
こんにちわ、どぅりんりです😊
今回は消耗品としては代表的なブレーキパッドについて解説していきます。
ブレーキパッドは約20種類の複合材です。
金属含有率が高くなれば制動力が高くなり、フェード性能も高くなる一方、ディスクローターへの攻撃性も高くなるため消耗します。また、アラミド繊維や炭素繊維含有量が多いものはあたりがマイルドになりコントロールしやすい特性を持ちますが、相対的に柔らかいため減りが早くなったりダストが出やすくなるという部分も持ち合わせています。
そういった材料を組み合わせてパッドの性格を決めているのです。

ブレーキパッドは消耗品でありながら保安基準部品に関連するパーツとして一定の品質規格を設けているため、社外品だからと言って制動距離が極端に純正を劣ることもなければ、純正以上のパフォーマンスを持つものも販売されており、選択の幅は価格の幅と言っても差し支えありません。
しかし、ここで注目したいのは以下の点です。
☆決定的に違うのはブレーキの踏み味、高性能なパッドでも自分の理想とする停止距離と乖離することがある。
ということです。これはどういうことか。
人がブレーキペダルを踏みこんだ際の初期応答性と発熱量とブレーキダストの発生量等はその車に組み付けて見ないと分からないため、想像以上の急停車なることもあれば、停止線を超えて止まってしまうことがあるのです。これはパッドの性能の優劣ではなく、ブレーキの感覚が変わるためにその性格に運転を合わせていかなければならないということです。
お使いの車は新車から購入していれば純正のブレーキパッドが装着されているはずですので、そこからの性格の変化を許容できるか、この1点のみが選択の基準になります。純正はブレーキダストを極力抑え、ブレーキ鳴きなどにも配慮した考えられた性能を有しています。また制動性に特化した社外のブレーキパッドは初期応答性が良い一方、ディスクローターへの攻撃性が少なからずあるために消耗します。冷気時にはブレーキ鳴きが発生するなど性能とトレードオフなところもあるのです。
選択の自由がある一方で気を付けていただきたいのは自動ブレーキ搭載車です。ご自身で交換したパッドの特性で意図しない挙動を見せることも十分に留意して頂いて、カスタムを楽しんでください。
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車だいすき | 日記
Posted at
2021/02/24 16:43:57