
4年11万kmほど乗りまして、ちょこちょこ弄り調整してきて今こんな感じ、というのを少し書いてみます。
NDロードスター、中々吊るしでも面白い車なんですが、自分が足りないと思ったところや好みに合わせるために各部チューニングしてきました。
NDはここまで吊るしの出来がいいのならもっと細かいとこも好みに仕上げたいと思わせるそんな車だと思います。
1、運転席周りの運転環境
コレはなるべく吊るしで乗りたいと思う方も弄ってるポイントだと思います。シート、ステアリング位置、ペダルとかシフトノブとか、ドライバーが触れる部分を自分好みに合わせていくチューニングです。まだステアリングに関しては要調整でまだ終わってないのですが、ここをしっかり合わせ込めれば下道ツーリング500kmでも腰が痛くなったりしない快適な運転環境が作れると思います。
とりあえずシート変えると他も調整必要になって徐々に加速するので、これからの方は手始めにシート交換されると良いかと思います。
2、昭和の人馬一体感
電子制御や可変機構は排除したい、何にも介入しない素直なフィーリングが理想です。DSCは乗るたびスイッチOFFにしたり、電子スロットル制御をワイヤー式っぽくしたり、最新技術による運転アシストなどは極力排除していきます。
KPCとかも私は個人的には無いほうが嬉しいです。(DSCと共にスイッチでOFF出来るので付いてても使わなければ良いだけですが)
この辺りはもう昭和の車を知らない方は全く興味のない方向性だと思います。昔を知るおっちゃん達には懐かしい車のフィーリングが味わえるので、ウケは良い気がします。いまだにNAロードスターが人気ありますよね、ロードスター誕生は実は平成であって昭和では無いんですけど、私の中での昭和と言えばAE86ですかね?ほんと楽しかったんですよ、あの頃。
3、ブレーキ
車重の軽いロードスターは制動力は十分なのでノーマルで良いという方も多いですが、欲しいのは制動力では無いんです。特に個人的にはホントの微小な効きのところをコントロールしやすいブレーキが好みです。制動力に関してはブレーキパッド交換にて更に上げることは可能ですが、私の求める部分は逆に制御しにくくなります。
結局ローター径を上げる方向でいじってきました。前後のバランス、ダストの少ないブレーキパッドの採用など、欲しい要素をしっかり織り込んで調整出来てきているので、もうノーマルとは別のブレーキフィールが味わえます。伊豆スカイラインとかあの辺り走るとものすごく気持ちいいフィールが味わえます。
4、タイヤ
ハイグリップラジアルは一度履いてこんなにグリップ必要無いかなーということで、カジュアルスポーツに落ち着きました。フレバをずーっとリピートしてます。ブレーキローター拡大の都合で、途中17インチ化しましたが、これが想像以上にバランスが良くて、更に良い感じに仕上がりました。
215/40R17という少し太めで扁平率低いタイヤサイズに、カジュアルスポーツなフレバという組合せが何故かマッチングが良くて、それぞれのネガ要素を補い合う感じです。私の中ではこれが黄金比というバランスです。
17インチ化でタイヤの縦方向の撓みも減ってブレーキの初期タッチも良くなりますし、ハンドリングも剛性低めなフレバであってもキビキビ感が感じられてなかなか良いです。
17インチに対してネガティブに思われている方も多いんですが、バネ下重量重いということで加速めっちゃ遅いとか、ブレーキ効かないとかそーいう感じは無いです。試乗された方は大体想像と違うという感想です。先入観として持っているイメージとは実際は違うんですね。
因みに17インチ化したとしても、ホイールとタイヤの選択により私の仕様より1本あたり3kgの軽量化は可能です。
5、まとめ
現状、殆ど運転の際に何か気をつかうポイントは無くなりました。感覚的に操作すれば車がついてくる、そんな感じです。癖を考慮して運転するとかそーいうのがもう必要無いので気楽に乗れます。初期はシフトフィールにちょっと不満あったり、コーナー立ち上がりでアクセルオンの際にちょっと巻き込むような動きが気になったりと気をつかうポイントはありましたし、ブレーキフィールも感覚とズレてたんですが、今はそういう部分はほぼ解決しました。
6、今後のチューニングポイント
気になるポイントは、異音(何種類かあります)、およびあとちょっと乗り心地を良くしたいところでしょうかね。
LSDも欲しいですがセッティングかなりやり直しになってしまうので、タイミング的には次の車高調オーバーホール近くなってからかな?と思ってます。
大きな不満ポイントはもう無いので、ゆっくりチューニングしていけば良いかなと思ってます。
7、最後に、チューニング注意事項
パーツレビューとか見てそのパーツだけ導入すれば良い結果が得られる、と勘違いされるケースもあるかと思いますが、それぞれのパーツを活かすためにはある程度他の部分も含めたチューニングが必要になる、という点はご理解下さい。
インチアップして17インチにすれば、車高調の減衰力セッティングもバネ下重量変化に合わせて調整すべきですし、ホイールのリム幅インセットなども変わればそれ相応のアライメント調整も必要です。どこかを変えると他も変える必要が出てきます。それを全てトータルで調整していくのがチューニングの面白さだと思います。
一度キチンとトータルチューニングがされた車を試乗すると、あ、こんな感じまで行けるんだ、というのが体感できるので、そのイメージを持って少しずつチューニングしていくと失敗しないで仕上げられるのではないか?と思います。ショップのデモカーとかとても参考になります。
迷いが少なくチューニングされてる方は、過去に色んな車でチューニングしたことがあって、失敗経験を持った方だと思います。そういう方は車が変われどチューニングの順番や調整するポイントを把握されてるので仕上がりが早くて間違いがないんだと思います。
経験値のあるショップに相談するのも有りです。
私もまだまだこれからもチューニングは終わりません。常に何か次の目標を持って少しでも理想に近づけられるように弄っていきたいと思います。
では、良きチューニングライフを。
Posted at 2025/04/30 21:04:24 | |
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