
こんばんわ、どぅりんりです😮
今回は予告通り、我が家のクロスロードも陥っていた暗電流とバッテリー上がりについてお話ししていきます。
そもそも自動車でいう暗電流(dark circuit)とは、イグニッションオフで30分以上経過後に測定する待機電力を言います。30分以上経過していなければならない理由として、各種コンピュータがスリープ状態となり、電流値が安定する一つの目安で放置する時間です。
この暗電流値が大きいと、バッテリーの電力が消耗してバッテリー上がりになるわけですが、主な要因は電気回路のパイパスです。
アクセサリーなどの用品を取り付ける時に電源を分岐する際などに起こることが多く、またOBD2などの診断用コネクターを使用することでコンピュータがスリープ状態にならず電力を消費するなどがあります。
過去の記事で記載したことがありますが、車は沢山のコンピュータとそれを制御するプログラムから構成されます。その電気回路は複雑で、故障検知回路も存在しその理解と解読は至難の技と言えます。
DIYなどでウーファーやアンプ、アクセサリーライトやシートヒーター、ドライブレコーダーやレーダー探知機を取り付ける際などは、どこからか電力を分岐して取り出すこともあると思いますが、下調べをしても一回路を解読してるに過ぎず、全体像の把握からは程遠いのです。
不用意に結線してしまうとそこから電流が漏れ出し(パイパスされ)エンジンが停止しているのにも関わらず、常用電源として機器が作動し続けてしまいバッテリーを消耗してしまう事になるのです。
単純なのは独立した回路で取り付ける事と、可能な限り専用品を取り付けること、汎用品はシガー電源等の規格物で取る事で防げるのではと思います。
最近では自粛の影響で車を動かす機会が減り、ドライスタートや移動距離が短くなり、バッテリーの充電不足が原因と思われる不具合や故障車がディーラーに入ってくるケースが出ているそうです。また、あんまり乗らなくなったからとディーラーの点検や車検を断り、ユーザー車検や安価な整備場を選択するケースも多くなっている傾向が出ています。利用機会がたとえ減っても、工業製品であり資産ですので、いま一度管理の在り方を考えましょう。出先で故障してはお金以外の苦痛やストレスも伴ってしまうこともあり得ますので片隅に留めていただきたいです。
Posted at 2021/01/09 23:01:29 | |
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車だいすき