
こんばんわ、どぅりんりです( *´艸`)
今回は国際ブランドステータスランキングと世界シェアランキングをお届けします。
そもそも国際ブランドとは、その会社が提供している決済ネットワークの総称です。自社発行している会社もありますが、ライセンス提供のみしかしていない会社も存在します。その会社のブランド方針も含めて解説します。
これを読めば世界のキャッシュレス事情がまる分かり!さていきましょう!
国際ブランドステータスランキングは以下の通りです。
・アメリカンエキスプレス ★★★★★
・ダイナースクラブ ★★★★★
・VISA ★★★★
・マスターカード ★★★★
・JCB ★★★
・ディスカバー ★★★
・銀嶺 ★★
となります。続いてシェアランキングです。上記を念頭に解説も含めてしていきます。

◆世界シェアNo1は誰もが知るVISA
世界7大国際ブランドの中で世界シェアNo1を誇るのは、誰もが知っている国際ブランドのVISAになります。そのシェア率は56%(2015年度時点)で、なんと世界中のクレジットカードの約半分がVISAブランドとなっているのです。
VISAは世界で最も利用されているクレジットカードです。
VISAブランドの最も大きな特徴は、VISA社自体ではクレジットカードを発行しておらず、決済機能のみを提供している点です。
VISA社のコンセプトは「サービスは固定されるべきでは無く自由にあるべき」とされています。
VISAブランドを利用する企業が自由にサービス提供が出来る!
VISA社でカードサービスを限定するべきで無い!
多くの企業がVISAブランドを利用出来る環境を整える!
このようにVISAブランドが世界中で人気のある原因は、ブランド提供を受けた企業が独自のサービスが付帯したクレジットカードを発行出来る点もあるのです。
VISAは7大国際ブランドの中で、最も安定したブランドであると言って良いでしょう!世界No1ブランドの力は絶大ですからね。

◆世界シェアNo2はMastercard
VISAの次にシェアの多いブランドはMasterCardです!VISA同様に世界中で幅広く利用することが出来る国際ブランドで、そのシェア率は26%(2015年時点)とVISAに迫っている状況です。
MasterCardもVISAと同様に自社でのクレジットカード発行は行っておらず、ライセンス発行のみに留まっています。
ですが、MasterCardでは日本国内での充実したサービスがあり、「PRICELESS JAPAN」と呼ばれています。
「お金で買えない価値がある-買えるものはMasterCardで」このキャッチコピーは有名ですから、ご存じの方も多いかもしれませんね。

◆世界シェアNo3は銀嶺
世界シェア率は13%(2015年時点)とNo2のMasterCardと比較しても大きな差がありますが、実は現在世界中のクレジットカード市場を席巻しているブランドです。
銀聯ブランドの世界シェア率は13%となっていますが、中国銀聯が発表した2015年第1四半期のプレスニュースによれば次のような状況になっています。
・VISAの取扱高は1兆7,500億ドル
・銀聯の取扱高は1兆9,000億ドル
・銀聯カードの累計発行枚数は50億枚を超えた!
あくまで中国銀聯からの公表値なので詳細まで合っているかは別になりますが、どうやらVISAの取扱高を一時的とはいえ抜いてしまったのは事実のようです。
ただ、触れましたが銀聯ブランドが搭載されているカードのほとんどがデビットカードなので、クレジットカードブランドとしてはどうなのかと言ったところでしょうね。
中国に中長期の出張や留学をするなら銀聯カードは必須アイテムとなるでしょう。
日本国内のショップでもレジ横のクレジットカードマークには、UnionPayのマークが続々追加されていますから近くのショップで確認してみてください。

◆世界シェアNo4はアメリカンエキスプレス
アメックスブランドの特徴はステイタスの高さにあります!
海外ではクレジットカードは身分証の変わりになっていて、特にアメリカではホテルに宿泊の際には必ずクレジットカードの提示を求められます。
理由はカード会社が審査を行っていて身元がはっきりしているからと、宿泊費用をカード支払いで保障されるのでホテル側としては安心出来る点にあります。
その際にクレジットカードの中でも審査にとおりやすい楽天カードやイオンカードよりも「アメックスグリーンカード」の方が信用度は高いと言えるのです。
あくまでもアメリカでの対応を基準にまとめていますので参考程度になりますが、スタンダードクラスではアメックスとダイナースが最もステイタスが高くなっています。
アメリカ国内でのアメックスの持つステイタスの認知度は高く、高級ホテルに泊まる際にアメックスを利用すると快適に過ごすことが出来ますよ!

◆世界シェアNo5は日本が誇るJCB
世界7大国際ブランドの企業はほとんどがアメリカ企業です。
元々クレジットカードはアメリカが発祥の地ですから当然と言えば当然なのですが、その中で日本企業であるJCBが仲間入りをしているのは誇らしいことですね!
日本国内の使いやすさはNo1!カード初心者でも安心出来る信頼度!
海外でのJCBとVISA、MasterCardとの使いやすさを比較すれば間違いなくVISAとMasterCardに軍配が上がります。
これは世界シェア率が物語っていますので仕方の無いことですが、国内での使いやすさは一転してJCBに軍配が上がります。
1961年創業の日本の老舗企業!
国内加盟店は約900万件!
VISA及びMasterCardの国内加盟店は各約300万件!
VISAとMasterCardの加盟店を併せても約600万件!
使いやすさの理由は上記のとおり、国内の加盟店数がとても多いことにあります。
JCBは、海外でも「サムライカード」と呼ばれて人気は高いのです。
世界で考えると、JCBがVISAよりも弱いブランドであることは否めません。それはシェア率が証明しています。
ですが、国内では加盟店数はトップですし海外20カ国で特別な加盟店契約をしているので、VISAよりも良いサービスを受けることが出来ます。

◆世界シェアNo6ステイタスはトップクラスのダイナースクラブ
世界で最初にクレジットカードを発行した企業がダイナースになります。
1950年にダイナースクラブを創設しチャージプレートの貸し出しを行うのですが、このチャージプレートこそが現代のクレジットカードの原型なのです。
ダイナースの顧客の大半は富裕層!誰もが持てないブランドです。
ダイナースは世界シェアこそNo6と低い位置にありますが、ブランドの持つステイタスは世界トップクラスです。
世界シェアNo4のアメックスと同じか、もしかするとそれ以上のステイタスを持つブランドといってもいいでしょう。
提携カードがどれも一流企業となっていること、カード年会費は提携カードを含め最低22,000円と高額な設定、極めつけはダイナースの公式サイトでも「社会的信用の高い方をお迎えする・・」との説明がされていることです。
ダイナースのサービスはもちろん食のほか、空港ラウンジ無料利用・空港までのタクシー代が片道無料・世界一周旅行など特別な航空券の手配など、数えきれないほどの他では見ることの出来ないサービスが満載なのです。
ダイナースは一度は使ってみたい国際ブランドで、ゴールドカードなどカードランクが存在しないので、カード券面が統一されているのも魅力の一つですね。
利用限度額も各ホルダーで設定額が変わるので、一様に限度金額を把握出来ない状況もホルダーにとっては魅力の一つになっているようです。
◆世界シェアNo7は日本国内では発行されていないディスカバー

ディスカバーと呼ばれる国際ブランドを知っている方は少ないはずです。
その理由は日本国内では今のところディスカバーブランドのクレジットカードは発行されないからです。
しかもディスカバーは2005年に国際ブランドの仲間入りを果たしたニューフェイスで、会員数5千万人以上、加盟店数400万件以上となり世界中で利用することが出来る状況になり国際ブランドとして認められるようになりました。
しかし日本国内ではJCBと提携しており、問題なく決済することができます。
いかがでしたか?比較的決済ネットワークが整っている日本において国際ブレンドを意識されていない方が多いと思います。使いたいカードと国際ブランドをうまく組み合わせて自分の生活スタイルにあった、使いやすいカードを見つけてください!