
どぅりんりです(^^)/
今回はサブコンの一種で、最も簡易的な入門機であるミニコンの疑問についていくつか取り上げたいと思います。
手を出しやすい一方で、注意点がいくつかあることに注目していきます。
Q:O2センサーのフィードバック制御があるのでミニコンを付けても補正が入り意味がないと思います。
A:ミニコンはフィードバック制御に関係なく、ミニコン内の燃調マップをECUに反映させています。
ミニコンはフィードバック制御を良くも悪くも無視して燃調に作用します。ミニコンはエンジンの状態が最良の状態で作成されたものなので、オイル管理が悪かったりエアフィルターが汚れている、燃焼室にスラッジが焼き付いていて圧縮比が出ていないなどの環境で使用すると効果は出ません。
Q:スロットルスペーサー(レスポンスリング)はインテークの径を絞る意味が分かりません。
A:インテークパイプの径を絞ることで、吸気ポンピングの弱い低回転域で燃焼室内の空気充填効率を高めることができます。低回転域の充填効率が上がるため、トルクは上がり走りやすくなるのは事実です。しかし、高回転域では径を絞った分だけ充填効率は同時に落ちます。高速道路を頻繁に使用される方は追い抜き等でストレスが出る場合があります。
ミニコンは効果はあります。ですが、スパークプラグや、エアフィルターの汚れなどによる燃焼の劣化などによるフィードバック制御を無視するため、いかにエンジンの状態をフレッシュに保つかということが大事になります。
日頃からメンテナンスに気を遣われている方は定期交換されているのでデメリットにはなりませんが、ミニコンだけ取り付けたいと思っているユーザーは始めからデメリットになります。
しかし、ミニコンの制御変更範囲は純正比5%の範囲内と聞いています。フェールセーフがかかったりノックリタードされるのは25%から30%を超えた場合なので、無理に取り付けたからといってエンジンが破損することはまずありません。
最後に、ミニコンとスロットルスペーサーが同じ会社で出されている場合、製品に明記されていれば、高速域のデメリットも専用の補正でかなり緩和している場合もあります。
つまり、車両のコンディションが良好か否か、メンテナンスが行き届いているか否かが体感の可否関わってくるのです。
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車だいすき | 日記
Posted at
2022/08/05 07:09:06