N60/70系)MMCSのオーディオ機能のみ社外デッキに移行する
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
メーカーオプションのMMCS(Mitsubishi Mulch Communication System)はCDナビ、エアコン、オーディオ、繋いだ初期のマルチインフォメーションシステム…だと思ってます。
ダッシュボードのセンターにあるディスプレイに平均燃費などの車両情報の他、エアコン、オーディオ、GPS受信情報、ナビ画面を映すことができます。
MMCSコントローラーは運転席下のカーナビゲーション用CD-ROMドライブを経由して10連奏CDチェンジャーに繋がっています。
このCDチェンジャー(年代的に仕方ないのですが)CD-R非対応しなので殆ど再生できませんでした。
シングルいっぱい積んでも仕様がないし、カラオケトラックを飛ばすのも煩わしいので最近のデジタルデータが再生できるデッキを取り付けようと思います。
MMCSは生かしてオーディオだけ社外のものを使えるようにします。
※今回の整備手帳は文字が多いです
2
CDチェンジャーは助手席の下にあります。
電源が入ると(イグニッションキーをACCにすると)ディスクチェックが始まりガチャガチャと音がするので、横に刺さってる3極電源コネクタを外しておきます。
外せないようなら運転席下にあるMMCSのCD-ROMドライブから電源を取ってるはずなので、そこのフューズを抜くという方法もあります。ただ、MMCSはメーカーオプションですが、CDチェンジャーはディーラーオプションなので取り付け方法が違う可能性があります。パーツリストを見ると後期モデルはインパネにCD-ROMドライブが付いているようです。
電源コネクターを外す前にマガジンに入っているCDは取り出しておきます。
レジューム再生ができない(電源が入る度にディスクチェックして1枚目のトラック1から再生が始まる)のは退役を決めた大きな要因です。
3
長い作業の始まりです。
用意したもの(基本的な工具以外で必要なもの)
車種別取付キット
車種(メーカー)別オーディオハーネス
熱収縮チューブΦ3mm、Φ4mm
精密ドライバー(マイナス)
ハンダとハンダ小手
リレー付き電源ケーブル(エーモン工業2049、オーディオテクニカTRK10/3.0など)
各種端子(ギボシ、平型、クワ型or丸型)
圧着工具
0.5~0.75sqのハーネス1m程度
5mmx12mmトラス木ネジ
M5x10mmトラスネジ
※ネジ類は本来車種別取付キットに入っているはずなのですが、中古で買ったせいか入ってなかったので自分で用意しました。
※社外デッキに取付ブラケットを付ける際に使用するネジはデッキ本体などにある使用可能な長さを確認してください。今回使用したデッキの場合最大長は8mmですが10mmでも内部に干渉せずに使うことができたものの、本当に大丈夫なのかどうかは分かりません。
RVRのオーディオスペースは1DINx3で、上からMMCSデッキ、エアコンコントロール、小物入れになっていますが、オーディオデッキが増えるので小物入れを撤去し、エアコンコントロールとMMCSデッキを1段下げて最上段にオーディオデッキを入れようと思います。どこに設置するかはお好みで。
最下段は位置決め用の突起があるので切り取ってからエアコンコントロールを取り付けます。
4
そのままエアコンコントロール取り付けると化粧パネルより奥になってしまうので適当なスペーサーを噛ませて取り付けました。
取付キットにも硬質スポンジのスペーサーが付いているのですが、厚すぎるので自分は写真のような内径5mmのグロメットを使いました。
5
リレー付き電源ケーブルを配線します。いつも頭を抱えるエンジンルームから室内への配線引き込み場所ですが、今回は助手席ドアのハーネス引き込みグロメットに切り込みを入れて引き込みました。
車種別取付キットのオーディオハーネスを参照して、車両側コネクタのピンアサインを判別します。
RVRは両端の2x2の4ピンがスピーカー、真ん中の2本が常時電源とACC電源でした。MMCS無し車は他にも来てるはずです。
車種別取付キットに入っているオーディオハーネスは参照用にとっておき、別途用意したオーディオハーネス(トヨタ用のジャンク品を使いました)のカプラーハウジングから精密ドライバーを使って端子を抜いてバラします。
ピンアサインを確認しながら車両側カプラーハウジングからも端子を抜いて対応する色のオーディオハーネスの端子を繋げて熱収縮チューブで絶縁しておきます。Φ3mmでギリギリ通せるのでΦ3mmの上からΦ4mmのチューブで2重被覆にしておきます。
常時電源とACC電源を外してしまうとMMCSデッキが動かせなくなってしまうので、ACC電源を分岐してリレー付き電源ケーブルのリレースイッチ(エーモン工業の2049はフューズが付いてる赤い線)に接続します。
6
MMCS装備車のオーディオカプラーにはアンテナコントロールとイルミネーション、アースが来ていません。
アンテナコントロールはラジオアンテナブースターの電源を兼ねている場合があるのですが、それは別途スイッチを付けて動かせば良いですし、アースはオーディオスペースの奥にボルトが2本あるのでそこに繋げば問題なし。
問題はイルミネーションで、どこから取るか悩んだ末、ハザードスイッチの照明から持ってきました。場所は写真参照で。
これもカプラーから端子を外してリード線をハンダ付けしてオーディオ裏まで持ってきて、オーディオハーネスのイルミネーション(オレンジ色の)線を繋げてます。
後になってエアコンコントロールにも照明の配線があったんじゃないかと思ったのは内緒。
7
各線を繋いで取付完了~。
USBとAUXのソケットが右側にあるのでオーディオデッキを最上段にして正解でした。真ん中に設置してたらシフトの時にUSBメモリを何度となく壊すところだった…。
ちょっと心配していたラジオの受信感度は全く問題なかったので一安心。
リレー付き電源ケーブルにしたからなのか、そもそもデッキがよくなったからなのか、同じCDを聴いても明らかに音が良くなりました(具体的には明瞭度が上がった)。
低音が弱いとかリアスピーカーが遠い(リアピラー)とかあるので前2chに注力した方が良いのかな。
8
オーディオハーネスの写真を取り忘れたのでバラして撮り直し(^^;
純正の16Pカプラーがすっきりしまくってますね。
純正オーディオパネルは…まぁ、どこかしら割れるので諦めて下さい。私もエアコンルーバー周りがバキバキ割れましたが年式的にも仕方ないです。新品で買うと、1.4万円です。
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