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いさちるきゃっとの"ぼーず" [スズキ MRワゴン]

整備手帳

作業日:2021年2月27日

変速タイミングが不自然?

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目的 修理・故障・メンテナンス
作業 DIY
難易度

初級

作業時間 30分以内
1
私の発進までのルーティンは、

① クルマの下を見て(ねこはいないか)、油や水が漏ったあとはないかなどを観察。

② タイヤを足で踏んだり蹴ったりしながらクルマの周囲を1周。

③ エンジンフードを開けて(ねこはいないか)オイルレベルゲージを抜いてみたり

④ あちこちの液量を見たり

※ この最近はATF量も見たり

してからクルマに乗り込みます。

エンジンをかけたら、また外に出て、

⑤ 排気を眺めたり香りに陶酔したり

⑥ エンジンルームから煙が出たり油や水が出てないか眺めたり

⑦ 変な音がしてないかな?などを軽く観察し

のんびりと運転席に落ち着きます。

そこから発進です。

まだまだ水温ランプは青く光ったままです。

駐車場からバスが通る道に出るまでは下りです。300mぐらいありますかね?

エンジンもATも負担が小なので、さしたる温度ではないと思います。

バス通りに出る前に一時停止すると、ATが慌てたように1速までシフトダウンするのです。

なんかおかしいのかなぁ~


そのATの動きが前から気になっていました。

納車時からそういうことがあります。

まずは、サービスマニュアルを読んでみるしかないです。

マニュアルはこんな図から始まります。
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制御はこうなっているそうです。

難し過ぎてわけがわからないというのが正直な感想です。
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こっちの方を見るとなんとなくわかってきました。

私は学習が嫌いです。字の並んだ教科書を読むのがイヤだからです。

このページだと、イラストなのでわかりやすいというわけです。

一番上のイラストからすると、燃料噴射とATとエアコンが同じコンピューターに入っているようです。

それからすると、水温のデータもここに来るから、ATのシフトに影響を与えているのかなと思いました。

真ん中のイラストからは、車速もAT制御に影響していることがわかります。

一番下のイラストからは、ATF温度がシフトに影響していることがわかります。

なるほど、こういう理屈なら、水温もATF温度も十分に上がっていないとき、あわてて1速にシフトダウンするような動きをしてもおかしくないと思いました。

【コラム】
先の大戦時のこと。日本の航空機の今で言うところのサービスマニュアルは文章が多く、難解な表現が多かったので、経験の浅い整備兵は苦労したと聞きます。

それにたいして、B29のサービスマニュアルやクルマで言うところの取説はイラストが多くとてもわかりやすかったと聞きます。

自動車が普及しておらず、エンジンなどになじみが薄い当時の日本人と自動車が普及し機械が身近にあった米国人では、取説やサービスマニュアルを読んでだ場合、基礎知識の面で差が大きくあったと思います。

その事実も日本の航空機の稼働率や故障率に影響したと考えられています。

ちなみに、現在、自衛隊が採用している米国製ヘリは、いまだインチネジです。
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ついでにO/Dに入る条件も調べました。

このO/D禁止制御実行条件を読むと、水温、ATF温度が規定値以下だとO/Dには変速させないと書いてあります。

やや飛躍的思考かも知れませんが、この記述からすると、水温とATF温度が規定値以下の場合、暖機後とは違う動きをするということなのでしょう。

つまり、あわててシフトダウンするのは不自然だけど、制御の都合から考えれば別におかしくないということになりますね。
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アプリで簡易に見てもDTCはありません。

というわけで、ATはおかしくないと判断したのでした。

素人判断ですけどね。

車検までには行きつけのショップで診断してもらいます。

不思議に思ったらサービスマニュアルを読んでみるのは大切だなあと思いました。
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サービステクニカルガイド「故障診断編」もあるので、これに従えば誤った判断をすることもないと思います。

故障診断の場合、街のベテラン開業医の手法のように、見立てから短時間で確定診断を下す人もいるでしょう。

そのクルマの既往を知っている整備士なら、見立てから確定診断までの時間は短いと思います。これがプロの仕事ですね。

私のような素人は先入観を持たずフローチャートに従い、スクリーニング検査をしつつ所定の検査を終えた結果から確定診断に至ったので良いと考えています。

スクリーニングの途中で機器がなくてできない検査は、行きつけのショップや専門店などで施行することになりましょう。

医学の世界でも、研修医時代は、上と似たような過程を繰り返しながら医師としての実務を身につけていきます。

医学では、疾病予防も重要なテーマです。現在の新型コロナウイルスに対すしてもさまざまな医学的方策が実行されています。

予防のためのワクチン接種とかは代表的な予防策です。

持病のある方だと、予防的に服用する、外用する薬もありますよね。これも予防のための大切な方策です。

クルマの世界でも、重大なトラブルになる前にする予防整備は大切ですね。

重大な故障を回避するために予防的に使用するケミカルなどもあります。

研修医のような基本姿勢を私のような素人は堅持した方が良いかなと考えています。

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この記事へのコメント

2021年2月27日 9:52
おはようございます。
経験上なのですが、コンピューター制御式ATは、温度が低いと4速に入らなくなっています。また、ロックアップも同様です。
ただ、1速に入ってしまうのはよくわかりません。
メーカーごとの違いもあるのかもしれません。
以前に乗っていたエルグランドは、電源オフにして再始動かけるとある回転数(結構高い回転数)までいったん上げないと4速に入らない仕様でした。汗
なので制限速度40~50kmの道路では無駄に加速しないと4速に入りませんでした。この仕様物凄く気に入らない仕様でした。
コメントへの返答
2021年2月27日 10:55
拙文にお目通しをいただきありがとうございます。感謝いたします。

おっしゃる通りです。その通りだと考えています。サービスマニュアルの記載内容もおっしゃる内容と同じです。

このスズキTH型L/U機構付き4速ATは、水温・ATF油温が規定温度になるまでは3速までしか変速ないスケジュールになっていますね。

私のジヤトコ製4速AT歴は、MAZDA(普通車6台、軽自動車3台)、日産(普通車2台)、スズキ(軽自動車1台)と、これまでに12台乗っています。そのほかY32のスノーレンジ付き5ATも乗りました。

私も経験則で申しわけないのですが、すべてに似たような現象がありました。

そのうち、不良との判定で保証修理となったのは、4ATではMAZDAで1回だけ。その他は10~17万キロ以上走って、ノントラブルでした。

Y32の5ATはトラブルが多くて閉口しました。

3回も変速不良を起こし走行不能になりました。2回目までは保証修理でATを積み替えましたが、3回目のときは、さすがに「もうエエわ」と廃車にしました。

メルセデスの機械式ATも乗りました。

722.4と722.5の2種の機械式ATを合わせて30万キロほど走りました。

722.4は12万キロ走行時に、変速不良で走行不能となりOHを経験しました。その他のトラブルはありませんでした。

メルセデスの機械式ATは、明らかにジヤトコ4ATとはシフトフィーリングが違いました。昔ながらのメルセデスの哲学からなのか特別な操作をしない限り2速発進でした。

TOYOTAは、初代CELSIORのATしか知りません。無難なフィーリングのATで20万キロほど走りましたが、なんのトラブルもありませんでした。

現在うちにあるのは、いずれもジヤトコ製4AT搭載のZ32とこのMRワゴンです。どちらも暖機が終わるまでは独特のシフトフィーリングです。

アクセル操作で4速に入れたいときのお話は身に染みます。なかなかうまく入りません。

L/UはZ32はわかりやすいですが、MRワゴンはいまひとつわかりにくいです。

どうかこれからも仲良くしてください。よろしくお願いします。

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