エンジンルームをコツコツと。(お掃除)
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
![](/images/icon_difficult_on.svg) 初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
今回は、梅雨の晴れ間にコツコツできるエンジンルームのお掃除の話をします。
この写真は、5年前のエンジンルームです。
8年前の購入時は、まだ新車時の「走行後はアイドリングをしましょう…」なんて紙製の札がかかっているような新車紛いのワンオーナー極上車でした。
5年前でもこの通り、まだまだキレイなエンジンルームでした。
エンジンルームのお掃除は一度にたくさんするのではなく、少しずつ、
○ 汚れる速度<お掃除する速度
程度を保ち、日常点検を兼ねて少しずつしていくのが良いというのが私の考えです。
2
準備物は、
○ 薬剤を使う。
→ 保護のため ニトリル手袋
○ 電気系の手入れ。
→ コンタクトスプレー(接点復活剤)
○ 汚れ落とし
→ パーツクリーナー
○ 磨き
→ 信越シリコーン
○ ウエス用途
→ マイクロファイバークロス
→ 不織布ウエス
です。
クルマの下面をお掃除するときは、ガレージジャッキとリジットラックを使いましょう。
○ 汚れ落とし
→ パーツクリーナー
→ 中性洗剤(油汚れなので)
○ サビを見つけた。
→ ペーパーやすり
→ サビ転換剤
その後 ↓ 防錆処理
○ 防錆処理
→ シャシーブラック(透明のでも良い)
このようなモノを準備します。
3
このような加圧式のスプレーがいくつかあると、洗剤の噴射はもちろん、シリコーンの噴射、缶買いしたパーツクリーナーの噴射にも使えて便利です。
水やお湯を入れてスポットで高圧噴射することもできます。
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私は、電気系のソケットやコネクタの接点には、このグリスがオススメだと考えています。
ポラーグというブランドも心強いですね。
定番のkure コンタクトスプレーのほかにこれも持っておくと便利です。
製造メーカーが小糸製作所ケイレツの日星工業だけあって、灯火類のコネクタ向けと書いてありますが、他のコネクタに平気で使っています。
私の場合、特にトラブルも起こっていませんが、ご使用の際は自己責任でお願いします。
5
これは、下回りをお掃除したとき途中の写真です。
下回りのお掃除をするときは、
① スロープで車体を上げる。
② ローダウン車用ガレージジャッキで車体をさらに上げる。
③ リジットラックを噛ませる。
④ リジットラックに嵌合していることを確認しつつガレージジャッキを緩やかにおろす。
※ 私が使用中のメルテック製の2トンジャッキは急激に車体が落ちる傾向がありとても危険です。
同製品を使用しているみなさんは慎重に操作してください。
とても危険なので、メルテック製のこのジャッキを私は一切オススメしません。
→ 私見です。32には、3トンのジャッキがオススメです。2トンだと頼りなく感じます。
⑤ 後輪に輪止めを入れ、車体がリジットラックに支えられていることを確認する。
→ 4輪を上げるのもオススメです。
このようにして車体を上げます。
まずは水洗い。
次に中性洗剤を噴射し、DAISO「トイレブラシ」でゴシゴシ洗う。
すると、油汚れなどが取れてサビが丸見えになりました。
やはり、車高が低いだけあって、オイルパンへの小石などのヒットが多いですね。
このような場所を見つけたら、
① ペーパーがけ
② シリコンオフで油分落とし
③ シャシーブラックで防錆塗装
という処理をしています。
ミッションとエンジンの境目は特にキレイにしています。
クランクシャフトのリアオイルシールが弱っているとこのあたりにオイルがにじんでいるのでよくわかります。
昨年10月に磨いてから8か月経過でこんなものなので、一安心と言ったところでしょうか?
現時点で、エンジン下部に、特に問題となるオイルにじみなどはありませんでした。
ここは、車検時に厳しく車検員さんが見るところです。
フロントサスペンションやステアリング関係のブーツ類なども含め、整備を厳にしてくださいね。
6
オイルフィルタ側です。
中性洗剤と水で汚れを落とし、必要な注油とシリコーン塗布をした仕上がりの状態です。
まあまあキレイになったかと思います。
7
信越シリコーンKF96の価格は、ヨドバシカメラの方が安いです。
今回は、モノタロウで買って、他の必要物と合わせて送料無料ラインをねらいました。
8
現在のエンジンルームです。
見た目も大切です。
私は、なによりも、お掃除しながら、
・オイルにじみのチェック、
・カプラーの脱着などをしながら接点をキレイにする、
・各部品の劣化を調べる、
・その他、増し締め、劣化部品の交換、
…などの点検・修理をすることに意味があるのではないかと考えています。
私のクルマは、昨年10~11月かけてした大整備で、各部のパイプ等を交換しています。そこで、それらの緩み等の点検も必要です。
みなさんも、梅雨のわずかな晴れ間に、コツコツとエンジンルームを磨いてみませんか?
もしかしたら、大きな故障の前触れを発見、未然防止に至るかも知れませんよ。
32でもターボに乗っているみなさんは、各部の熱による劣化のチェックは特に大切です。
また、イヤなオイルにじみもよく起こります。
ターボを所有しているみなさんには、エンジンルームのお掃除を兼ねた各部の目視点検を強くオススメしておきます。
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