
どぅりんりです(^^)/
純正装着タイヤの摩耗が進み、交換するタイミングになった際、また同じものを履こうと思う人は全体の何%でしょうか?
今回はそんな純正装着タイヤ、とりわブリヂストンのECOPIA EP150、EP25について触れたいと思います。
2022年4月現在で採用車種は国産車で64車種(年次改良前後含む)となっています。
これは軽自動車からコンパクトクラス、ミドルクラスに多く採用されていることを示しています。
実はこのタイヤではなければならない車種が存在するのはご存じでしょうか?
なぜこのタイヤでなければならないのかというと、ブリジストンの特許が絡んできます。
その特許とは、「導電スリット」というもの。
1 シリカ配合(低燃費タイヤ)のタイヤは、導電性が低い
2 車両で発生した静電気は、路面に放電されにくい
3 ラジオ、テレビのノイズ混入がおこる
こういったトラブルを解消するために、約1ミリ巾の導電性の高いゴム(伝導スリット)を電車のレールのように
トレッド上に露出させて、放電性をよくしているとのことです。
たしかに該当するタイヤのトレッドをよく見ると、色調の違いが見て取れます、ブリヂストンいわくタイヤの安全性能や磨耗性には全く問題がないとのことです。
ブリジストンの多くの市販ブレンドにも採用されています。
比較的コストに厳しいミドル以下の車種では、こういうタイヤを採用することで、走行しながら路面にアース放電を行っています。

そのため、導電スリットが採用されていないタイヤに変えてしまうと、乾燥した時期にやたらと静電気がバチバチ来るようになったり、ラジオ感度が落ちてしまったり、パフォーマンスが落ちたりする場合があります。
このタイヤを装着している場合、既に路面にアース放電が起きているので、アーシングやアルミテープチューンは効果が弱くなると思われます。
逆にこのタイヤの除電効果を車の性能の一部として設計されている場合もあります。(マフラーアースが純正で装着していないなど)
除電性能やアースは、パフォーマンスに影響することも少なくないので、そういうタイヤが装着されている場合は意識した方が良いかもしれません。
特許そのものは2003年出願、2010年登録となったものです。
Posted at 2022/08/28 18:59:05 | |
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