
先日のディーラー試乗車でも私のNDと同じく1速、2速に関しては若干入りにくさを感じましたので、みんな似たようなもんなのかなぁと思いました。
ということでミッションフィール改善について、私のやったチューニングというかメンテ的な内容などをまとめてみます。
1、まずはミッションオイルの暖気から
冬になりエンジン始動直後はミッションオイルの温度が低くて粘度が高いです。この状態ではかなりシフトが入りにくいので、まず暖気から。停止状態でアイドリングしててもミッションオイルはあんまり暖まらないですので、暫く走行してミッションオイルが温まるまでは特に丁寧な操作で我慢します。
私の場合は走行状態で暖気前は1速→2速が入らないので、暫く停止状態で2速に入れ、2速発進してます。暫く下りばかりなので、車が転がって動き出してからクラッチ繋ぐ感じなら2速でも問題ありません。
2、エンジン回転数をシンクロさせる
まず、ギア比の違いでシフトチェンジすると車速に合うエンジン回転数が違います。シフトアップするとエンジン回転数は下がりますし、シフトダウンすると下がります。シフトチェンジする時はまずエンジン回転数を合わせる、シンクロさせると入りやすいです。
シフトアップ時にはシンクロするエンジン回転数まで下がったら次のギアへ入れる、シフトダウン時にはアクセルを煽って回転数を上げてエンジン回転数をシンクロさせて次のギアへ入れます。
シフトアップに関しては、普段乗りだと3,000rpmシフトアップと決めていて、シフトアップ時のエンジン回転数シンクロまでの待ち時間を体で覚えて感覚的にやれるようにしてます。
3、エンジン回転数の変化を早くする
CPUと軽量フライホイール入ってます。アクセルオフ時のエンジン回転数の落ちが早くなってます。シフトアップ時のエンジン回転数シンクロ待ち時間が減ります。
合わせてアクセル煽った時の回転上昇も早いのでシフトダウン時も少しエンジン回転数合わせが早くなります。
4、摺動抵抗を減らす
シフトレバーの摩擦摺動部の面粗度を上げます。特にシフトレバー先っちょの丸い部分はちょっとでも傷が入るとフィールに影響しますので、定期的に磨くと良くなります。私はバフ研磨してます。あと、リンクの丸いとこは定期的にリチウムグリスを塗ってます。
5、ミッションオイル交換
マツダ純正オイルも意外と悪くなかったりしますが、劣化が早い(寿命が短い)気がします。シフトが入りにくくなってきたらオイル交換です。走行距離で管理するというよりフィールで劣化を感じたら変える意識です。ここんとこお気に入りのオイルはmoty's M509です。だいたい8,000〜1万kmくらいで交換してるイメージです。
ミッション本体以外に、シフトレバーの下部にもオイルが入っていて、ここは別途交換の必要あり。私はミッション本体オイル交換の時に自力でオイル交換してます。ディーラーでも頼めばやってもらえるみたいですが、シフトレバーを分解する必要があり、工賃結構取られますし、各部品の状況を自分で見れるのでDIY推奨します。
シフトレバー下のオイル。400ccくらい入ってます。注射器で吸って、抜き取った分のミッションオイルをまた注入します。
6、シフトのカバーバリ取り、研磨など
樹脂のカバーなる部品があるのですが、型物で型合わせ面にバリがあったりしていまひとつです。研磨して角部もスムーズにRを付けて、仕上げに潤滑剤D 321Rを塗布してます。
特にリバースギアから戻す際とかのガコッというような動きもかなりスムーズになるので気持ちいいです。
あとこのカバーという部品、取付時の微妙な位置でフィールに差が出るので、位置をずらしてみたりしながら1番良いとこ探るとそれもフィール改善になります。
こちら仕上げたあと
下は新品購入時。ディーラーで買えます。2,000円弱です。
シフトフィール改善については、なんか細かいメンテをひたすら繰り返している感じですが、やってるうちにだんだん良くなってきます。
私は最近ブログでもシフトフィール改善の話題が無くなってきてますが、これはもう不満が無くなってきてて書くことが無いからです。定期的なメンテはしてますが、それだけで問題ないと思えるレベルにはなってます。
このあたりはなんていうか、時間をかけて育成するイメージでちまちまやってるとそのうち効果が出てくると思います。ちっちゃいことからコツコツとっていうのがいつか実を結ぶというパターンのやつですね。
では。
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2022/12/30 14:20:20