大平宿の古民家キャンプ

7月海の日の３連休に長野県飯田市の山奥にある大平宿に行ってきました。


飯田から木曽に抜ける山道の途中にあります。
飯田市街からは車で30分以上かかります。
市街は日中は30度超えてましたが、大平宿は25度くらいで過ごしやすかったです。


夜に外に出たら雲ひとつない快晴で、天の川がくっきり見えました。



古民家の保存活動の一環で宿泊できます。
江戸後期から昭和初期の建物で、保存が目的なので近代化はほぼされてません。
一応、電気が来てます。水道は近隣の湧水か川の水で浄水処理されてないので、飲むなら30分以上煮沸しろと書いてます。
ガスはないので、熱源の基本は薪です。トイレは汲み取り式が完備、お風呂は年季がはいったやつがあって、薪で沸かせば入れます。寝るのは寝袋。
虫はそこら中にいるので、雨と風がしのげるキャンプ場と思うとちょうどよい感じ。
あと、携帯電波が入りません。テレビもなし、ラジオはNHKが入りました。緊急用かわかりませんが、衛星回線の公衆電話があります。


囲炉裏です。防火のためか灰を片付けてしまうのでちょっとアレですが、自在鉤にナベを吊るしてマキや炭で居間で調理できます。



かまどです。
ご飯を炊くと、めちゃくちゃうまい。
お腹いっぱいでもおかわりしてしまうレベル。
もちろん保温はできません。



味噌汁というかごった煮。美味しかった。
調理設備がこういうのだと、少量は作りにくいのでなんでも大量になるんですね


ご当地メニューのおたぐりです。
馬のホルモンですが、私は好きです。


今回泊まった民家は上部の排煙機能が弱くてモクモクでした。
他の家だと、もうちょっと上に隙間があって、煙突効果がでると視界がよくなります。
まあ、いずれにせよ煙臭くなるんですけどね。



かまどから伸びる煙突。煙がでてると生活してる気がします。



風呂釜です。
お湯が沸くまで2-3時間はかかりました。
薪もたくさん使います。


こんな家には住んだことありませんが、懐かしい気持ちになります。


大平宿は飯田と南木曽をつなぐ道沿いにありますが、登山道があるらしい脇道があり、たまにおばあちゃんが吸い込まれていくので気になって行ってみました。
途中までは、舗装された林道で、砂利になったところで引き返しました。



取水場の水は、超透明でした。
途中1軒家(山荘)がありましたが、他には飯田市水道局の取水場があったくらいで、特に何があるかは分かりませんでした。



自然の滝などあってキレイです。



ただし、道は狭くて草がはみ出ているので、ボディは擦ってました。



ホタルブクロとクマバチ🐝



ハルジオンとアブ🪰


不便な深い山も、レジャーとしていくなら大変面白かったです。



山に入る前に酒蔵があったので買い出ししてきました。
アルクマカップ。
このアル中のクマが長野県のゆるキャラとは、長野恐るべしです。