富山県IOX-AROSAでの全日本ジムカーナ 第7戦を観戦してきました。
いろいろなクラスわけがなされています。
PE1 2ペダルの電動パーキングブレーキのクラス(サイドは引けない)
PE2 2ペダルのオープンデフのクラス(サイドは引ける)
PN1 ヤリスなどの小型前輪駆動
PN2 NDロードスターのような小型後輪駆動
PN3 2L以上の2輪駆動のクラス(前輪駆動も後輪駆動もOK)
PN4 4WDのクラス
BC1 前輪駆動の改造車
BC2 後輪駆動の改造車
BC3 4WDの改造車
Pとつくクラスは改造範囲がかなり限られています。やるとしてもせいぜい、LSD、ショック、バネ、ブレーキパッド、バケットシートくらいです。また、タイヤはPNタイヤというものが指定されています。
BCはほぼ何をやってもOKです。エンジンのチューニングはもちろん載せ替えも可能だし、MTもシーケンシャルドグなどの車もあったりしますし、当たり前のように油圧サイドブレーキが搭載されていたりもします。各社協賛も多かったり、工夫や創作もあったり、ハイパーマシンです。実際にその場で動いて競うのでどれも機能美の塊で惚れ惚れします。
一番のお目当ては応援しているBC2クラスの広瀬選手
毎度圧巻の走りです。
S2000はあんまりジムカーナでは見なかった車でしたが、好きな車で闘いたいと出てこられた頃から注目していました。走りの次元は違えど自分も好きな車でやってみたいという思いは強かったのでとても共感した記憶があります。足元にも及びませんが、丁寧に見せてもらって少しでも勉強したいなとガン見
そしてPN3クラスのロードスターRFのユウ選手
この日最も会場にどよめきを発生させたのは間違いないと思います。
ミラクル右ターン凄かった!
動画中の1:38:40あたりから
PE1クラス
こちらはポルシェやA110などのスーパーカーが結構出ていて華やかなクラスになっています。そしてテスラもこのクラスに出場していて、電気自動車ならではの度肝を抜くような加速を見せつけています。
PE2クラス
CP2(Challenge PE2 Program)ってのが結構面白い。
ベテラン選手と若手選手が1台の車でWエントリーするプロジェクトで3組が出場されています。
このクラスはオートマでオープンデフです。MTでLSDのように自分の好きなように振り回せるわけではありません。インに駆動を逃してしまわないようタイヤをしかり路面につけている必要があります。本当に車の素の性能を引き出さないといけない誰よりも丁寧なドライビングが求められると思います。そんな風に見てみるとめっちゃ面白い!そして走行がやっぱり美しい!
PN1
Yarisがほとんど。
お買い物カーのイメージがありますが、まあそのイメージからすると滅法な速さです。スラローム競技はパワーだけが勝負じゃないっていう面白さが詰まってると思う。仮に自分がセブンで走って勝てるかというと自信はない。何回かやれば1回くらい届くかもしれないかもしれない(汗)やはり出てる人たち自身の技能やセッティング能力なんかもさすが全日本です。初めて近くでみると想定外な速さに一番面白いってなるのがこのクラスかも。
PN2
事実上のNDロードスター1メイククラス
車もタイヤも同じでEgチューンは無しなので純粋に腕の勝負になります。
でもそこはさすが全日本です。みんなうまいので異次元の僅差になっていきます。
毎度毎度0.1秒に何台入ってるんだよ君たち・・・みたいな。
今回は少し訳が違いました。
まごうことなきトップドラ達が最終セクションで全滅です。
ダブルフリーターンというのが設定されたのですが、その配置が圧倒的に難しくて全員の悩みの種になりました。
そのセクションで8の字ターンをしたら彼らであれば誰一人ミスらず無難に通れるでしょう。しかし、選んだのは1方向に回るターン、難度は跳ね上がりますがもし成功したら圧倒的に速いのは間違いないからです。しかしパイロンタッチしたら5秒のペナルティー、回りきれなくてバックしたら絶望的。それでも彼らはやった!結果的に成功はしなかったけど感動しちゃったよ。終わってから「やっぱあの配置はキツいよねえ」みたいな話をしてたら「あれに対応する引き出しがまだ自分にはなかっただけでこんなチャレンジをさせてもらえるなんて光栄だ。次は失敗しない強さを手に入れる。」ってみんな言ってた。コースにぶーたれてる人をついに一人も見なかった。すでに強すぎ!
で、結果を見てびっくりしたけど周り切れなくてバックした小野選手が5位入賞してる!他のセクションどんだけ超人的な速さなのよ!万一周り切れなかったための保険ですぐさまバックに入れる心の準備はあったみたいだけどびっくりした。
PN3
このクラスは大排気量の2輪駆動のクラスです。
GR86,BRZ,ロードスターRF,124Spider,スイフトスポーツ
あたりがしのぎを削る熱いクラスです。PN2からは打って変わって参加車種が多いので華やかで面白いです。少し大柄なので動きも大きいですが、その分ダイナミックだしトップスピードも速いし迫力満点です。
PN4
ほぼGRヤリスのクラスに
噂の新型も登場しました!
外見はぱっと見は変わらないですが、走りの面ではかなり違うらしく挙動の出方が確かに・・・
BC1
はい!ここからは改造車
もちろん規定はありますが、およそ何をやってもOK
車の作り上げも勝負のひとつとして闘います。
車種も豊富です。
軽さこそ正義と言わんばかりのCITYやシビック、CR-X
バランスのインテグラ
最新ホットハッチのスイフトスポーツ
こんな車も面白いのではないかというMINI
など、それぞれ車をつくる狙いも面白いです。
BC2
このクラスは後輪駆動の改造車クラスです。
それぞれ自由な発想で車を作られていて面白いです。
トップは広瀬選手のS二千と若林選手のエキシージ
どちらもハイパーマシンです。
今年は若林選手に軍配が上がりました。
他に、RX-7,NSX,86ターボなんかも出ています。
軽さを武器にとカプチーノが出ていたり、S13が出ていたりとバリエーション豊かで見応えたっぷりです。
BC3
ほぼランエボとGRヤリスです。
ミスファイアリングシステムのパパーン!という音を炸裂させながら豪快に走ります。
GC8が参戦していて胸熱です。
自分が初めて買ったMT車というのもあるんですが、この頃のGC8って形が好きなんですよね。コンパクトで戦闘機みたいでかっこいい!まあ、でもこんな古い車じゃ・・・
ではないんです!
GRヤリスと真っ向勝負で3勝ずつのドローここからの3戦でチャンピオンをかけた戦いに!胸熱です!
実際に見てみるとやっぱり迫力が全然違うので残り3戦お近くであればぜひ
8/17,18はSUGO
9/7,8は最終戦四国のハイランドパークみかわ
Posted at 2024/07/27 23:34:41 | |
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