
どぅりんりです( *´艸`)
エンジンの中を洗うという発想は、自動車ユーザーの数%しか行われていない実情から、その必要性すら考えてしまいます。
今回はそんなエンジン洗浄を話題に、近年のエンジン事情をお話しします。
Q:エンジンオイルを3000km毎に交換しています。エンジンヘッドを開けて確認も行ったことあり、綺麗を維持している自負があります。フラッシングはしなくても大丈夫ですか?
A:汚れの蓄積は存在します。理想的なエンジンパフォーマンスを維持するためには定期的な施工が必要です。しかし、求める綺麗には個人差があります。必要と感じなければ行う必要はないでしょう。

ここからは技術的知見からのお話しです。エンジンは内燃機関です。燃焼室を中心に熱を発生し、オイルパンに至るまで高温になります。わずかな不純物であっても高温の金属部に接触した物質の付着は避けられません。エンジン停止後にオイルパンに溜まったエンジンオイルは冷えるに従って粘度が変化し、不純物は沈殿します。
また、オイル流路もエンジンを停止することで循環が止まるため、流体力学的に停滞が起きやすいR部分には熱による焼き付きは少なからず発生しています。その流路は近年の高性能エンジンは複雑化しています。
断言しておきますが、それがエンジンの性能上重大な欠陥に繋がるかといえばなりません。

↑新車から3000km毎にオイル交換していたエンジン。11万キロ経過
しかし、車が一生を過ごす過程においてはそれもまた、経年の燃費ダウン、パワーダウン、エンジン振動の増加などには確実に繋がっていきます。
分かりやすく言うなれば、排水溝のフィルターを掃除してフィルターが装着されているケースは黒ずみだらけという状態です。フィルターを小まめに掃除していてもケースが汚れていればいずれ剥離した汚れが排水性を悪くします。流れていないわけではないのが注意です。
好きで乗られている愛車には手をたくさんかけてあげたいものです。どんなに水を変えても水槽が汚れてしまうような感覚と言えばいいでしょうか?
それでも求められるのは感性です。あなたの愛車には必要ですか?
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車だいすき | 日記
Posted at
2021/09/14 20:50:33