
どぅりんりです(^^)/
燃費がいい燃費がいいと言われるハイブリッド車も新たなフェーズに入ったと言われています。
各社熟成が進み、燃費がいい反面走行性能はいまいちと言われていたものが一変して搭載された原動機からは想像できない出力を発揮するものも多数販売されるようになってきています。
ハイブリッドなのだから燃費がいいのは当たり前、エンジンで発電しているから燃費がいいとイメージで話されている方は多いようです。
燃費と走りはトレードオフは確かに一因(燃料を燃やしているという意味では)はありますが、実はそうでもないのです。
そもそも発電に要している燃料とモーターの走行に必要な効率の差は1割程度あるかないかなので、結局のところ電気を作るためにエンジンを動かしている以上ピュアエンジン車よりも重量が増えている分の損失を加味するとアドバンテージは少ないのです。
ではなぜハイブリッドはガソリン車より燃費が150%から200%も良くなるのでしょうか?
その答えは、「回生ブレーキを使って、そのエネルギーを利用してモーターを動かすから」です。回生ブレーキによって、駆動バッテリーの電力容量を常時規定量以上確保しながら、モーターとエンジンを協調して働かせています。

HVで採用している回生ブレーキは、通常の油圧式ブレーキでブレーキパッドの熱として捨てている回転エネルギーを発電機で電気エネルギーに変換して、回収(バッテリーを充電)する手法です。モーターを発電機として作動させながら、一方で発電するときに発生する回転抵抗をブレーキ力として利用する、まさに「一石二鳥」というわけです。
したがって、HVの燃費をさらに良くするためには、できるだけ回生ブレーキを利用する、早めのブレーキをかけ、緩やかに停車することがポイントになるわけです。
ココポイント‼
◆下り坂のBレンジは、エンジンブレーキは効くが、燃費に効くかは制御次第
ガソリン車の場合、下り坂ではDレンジからセカンドレンジなどに入れ、エンジンブレーキを効かせて走った方が燃費は伸びます。しかし、HVの場合は、そうとも言えない場合があります。DレンジからBレンジに切り替えて強いエンジンブレーキを効かすことはできても、燃費改善に直結するかは、HV制御によります。
回生ブレーキのし過ぎによるバッテリーの過充電を防ぐため、ガソリンを使ってエンジンを回すシステムもあるからです。Bレンジでの下り坂走行が、燃費に効果的かどうかは、メーカーの取説等で確認することができます。
また、ハイブリッド車の多くは発電、充電、駆動、アシスト、回生などのエネルギーフローを確認できるディスプレイを搭載しています、運転にストレスは感じたくないものです。早めのブレーキで回生時間を増やすことで燃費を大きく伸ばすことができるのでそれだけを意識するだけで効果が見込めます。
ブログ一覧 |
車だいすき | 日記
Posted at
2021/09/08 13:09:51