
こんにちわ、どぅりんりです!(^^)!
今回は昨年から終息を見せないデンソー製燃料ポンプのリコール問題を取り上げます。
トヨタは昨年夏ごろより対応を開始している一方他社では対応の遅れが目立っています。ホンダは今月に入りリコールの届け出を国交省へ届け出ました。
問題の燃料ポンプで、ホンダは既に世界で137万台のリコールを届け出ていますが、今回はこれとは別の追加リコールです。これにより、ホンダ車のリコールは合計で約246万台となりました。これにマツダ車と、既に判明している他の自動車メーカーの分を合わせて、デンソー製燃料ポンプの不具合が原因のリコールは、世界で約879万台を超えるとみられます。

↑リコール対象車(一部)
しかも、リコール台数がこれで打ち止めとはならない可能性が高いのです。「中国市場以外については精査中」(ホンダ)とのこと。今後、同社が他の市場の分を追加したり、同社以外の自動車メーカーが市場や車種の対象を広げたりして、リコール台数がさらに増える可能性があるのです。
ホンダの追加リコールの内訳は、広汽ホンダが生産した「シティ」「オデッセイ」「クライダー」など53.6万台と、東風ホンダが造った「グレイズ」「ジーニア」「シビック」など55.2万台だ。一方、マツダのリコールは、東アジアや東南アジア、その他の地域(中近東、アフリカ、中米、カリブ海)の市場で販売した、「MAZDA2」「CX-5(旧型・現行)」「MX-5」などです。

これらのクルマが搭載した低圧燃料ポンプに品質不具合が発生。具体的には、樹脂製インペラ(羽根車)が変形し、ポンプケースと接触して作動不良を起こして、走行中にエンジンを停止させる恐れがあります。各種専門家への取材によれば、強化材を含有したポリフェニレンスルフィド(PPS)製インペラの結晶化度が低過ぎて密度が低下。その隙間に燃料(ガソリン)が浸入して膨潤したことが品質不具合を招いた原因とみられるとのことです。

なぜリコールは追加で増えるのか
同じ品質問題を抱えた燃料ポンプを原因とするリコールを追加で届け出たのは、トヨタ自動車とホンダの2社です。トヨタ自動車は2020年3月に322万台のリコールを届け出た後、同年10月に266万台のリコールを追加し、世界で合計588万台のリコールを計上しました。一方、ホンダは同年5月に137万台のリコールを届け出た後、今回の約109万台分は同年12月末に追加しています。
デンソー製燃料ポンプに不具合があることは明らかになっており、それを搭載した車種についても自動車メーカーは当然、識別できているはずだ。「現在はトレーサビリティーがしっかりしており、いつどこで造られた部品かを把握していない自動車メーカーはない」(開発設計の専門家)。にもかかわらず、なぜ自動車メーカーは不具合のある燃料ポンプを搭載したクルマの全てを一度にリコールとして届け出ず、追加していくのか。

↑ホンダが対象としている車種(一部)
この疑問にホンダは、「市場クレーム(市場からの品質に関するクレーム)や問い合わせを受けて予測の精度を高めた結果、リコール対象の範囲を追加することになった」と回答しています。これについて、品質保証の専門家は「同じ品番の部品(同じ部品)であっても、部品メーカーや生産地(生産国)によって製造プロセスや条件が微妙に異なっているケースはあるため、品質不具合の有無の判断に時間がかかり、追加リコールになることはあり得る」と言っています。
タカタ製エアバックや排気ガスプログラム不正以来のメガリコールとなります。また、各社これから対応が続々と出てくる模様です。燃料ポンプの為、不具合発生時は走行不能となります。念頭に入れていただき、ロードサービスを呼びましょう。
また、2013年~2020年生産者が対象となっているため、現在乗られている方が多い車種(人気車種が多く該当)なので今後の動向やメーカーからのDMには必ず目を通すことをおすすめします。
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車だいすき | 日記
Posted at
2021/02/07 12:24:33