
どぅりんりです( ・᷄д・᷅ )
タイヤの高騰とバランスを取るように格安ホイールが大量に流通している近年、およそ1500種類のホイールが日本には存在すると言われています。
そのうち9割が海外製で1割が日本製とその大半が輸入です。
日本には国土交通省が定める基準「JWL」、日本車両検査協会の強度試験「VIA」というものが存在し、品質と強度の安全性の担保を行っていることはご存知のことかと思います。
しかし、「JWL」は7割が書類審査という実情はご存知でしょうか?
さらに年間300種類程度が抜き打ち検査を受け、3割は除名処分を受けています。
数年前には大手タイヤ輸入会社が「JWL」刻印を偽造し、販売していた事件もありました。
また、第三者機関として日本車両検査協会の強度試験「VIA」をもうけるも、こちらも機能しているとは思えない実情があります。
それは、申請の際に強度試験を受けるため、製品を提出するわけですが、強度試験対策品を提出して合格をもらい、販売する製品には不純物や低純度アルミを用いた流通品を別に製造しているというのです。
この事実は国交相も認めている事実であり、憶測ではありません。
日本には生産国の表示義務というものも存在します。
しかし、これにも刻印義務はなく、シール等で表示し、税関通過後シールを剥がして販売するということが往々にして行われています。
日本の末端販売店は「JWL」「VIA」の刻印がされているものしか販売してはいけない規定があるものの、その根幹が機能していないと言えます。
ですが、販売店はそれを信用して販売するほかなく、知らずに大手販売店に並んでいるケースも存在します。
粗悪ホイールの100%は中国製です。少なくとも現在まで国産ホイールや中国以外の海外製ホイールで除名処分を受けた事実は一つとしてありません。
その粗悪ホイールの流通率は12.3%。中には模倣品もあり、見分けることは極めて難しい場合もあります。
事故や縁石でホイールに衝撃が加わることでホイールが破損しているものを見かけることがありますが、強度試験合格品や、純正ホイールで破損することはまずあり得ないということを覚えて置きましょう。この破損とは、走行、又は安全に停止する事を損なうレベルの破損というこです。
ホイールは重要指定保安部品です。ホイールが1輪破損することで制動、挙動、操安性に関わるため、側面からの強い衝撃にも耐えうる規格に設定されています。
また、ご紹介している「JWL」「VIA」はアフターパーツ(社外品)に向けた規格であり、純正品には刻印はありません。
車の型式指定に含まれているからです。
そういう製品に遭遇してしまった場合でも、大手販売店であれば補償してくれることでしょう。
そういった目利きができるか出来ないかで、購入ルートを検討する必要があるのです。
Posted at 2022/03/23 09:10:15 | |
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車だいすき