
ノーマルの488はPISTAやスペチアーレのようなアグレッシブなモデルと異なり、旧来のフェラーリのデザインルールにのっとっているため、あからさまな空力パーツは装備されず、デザインの中に「隠されて」いる。
ポルシェのGT系のような巨大なウィングも魅力的ではあるが、フェラーリの抑えられた曲線美も気に入っている。。
なので、488の場合ボディ下側に可動式スポイラーが隠されている。
この銀色の部分が、加速時や高速走行時にCPU制御で下に降りて、ダウンフォースを削る代わりにドラッグを減らす作用をする。
いわゆるF1のドラッグ・リダクション・システム(DFS)と同じアクティブスポイラー。992だと高速走行時に安定のためリアウイングが立つが、こちらは逆にダウンフォースを減らす方向で制御される。
他にもフロントのエアロピラーとブロウン・スポイラーがあげられる。
ブロウン・スポイラーはサイドのエアインテークの上に内蔵されている。大きなエアスクープは308のオマージュらしいが、下部の大きな開口部はインタークラー。そしてカーボン製スプリッターの上の隙間は、エンジンエアインテークとブロウン・スポイラーにエアを供給する。
実は488のリアスポイラーに見える部分は実際にはほとんど平。
PISTAではこの部分がダッグテイル状に跳ね上がるだけでなく、ウイングのように手前上部にエアスクープがある。しかし488ではウイングになっていないものの、テールランプの横に空気の吹き出し口があり、ドラッグを増やさずリアの乱流をキャンセルするようになっている。
お気付きのように空力パーツ部分に「カーボンを使う」というのが、もう一つのフェラーリのルールのようだ。なのでブロウン・スポイラー周りは後からカーボンパーツに交換した次第。
さて、今回このDFSがシルバーのままというのは、このルールに反するのではないかという思いからの考慮。
このDFSは、3つのパーツに分割されており、アクチュエーターで動く。なので、3枚の大きめのカーボンパーツが必要になるわけ。
ラテラルハッチに関しては、昨年のうちに入手済みだったが、今回これを装着しようか、という話。
ここで問題が発生。ラテラルハッチ無しでその土台となるカーボンリアディフューザーの単品価格は、修理部品扱いとなり1613700円という価格!
ここが不思議な価格設定だが、同じ部品でもEXTRACTOR KIT REAR CARBON FIBER FER-70003837になると、「純正ドレスアップパーツ」で価格が下がるらしい。
なので、もしかするとこのラテラルハッチは無駄に?なるかもしれない。
恐ろしいのはカーボンフィアフォグベゼルは別売りで366300円だそうだ。(多分修理部品扱いでカメラがセットらしい)
いやいやどうなることやら。結果は2週間後ぐらいかな。(手持ちのラテラルハッチだけ交換するという選択もあるけどね、なんか中途半端)
Posted at 2022/01/19 15:03:33 | |
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488 | 日記