
カルマン君のオルタネータープーリー交換続編です。未使用のメッキプーリーがオルタのシャフトに入らないため、ダイソーの小さいダイヤモンドやすりで削って現物合わせしました。半月キーの溝も削らないとキーが入らないという代物でした。左写真はやっとシャフトに入るようになったものです。車屋さんに聞いたらメッキプーリーは質が悪く、削らないと付かないものが多いとのこと。
プーリーのシムを元と同じように7枚をプーリーの間に挟み、余った1枚を外に出してボルトを締めたところ、ベルトがパンパンに張るようになりました。1枚を中に入れてもまだパンパンです。エンジンをかけたら戻るかもと思ってエンジンをかけましたが変わらずでした。
車屋さんにシム5枚をもらって、そのうち4枚を追加で挟み、計12枚のシムがプーリーの間に入りました。ちなみに標準は7枚だそうです。新しいメッキプーリーは今までついていた錆びたメッキプーリーと同じものだと思っていましたが、微妙に違うようですね。工作精度の問題かも?とりあえず紆余曲折はありましたが、メッキプーリーの装着終了です。下写真が装着後ですが、この写真の中に次に起こる騒動の原因が写っておりまする・・・
プーリー交換後に試運転に行くと、なにやら後ろに白い煙が!なんじゃこりゃ~(©松田)ということで、近くのコンビニまでそろそろと走ります。エンジンフードを開けてみると、油まみれです!写真ではエンジン部分は綺麗に見えますが、フード上の青線で囲った部分はオイルが垂れているのがわかります。それがマフラーに垂れて白煙が出ていたわけです・・・
幸い、オイルは0.5Lくらいしか減っていません。とりあえずコンビニで冷たいお茶を買って、クールダウンします。この時点ではベルトがきつい状態でエンジンを回したのでクランクプーリーのオイルシールがダメになったんだろうと推測していました。「ああ、何で色気を出してメッキが綺麗なプーリーに換えようとしたんだろう・・・錆びていても機能に問題はなかったのに!」「動いてるところは直すべからずという教えを守っていれば・・・」「またエンジンを降ろすことになるのかなあ・・・」と、反省しきりです!
自分の頭とエンジンが多少クールダウンしたので、そろそろと駐車場に引き返しました。もちろん白煙が出るので、後ろの車はかなり離れて走ってます(H2みたいですねえ・・・)。爆発するかもって思ってるんでしょうねえ・・・
無事に駐車場にたどり着くと、車屋さんがいたので「オイルを吹きました」と相談したところ、「原因はこれですね!」と指さしたところは・・・
プーリー交換のついでに取り付けたブリーザーパイプでした!ブリーザーは大気開放になっていたのですが、今時それはまずいだろうということと、純正エアクリーナーにはブリーザー取り付け用パイプが出ており、そこに接続するだけなので楽勝と思ってチューブを付けたのでした。曲がりのところで潰れてはいましたが、大したことないだろうと高をくくっていたのです!前の写真を拡大すると、下の写真になり、ブローバイガスは青矢印のようにエアクリーナーに入っていくのですが、赤矢印の曲がりの部分が潰れています。
車屋さんによると、パイプが潰れているとエンジン内部の圧力が上がって、クランクプーリーの部分(オイルシールなし)からオイルが噴き出すとのこと。背に腹は代えられないので、パイプを大気開放に戻しました(下写真)。
エンジンルームに飛び散った油をある程度ふき取り、この状態で試運転してみました。すると何ということでしょう!全然油が漏れなくなりました!さすがプロのアドバイスは適切ですね!一瞬で問題を見抜いてしまいます。すごい!私のような空冷初心者は、まだまだ学ぶことが多いですね~♪
エンジンルームの油は、錆止めや艶出し(?)にもなるのである程度ふき取ってOKにします!明日のSMCにはオイルを追加して参加できそうかなあ?カルマン君の調子も心配ですが、私が熱中症にならないかも心配ですけどね。
この調子では、まだまだ修理は続きますねえ・・・
Posted at 2025/07/05 18:15:32 | |
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カルマンギア | 日記