書類の無い三菱ジープを復活させる
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
![](/images/icon_difficult_on.svg) ![](/images/icon_difficult_on.svg) 中級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
ある日、近所の外国人がガソリン三菱ジープ昭和60年J59(書類無し)を持ってきた。
イイ感じにエイジングが進んだジープで、でも肝心なところは腐ってない。
それに実走行で3万キロ台!!
なんとしても復活させたい。
そう思ったのが約2年前。
2
基本的には抹消証の再発行はできない。
そこで、まず最終の名義人を探すため、最後についていたナンバープレートの番号が必要。
普通車なら外したナンバーの場所に日焼けの跡で番号がわかることもあるが、ジープはナンバーフレームが中空なので痕跡はなく・・・。
ジープには運転席下に隠しBOXがあり、開けてみると点検記録簿が!!
3
最後の車のナンバーが判明すると
陸運局で「登録事項証明書」を発行ができる。
さて、ここからのハードルがまだ高い!判明した最終所有者に「印鑑証明」をもらわなければならず、このジープで言えば最後の車検が切れてから17年ほど経過していて、最終持ち主からしても
なんで?今さら?と。
実際、80歳ほどの最終所有者から「知らない人間に印鑑証明・・・」と怒られてしまった。
しかし何度か通い、約半年後、無事「印鑑証明、委任状、譲渡証明」をGET。
しかし印鑑証明の有効期限は3か月、抹消証は再発行できないので、車検を通すと車検証として発行されるため、ジープの修理を急がねば。。
4
時は過ぎ、ジープが完成したのは約1年後となってしまい、頂いた印鑑証明は無効となってしまったが、ここは恥を承知で再度差し替えをお願いしに伺って、最新の印鑑証明をGET(何度も平謝り)
さて車検コースへ。
5
車検データが無い車両となり、「不審案件」となったのは焦ったが、通常の中古新規車検と同じようにサイズを測り、写真撮影され、あとは通常のコースへ。
6
あやうく解体行きだったジープも約2年をかけ復活させることができた。
これでこのジープもこれから20年30年と引き継がれていくでしょう。
物にも魂があり、最後の写真ではなんだか嬉しそうな三菱ジープでした。
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