
こんにちわ😃どぅりんりです!
今回は上級グレードなどに採用されているマニュアルモードは近年のオートマチック車に必要なのかというお話しをしていきます。
なぜこの話をしていくかといえば、マニュアルモードと聞くとスポーティなイメージが湧くと思います。しかし実際はオートマチック車の方が変速が早く、加速性能が良いこともしばしば出て来ています。
それでも敢えて操作できる要素を残している理由が存在している事をご存知でしょうか?
その理由は大きく分けて三つあります。
一つ目は下り坂や降雪時のエンジンブレーキとしての役割です。車はDレンジに入っているとエンジンから発生している進む力がトランスミッションや車体にかかっています、ディスクブレーキでは車体の速度エネルギーだけではなくエンジンが発生している進む力をも打ち消さなければならない為必要以上のブレーキエネルギーが必要になります。そこでギアの段数を低くすることでエンジンの加速エネルギーを減速エネルギーに変える事で通常よりも早く停止することができるようになるのです。
二つ目は加速の自由性の確保です。通常Dレンジではアクセルの踏み込み量をコンピュータが検知するとキックダウン(シフトダウン)して加速に応えるのですが、これにはタイムラグが生じてます。あらかじめ任意のギアに入れることで合流や追い越し、再加速の際の加速性が劇的に変わります。
そして三つ目はスペシャリティの確保です。
これは付加価値という意味合いが強いです。上級グレードにすることで操作機能が使えるという所有欲やニーズを捉えて採用している事があげられます。また、多段ATが全世界的に採用されている一方で日本車はCVTの採用が大多数を占めています、これは道路事情とユーザーの認識による部分が大きいのですが、一方で多段AT的要素をCVTに取り入れて擬似的に体験させることで後々の採用を検討しているという側面を持ち合わせています。ただ電気自動車などはミッションレスな特徴などもあるためせめぎ合いになっている部分はあります。
以上のことから採用されているマニュアルモードですが、使用環境によっては一層安全に運転していく上でのツールになり得ますので、ついている車にお乗りの方は取扱説明書を熟読の上で活用してみることをお勧めします。愛車の知らない性格を見ることができるかもしれません。
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車だいすき | 日記
Posted at
2020/12/23 12:39:28