
どぅりんりです(^^)/
久しぶりの「車のいろは」を投稿させていただきます。今回のテーマは「エアコンプレッサーの動作が与える車への影響」です。
近年の車は快適性が一層高まりましたよね。燃費・静粛性・乗り心地・質感と多岐に渡るわけですが、快適性とりわけエアコンの性能もかなり向上し、断熱性や遮音性も相まって、外気温の変化でウインドウを開ける機会が一昔に比べかなり減りました。外気をろ過するフィルターが高性能化し、花粉やウイルス、消臭効果が高まったことも理由の一つかもしれません。
自動車の基本的な知識の一つにエアコンを多用すると燃費が10%程度悪化するというものがあります。正確には除湿機能、つまりエアコンプレッサーが作動すると動力を必要とするためエンジンパワーが一層必要となり、エンジン回転数が上昇するために燃費が悪化するという仕組みが存在するからです。
近年はプーリーから動力を得るもの以外にも電気式コンプレッサーや併用切り替え式のものもある為、すべての車に当てはまるものではありませんが、いまだ大多数の自動車が採用しているのは補機ベルトとプーリーを介したエアコンプレッサーです。
そこでパフォーマンスへの影響についてもここでは触れておきましょう。
エアコンが作動するとパワーダウンするという話もよく話題になりますが具体的なパフォーマンスの言及はあまりされません。

実のところ、
エンジン出力を使ってコンプレッサーを稼働させる場合は、エンジン出力の5~10馬力程度をロスするといわれています。
また、エアコンがフルオートで制御されている場合、風量が最大になることはほぼありません。
その理由として挙げられるのはオルタネーターの発電量と消費電力が拮抗してしまうからです。灯火の使用などの一定の条件が重なると渋滞などの発電効率がひっ迫した際にエンジンストールを起こしてしまいます。
自動車の性能の要件上構造的に改善の難しいものです。また、基本的なメンテナンスを怠り、エンジン性能が正常に発揮されなければ最新の自動車でも起こり得る事象になります。
◆燃費悪化やバッテリー上がりにならないための工夫とは?
カーエアコンの使用による燃費悪化やバッテリー上がりをなるべく防ぐ方法をご紹介します。
◆燃費悪化を防ぐポイント
・カーエアコンを常時使用しないで、時折オフにする
・内気循環を使用してエアコンの稼働率を下げる
・窓を開けて自然の風で涼をとるように心がける
◆バッテリー上がりを防ぐポイント
・上記の燃費悪化を防ぐポイントを実践する
・電装品の過度な使用を控える
◆燃費悪化とバッテリー上がりを防ぐポイントは似ている
燃費悪化を防ぐポイントとバッテリーへの負担を軽減するポイントは、ほとんど同じです。ここでご紹介した方法は、燃費悪化とバッテリー上がりの両方に役立つので、ぜひ実践してください。
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車だいすき | 日記
Posted at
2023/09/05 17:25:35