年度末なので粘度について考えてみる
自分も古い人間なので高出力エンジンやふみちぎりの時は硬いオイルがいいような気がしてしまいます。
ところがところが油圧計をしっかりみてみると面白いこともわかります。
粘度が高いと油圧ががっつり上がる傾向がありますし,油温が高くなってきて柔らかくなると油圧が下がってくる傾向があると思います。
いろいろなオイルで試してみると低温でめちゃめちゃハイテンションマックス油圧で熱くなるとタルタルなものもあれば,低温でもそれほど油圧が上がらないけど高温になってもそれほど下がるわけでもない安定感のあるオイルもあります。最近の高性能オイルだとどれも安定してると思いますが。
最近は使用オイルはもっぱらスノコさんのBRILLというオイルです。
これは通常柔らかいオイルと硬いオイルをブレンドして好みの粘度を調合して使うのが前提にされてるオイルです。ここでちょっと注目したいのが同じ粘度グレードが複数作れること。例えば下の表だと10W-40で3種類作れるわけですよね。
ところが,40度と100度の粘度が違う!
同じクオリティのオイルの同じ粘度グレードでも,低温からサラッとしてるか,高温までカチッとしてるかビミョーながら選べる。
さらにいうと,これは0W-20と17.5W-50の混合だけど0W-20と20W-60の混合で同じ粘度グレードを作る場合はまた中間がビミョーに変わると!
走っていて体感できるかは多分無理
でも油圧アクチュエータって100Hzオーバーで動いているものもあるわけですよね。例えばVVTなんかそうじゃないかな?となるとそれに反応できる程度のサラッと感は必要なわけよね。
昔みたいに何も油圧制御のないただのエンジンなら油膜がしっかりした硬いオイルがええんじゃない!?きっとそうだ!でいいような気がするんですが,最近のエンジンだとオイルが硬すぎるのも実はダメじゃないかと。硬いオイル入れてアクチュエーターが追随できずにビミョーに反応が遅くなる結果パワーを実は失ってるなんてことはないかな?で,全開とか低回転ではあんまり関係がないので中間域でそれが起こってると,ちょうどアクセルとかハンドルに神経いってる時なので気づかない気がするのよね。結果知らないうちに美味しいところのパワーを失ってるとか。
セブンでいうと,Duratecの場合昔みたいに何も油圧制御のないただのエンジンなので割とどうでもいいかもですが,シグマエンジンの後期やF6Aが載ってる170とかは結構重要かもしれないかもしれない。今まで測る術がなかったので想像でしかなかったけど,この冬の配線作業で出来うる限り速い反応のセンサーを出来うる限りつけたらまあまあいろいろわかるようになってきた。どうやら油圧は思っていたより重要な気がする(検証したわけじゃないから素人考察で全然的外れかもしれないですよ)。
というわけで,あんまり硬すぎる方向に振ってもあかんと思う。
最近のエンジンオイルが0-20とか0-10とかみたいに柔らかいのもそういう側面もあるのかもしれないなと思った。
あと,水温の高いのはダメだけど低いのもダメなんだってさ。
金属って結構伸びるというのは知っててもあんまり実感はなかったけど,全く無視できないくらい伸びるんだそうです。設計とかやってた方に話を聞いた感じだと90度でいい感じになるように設計されているのを80度とか70度とかで動かすとやっぱクリアランスがバラバラであんまり良くないんだと。まあ普通のDuratecとかシグマはそこまで精密に詰めてないだろうからざっくりでええでしょうけどね。
設計って面白いもんですね。
Posted at 2026/03/17 22:19:34 | |
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