
三井の新宿の三角ビルの裾野が大きなガラス天井の広場になっていて、随分と綺麗になっていた。初期の超高層ビルなのでビルへのエントラスがどれも細く、狭くしかも高さも十分ではなく、まるで城壁都市への入り口のような感じの閉塞感。そして中に入ると屋上まで続く吹き抜けで目が眩む思い。そんな印象の三角ビルだったが、ビルを取り巻くように立派な柱のない広場を追加して、外側をイベント会場やカフェにして随分と今風になっていた。
珍しく芝cornesさんより、romaお披露目のインビテーションが来たので、場所も目新しいし出かけてみた。

まるで屋外のような広さなので、ショールームというよりも路駐のような感じ。そして展示してあったRomaは、あのダッシュボードがベージュ、シートが青い個体だった。内装の質感や派手やかな感じは完璧。ただし、予想通りすこしダッシュボードがフロントに映り込むので、実際にこのコーディネーションをするかというと、微妙。
まっくろ黒すけな812superfast。内装もネロ。白いパイピングと帯がアクセントで結構なオーラが出ていた。実際座ると、ドアの窓の高さとかミッドシップフェラーリとRomaの中間あたりで、Romaにはないドライビングポジションのスーパーな感覚がある。
よこには新しいデザイン解釈がふんだんにあしらわれたF8が鎮座。フロントのシャープな造形やPistaからフィードバックされた排気系やエンジンチューニングが、V8純粋ICE最後のモデルと言われるだけあって凄い。だけど中古価格はやや高めで、実はさっきの812と同じ価格だそうだ。自分だったらV12だよなぁ。
488GTBも今回rossoの個体。F8をこうやって同じ色で並べると、機能性デザインが最小限に隠蔽されていて、綺麗な曲面をたくさん残していることを再認識。シルエットはF8に軍配が上がるかもしれないが、細部の造形はこちらがフェラーリの伝統に近いのじゃないかなと思う。
実は会場が二つに別れていて、こちらに招待されていれば、もう一つの会場にもエントリーできるらしい。ということで、広さ的には優に四倍あるだろう会場へ移動。
そちらは最近芝浦に移転したCORNESさんの取り扱いのランボルギーニとロールス・ベントレー。ベントレーには興味があまりないので、こうやって近くで見ることは稀なのだけど、このフロントグリルが、ものすごくキラキラしていてびっくりした。なんだろう、グリルの曲面が光を収攣しているのか、写真ではよくわからないが、肉眼で見るとおもわず振り返るキラキラ加減。内装も真っ白の皮とか使っていて、きっと真っ白なスーツしか似合わないのだろう、などと縁遠い感じ満載。
ウラカンもアベンダも何台も展示してあったが、この特殊なウラカンの塗装は素晴らしかった。歌舞伎をイメージしたカラーリングだそうだ。どうも、ランボルギーニはシルエット自体が特殊すぎてそちらに目が向いていたが、実は塗装や内装のフィニッシュも素晴らしく、ものすごく高級な車だと再認識。アベンダに至ってはダラーラとも違うカーボンシャーシがつや消し加工されてすこしだけのぞいていた。
ただ、2メーター10cm越えの車幅を考えると、駐車場問題で都心で維持するのは至難の技だと思う。
そして実はポルシェも同じ会場に展示。このラインナップだとポルシェが実に実用車だなぁと思う瞬間。(除くGT2RS)
試乗もさせてくれるというので、素のカレラ2WDを迷わず選択。
想像通り、マニュアルでの2速のフケあがりなどはターボで期待する3000回転以上のトルクアップは皆無で、伸びない車速に幻滅しつつ、小アクセル開度のトルクの追従性の素晴らしさを再認識。これはNAをシミュレーションした隠しターボ仕様なのだと理解。
なので素直にPDKのマニュアルを解除し、スポーツプラスに切り替えれば想像以上の俊足さを演出。車体が軽い錯覚に陥る。スポーツエグゾーストも付いていたのでONにすると、やや作り物感のある排気音ではあるが、それなりに勇ましい雰囲気とバラバラ音。ここらへんは近所迷惑な488のバルブが空いた直管祭りみたいものとはくらべちゃいけないが、それなりに雰囲気はありそう。
大きな羽根つきの車体で、後部視界はいかがかと思ったが、それ以前にプライバシーガラスが黒すぎて、後ろがよく見えない。イタリア車の考えから言わせれば、中身は見せるものであって隠すものではないはず。
自分のコンフィグでは、ここのプライバシーガラスは未設定にしてある。
360度カメラの設定を切り替えると、リアタイアの画像表示ができることを確認。これは車庫入れに役立ちそうと、新たな確認ができたことをお土産に退散しました。
Posted at 2021/04/16 11:02:48 | |
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