
こんにちわ、どぅりんりです(/・ω・)/
私も昔は日産の180SXやP10プリメーラなんて乗ってたものですが、安易に穴あけをして取り付けていたパーツがありました。それがGTウイングなんですけれども、当時は学生でバイト代で買える社外の安いパーツを買ってはつけていましたが、車両幅からはみ出さなければ大丈夫だろう程度にしか思っていませんでした。
しかし、ある程度知識が身についた今思うと、選び方や使い方をひとつ間違えると、性能アップどころか痛い目に遭っていたかもしれないんだなぁと青臭い自分を鼻で笑いたくなります。
そこで今回は使用する際に注意すべきポイントを失敗例とあわせて紹介します。

当初レーシングカーで採用されたGTウイングは、高い空力性能と見た目のインパクトにより、一躍ストリートでも人気のパーツとなりました。初期はアルミ製でストレート形状の1枚羽が大半でしたが、より優れた整流効果を求め2枚羽の製品が生まれ、現在はFRPやカーボンによる3次元形状が主流になっています。

ナンバー付きのチューニングカーで流行し始めたころは、今までにない形状のエアロだったせいで法律が追い付かず、取り締まりでの対応が一貫せず困惑するユーザーもいました。しかし取り付け位置によっては後方の視界が妨げられたり、翼端板が歩行者にダメージを与える可能性が指摘され、今は車検をクリアするための明確な基準が設けられています。
その流れを受けて誕生したのが「ローマウント」と呼ばれる、位置を低くしつつ幅やその他の形状も保安基準に合わせた製品です。ダウンフォースこそ本来のGTウイングには及ばなくとも、車検対応の安心感や街なかで目立ちすぎないシルエットが人気を呼び、ストリート仕様では完全にコチラが主流になりました。

ちなみに流通しているGTウイングのほとんどは羽の角度が調整式で、また装着する高さを変えることで空力のセッティングが可能です。また翼端板の形状やガーニーフラップでも味付けでき、パワーやタイヤのグリップに合わせてセットアップするのが正しい使い方です。
シンプルな見た目で強力なダウンフォースを得られる一方で、サーキットでは逆にタイムが落ちてしまうこともしばしばあります。そんなチューニングアレコレは別の機会にして法規的なお話をしていきましょう。
現在の法規では、GTウイングはリヤバンパーの後端から出ておらず、車体の左右端から各々がが165mm以上内側に入っていなければならないなど、一般公道で使うための規定が細かく決まっています。
また、ステーを固定する位置に関しての失敗。GTウイングが生み出すダウンフォースは想像しているより強く、何も考えずトランクにステーを装着すると、力を受け止め切れず凹んでしまう場合がよくあります。自分で補強のステーを作って裏側に装着することもできますが、本来は位置だけじゃなく加工や防水処理のノウハウも必要になります。昔よりも修理部品が高価な時代です、トランクのへこみでかっこ悪い見た目になるのが嫌な方は専門のショップさんに取り付けてもらいましょう。
また、スポイラーとウイングとは明確な差があり車検基準が違いますよ!
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車だいすき | 日記
Posted at
2021/03/09 14:04:01