噂のチタン製マグカップをゲットしてみました。
綺麗なので写真撮ってみました。
マフラー風味に焼きが入っています。
ひとつずつ手焼きだそうで、同じものはないんだそうです。
光の加減でロゴが白くも黒くも見えるのも面白いですね。
チタンの特性がなかなか面白くて、体積比熱が小さく、熱伝導率が低いです。平たくいうと、同じサイズのものを別な素材で作った場合に比べ、温まりやすく冷めやすく、でも熱の伝達はすごく遅いみたいですね。
温まりやすいというのは比熱に関係しています。単位量あたりの物質を1度温度変化させるのに必要な熱が比熱の定義です。単位量あたりというのが1gあたりの場合がいわゆる比熱で、丁寧にいうとグラム比熱というやつです。グラム比熱は他の金属とあまり大きな差がないようですが、チタンは比重が軽いため、同じ体積で比べると圧倒的に軽くなります。そのため、単位量あたりを1立法メートルあたりというような体積を基準にした体積比熱にするとかなり小さい値になります。同じサイズのカップ(使用する素材の体積は同じ)を作る場合、体積比熱が効いてくるわけですね。ということで、体積比熱の小さなチタンのカップは他の素材のカップに比べると熱いモノに触れた時に、そこから熱をもらって温まる時にちょっと熱をもらっただけですぐに温まります。
熱伝導率はその素材の中で熱い部分と冷たい部分がある場合に、熱い部分から冷たい部分へ熱が移動するスピードを表します。
例えば、熱いコーヒーを入れると一気に熱くなります。熱は熱いものから冷たいものに移るので、カップ自体がコーヒーと同温になるともう冷めません(冷めにくい)。空気はそもそも熱伝導が悪いのでカップ自体が熱くなってもそこから大気に放熱して冷めてしまうことは意外と緩やかなようです。
そして、チタンの熱伝導も低く、熱い部分から熱くない部分への熱の移動が非常に少ない物質なので、コーヒーに触れて熱くなってたところから、触れていない熱くないままのところへの熱移動が起きにくいようです。そのため、取手や飲み口というようなコーヒーから離れた部分は熱くないままだとか。
なんてのを以前から聞いていたのでチタンのカップはずっと前から気になっていたのですが、ちょうどOSさんがチタンカップを出されたので先日GETして試してみました。確かにそんな気がする!口元が熱くないので新感覚な気がする。
チタンらしいといえば、チタンマフラーは甲高い独特な音がするものが多いですね。比重が小さい割に硬いので共振周波数も高めになるためだと思います。同様に、コーヒーを注ぐ時の音も、すする時の音もチタンマフラーのような甲高いサウンドになるのも面白いです。
注:記載には嘘八百が含まれますw
Posted at 2024/03/08 11:52:43 | |
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