
どぅりんりです(^^)/
正式に発表されたトヨタの主力ミニバンであるノア/ヴォクシー。ホンダが先行でステップワゴンの情報公開をしたことによってどちらを買おうか比較している方もいるかと思います。
ホンダ好きはステップワゴン、トヨタ好きはノア/ヴォクシーと思いますが、良い商品を買いたいというユーザーもかなりの方がいらっしゃるでしょう。
そこで前回ステップワゴンについては触れましたので、新型ノア/ヴォクシーの技術的側面に触れたいと思います。
インテリアやエクステリアは見て確認できる部分ですからね。

トピックは以下です。
・エンジン車はダイナミックフォースエンジンに刷新
・ハイブリッド車に「E-Four」を設定
・トヨタ初搭載の「プロアクティブドライビングアシスト」
・トヨタ初搭載の「アドバンストドライブ(渋滞時支援)」
・2列目キャプテンシートにオットマンとシートヒーターを搭載
ガソリンエンジンは、従来の3ZR-FAEに換えて、「ダイナミックフォースエンジン」とトヨタが呼んでいる新世代のひとつ、M20-FKS型の2.0リッター直列4気筒を搭載する。最高出力と最大トルクは、3ZR-FAEの152ps/6100rpm、193Nm/3800rpmから170ps/6600rpm、202Nm/4900rpmに。それでいて、WLTCモード燃費は最良で13.6km/Lから15.1km/Lに向上しています。
なお、ガソリンの4WDは、発進時やタイヤスリップしやすい路面の走行時、車両の状態にあわせてトルクを後輪に配分する「ダイナミックトルクコントロール4WD」を採用。

ハイブリッド車は、1.8リッター直列4気筒ガソリン・エンジン(98ps/5200rpm、142Nm/3600rpm)にモーター(70kW/185Nm)を組み合わせる。従来型の改良版で、WLTCモード燃費は19.8km/Lから23.4km/Lに向上しています。
「E-Four」も新たに用意。リアのモーターは30kW(41ps)/84Nmを発揮。たとえば「カローラ・クロス」のE-Fourのそれは、5.3kW(7.2ps)/55Nmと較べると大幅なアップをしています。強力なこのリアモーターの採用で、4WDの作動領域を拡大、コーナリング中の前後輪へのトルク配分も最適制御できるようになり、操縦安定性が高まりました。
しかし、明言をしていないためバイポーラ型ニッケル水素バッテリーは非採用です。

トヨタ初搭載の「プロアクティブドライビングアシスト」は、運転の状況に応じたリスクを先読みする機能で、歩行者や自転車、駐車車両に近づきすぎないように、ステアリング、ブレーキ操作をサポートします。さらに、先行車や前方のカーブに対し減速操作をサポートすることで、頻繁なペダルの踏み替え操作を軽減してくれます。
もうひとつの初搭載である「アドバンストドライブ(渋滞時支援)」は、自動車専用道路での運転において、渋滞時(0km/h~約40km/h)のレーダークルーズコントロールおよびレーントレーシングアシストの作動中に、ドライバーが前方を向いているなど一定の条件を満たすとシステムが作動。ハンズ・オフ運転を可能にしているそうです。
ソフトウェアのアップデート機能も搭載。無線通信または販売店での有線接続により、常に最新のソフトウェアに更新出来ます。運転支援機能もこの対象に含まれます。
これらがフルで搭載されるトップグレードは396万円に上ります。メーカーオプションを含めると450万円に達するでしょう。
装備内容を考えればダウンサイザーも納得できる内容です。この価格はハイブリッドの「E-Four」であるため、FFで満足という方もいらっしゃるかと思いますが、「高出力E-Four」に分類してもよいリアモーターはミニバン特有のドライバビリティ不足や大排気量ユーザーに刺さるパワーを持ち合わせているのでボディは取り回しの良いこのクラスがいいという人には「E-Four」がおすすめです。FFと「E-Four」ではエンジンサイズの違いすら感じるので要試乗確認をおすすめします。
この仕様の違いは他社製ハイブリッドの高い動力性能に現状のTHS2で対応するために行われた改良です。とはいえFFは従来型なので「価格・燃費=FF」は変わらずのイメージですが・・・。それほどリアモーターが高出力なものが採用されたということです。
乗り換えユーザー向けとダウンサイザー向けというのが正しいでしょう。
3列目は従来の跳ね上げ式を採用。トランスポーターとしてはステップワゴンの方が優勢です。
ステップワゴンはパワートレンや駆動方式、グレード別価格構成が未公表なので未知数な部分はありますが、安いに越したことがないにせよ高かった場合は後出しの優位点を生かして合わせてくる可能性はあります。
2列目キャプテンシートのオットマン採用は同じですがリムジン仕様にできるのはステップワゴンでしたね。ノア/ヴォクシーもロングスライドさせることは可能ですが、跳ね上げたシートの圧迫感がマイナス。またシート形状はステップワゴンがワンクラス上です。しかしシートヒーター非採用なので求めるところに応じてとなるでしょう。
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車だいすき | 日記
Posted at
2022/01/13 20:20:31