
今年も去年と同じように完全な休みはなく、毎日職場。オミクロンはまだ取り扱いが厳重で、陰圧病室のない我々のところには来ていない。去年と異なり多くの病院がデルタを広く薄く受け入れている関係で、入院が集中することもない。
シフトの関係で元旦からコアタイムのため天気はよいがハレノヒ用を動かす予定はないので、年末に出かけた温泉の報告。
場所は箱根の翠松園。両日とも天候は良いとのことで992で出かけてみた。
全部で5台程度屋根付きの駐車スペースあり。入り口が5cm程度の段差があるが、全体的にはフラットのためゆっくりアプローチすれば問題なし。(もちろん992は問題ないが、GT系でリフターなしでもなんとか入れると思う)
入って直ぐに目につくのは水出しコーヒーの器具。
温泉は源泉掛け流しで、全室半露天風呂設定。数年前なら立派だが、いまは箱根伊豆のデフォなので特に優れている感じはない。眺望も無視した作りで広さも標準的。ただ、ここは鉄板焼きが選べるので、そこに期待した。
二人で出かけたのでフィレとサーロインを一つづつ選び、食べ比べにした。珍しいと思ったのは焼き白菜があること。
肉を休ませるのに、鉄板の温度の低い場所、網の台座、こんがり焼いたトーストなどいろいろな方法を見てきたが、ここは「溶岩プレート」だった。それも料理の最初からプレートの上で、じっくり芯をあたためるというスタイル。
そば粉のブルターニュ風ガレットに豚肉のリエットを合わせた前菜
ここまでは平凡だった。
パン粉をまぶしたフォアグラを、自ずから出た油で鉄板上でフリッターにしたもをサラダ仕立てでいただく。このソースが美味しかった。
このブイヤベースがいけてた。鉄板で作るブイヤベースだから、一つ一つの具材を丁寧に火入れ、最後にブイヤベースとして具材を加えて一煮立ちさせる。酸味がほとんど感じられないスープは特に美味しかった。途中添えられたガーリックバター(無塩バターにガーリックオイルを塗りこんだものか?)を少し溶かして味変を楽しむと、コクと旨味がますという仕組み。器が印象的。
焼き白菜は自分の水分だけで柔らかく蒸し焼きに。甘みが増すと説明されたが、これが各種薬味を食べる時のベースとして楽しめた。
特に銘柄牛というわけではないが、丁寧に焼かれると美味しい。サーロインの油はしつこくなく、塩とガーリックスライスがよく合う。フィレも小笠原のパウダーソルトと、石垣島の島胡椒(ビバーチ)と合わせていただき、旨味と少し強めの甘い香りのビバーチが意外なうまさ。
ボトルワインもリーズナブルな価格帯で用意されており、リピートもありかなと思った次第。ただし、3組2回転ということで、宿の規模からは狭き門。事前予約は必須と思われる。(朝食も美味しかったので、和食もありかもしれないけど)
Posted at 2022/01/01 10:53:29 | |
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