AZ FCR-062  

PEA（ポリエーテルアミン）と呼ばれるアミン系化合物を石油系溶剤と混合した吸気系～燃焼室の洗浄用途のケミカルは、代表製品であるワコーズフューエルワンのほか多数発売されています。

この種の洗浄剤は、一般に、燃料給油口から投入するだけで吸気系～燃焼室のデポジットが除去できることを効能書きにしています。

うちのアプリオ4JP1には、YAMAHA純正扱いのヤマルーブガソリン添加剤PEAカーボンクリーナーを使いたいところ。

しかし、このケミカルの説明文には４サイクルエンジンに関しての記述しかありません。

つまり、YAMAHA純正ケミカルは、２サイクルに対しての使用は想定外のようなので、社外品使用を決断しました。

そこでピックアップしたのがウチの自動車で使用中のAZ製FCR-062です。

この製品の最大のメリットは、数あるケミカルのなかでもっともリーズナブルにPEAが使えるということです。

AZの楽天市場店で購入すれば税・送料込みで１リッター缶で2767円。

具体的計算は省略しますが、ワコーズのフューエルワンと比較するとその価格差はよくわかると思います。

FCR-062の効能は、以下の通りです。

○ 吸気系
・吸気弁、 吸気ポート、 インジェクター)と燃焼室に蓄積されたデポ ジットの除去

○ 運転性能向上

○ 有害排ガス低減
・炭化水素、CO,、NOxの低減

○ 燃費改善

○ 燃料系統の錆・腐食防止
・燃料タンク、 吸気系、燃焼室

すると、エンジンの調子を取り戻すには、上の効能書きに含まれないところを清掃する必要があります。

そこで、エアクリーナー清掃（灯油使用）、キャブレター清掃（キャブレタークリーナーを噴射しただけ）、マフラーカーボン落とし（希水酸化ナトリウム洗浄剤使用）を別途行いました。

さて、このFCR-062の効能をどう見るか？ですが…

簡易な効果測定としては「満タン法による燃費計測」だと誰もが簡単に実行でき望ましく思いました。

今回は私もその方法によりました。

FCR-062の添加開始から約250km走行の燃費は写真をご参考にどうぞ。

もちろんこの燃費向上がすべてFCR-062によるものではないことは明らかです。

また、燃料給油口から添加するだけで体感できるような効果を期待するのは過酷だと思います。

やはり、吸気系、燃料系、燃焼室、排気系と「入り口から出口まで」を一通りメンテナンスしてからFCR-062を使用するのが望ましいでしょう。