないような印象。実際に効いてないのではなく、効いているのだが踏力とリニアではなく感触が悪い。温まると非常にリニアなブレーキで踏んだ分だけローターに食いつくような印象で、もちろん限界を超えるとABSも顔を出す。特に中高速域からのブレーキングは気持ちよいほどの減速感があり安心して踏める。前後の配分は最近の欧州車によくあるリアが結構効くタイプである。
ここで感じたことだが、このピレリのブレーキ、想定している使われ方ってどういうところなのか?街中では熱が入ることもなく、こういった感触には程遠い、やはりヨーロッパではよくある郊外のハイスピードワインディングの中速域(100キロくらい?)からのブレーキング、高速道路での高速域(200キロくらい?)からのブレーキングを主体にセッティングされたものではなかろうか?こういったブレーキならば日本での街中でのブレーキング時には本来の性能を発揮することができず宝の持ち腐れであると思う。
今回、ピレリが帰ってきてからすぐに出雲へツーリングに出かけ、往路下道にてワインディングを走りこんで、復路高速を主体に走ってみてやっと分かったことである。
なんの分野でもそうだが、使われ方として想定される領域がどこにあるのか?をしっかり知っていないと、ある局面だけを見て評価を下してしまいそうである。その車の作られた背景もしっかり踏まえた上で味わってみたいものである。今回は最初の印象とは異なり、意外とピレリのブレーキは良い感触という印象となった。
ではでは
Posted at 2009/08/16 17:02:42 | |
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GOLFⅤ Pirelli | 日記