
みなさん、こんにちは。
関東地方はとうとう梅雨に入ったみたいですね。
雨は時と場所やシチュエーションによってはいいなと思うときもあるけれど、最近はあまり好きじゃないですね。
ここのところ、心の中がしっとりしているので、外までしっとりされるとウエットになり過ぎちゃうんですよね。でもまあ、今日は横浜の自宅から六本木ヒルズまでの道のりを雨の中、車を走らせ、コルネイユの「Les mar-chands de reves]とアシャの「asha]をBGMに(僕は最近、車の中ではこの二つのアルバムしか聴かなくなっているんですよね)過去のいろいろな“雨の中のドライヴ”に想いを馳せて、ちょっとしたタイム・トリップを楽しんでました。
たとえばちょっと前に行ったイタリアの旅の最中、シチリアのアウトストラーダをタオールミナに向けてアルファを走らせている時、まさにバケツをひっくり返したような豪雨に見舞われ、2・3秒ほどまったく前が見えなくなって息が止まる思いをしたんですけど、あの時はかなりのパニック状態になりましたね。
豪雨といえば、ぼくが長い間暮らしたオーストラリアも突然の大雨で有名なところで、ある夏の日、友達10人ほどと車4台のコンヴォイを組んでシドニーからダンダラビンという田舎の村に向かってパシフィック・ハイウエイを北上しているときにもものすごい豪雨に襲われ、普通だと6時間ぐらいで行ける距離をその倍ぐらいかけてちんたらちんたら走ったのを覚えています。目的地のダンダラビンについたのは夕方の5時ぐらいだったかな。深い森に囲まれたこの村では、僕の古いヒッピーの友人たちがコミューンを作って住んでいて、僕たちが到着するや否や、その中の一人がわれわれを滝のあるスイミング・ホール(川が岩などで囲まれていて、自然なプールになっているところ)につれて行ってくれました。僕たちは男女混合のグループだったんですけど、岩のくぼみで洋服を脱いで素っ裸になると、雨が降りしきるなか、川に飛び込んで長い間泳いだり、水遊びをして楽しみました。日本ではこういうことはめったに、というかまったくしないけど、オーストラリアではよく川や湖で友人たちと全裸になって遊んだものです。国そのものが開放的でアウトドア志向で、そこに長く住んでいるとだんだんワイルドになってくるんです。
ちょうど同じ時期にガールフレンドとニュージーランドに遊びに行って、レンタカーを借りて北と南、両方の島をドライヴして回ったのだけど、あの時はほとんど毎日、雨に降られ、夏だというのにかなり寒かったのを覚えています。ガールフレンドはイングリッドと言って、ドイツ系のオージー。情熱的な絵を描くアーティストで言葉も英語とドイツ語のほかにフランス語も流暢に話す頭の良い女の子だったんですけど、残念ながら地図がまったく読めない子で、おかげでよく道に迷ったりとんでもない山の中に入っちゃたりして大変でした。この旅で一番
記憶に残っているのはマウント・クックの近くにある氷山の氷を砕いてオンザロックを作って飲んだことですけど、このときのことは今度のイタリア紀行の中で詳しく書いてあるので、本が出たらぜひ読んでみてください。
最後に、新しい「
インディ・ジョーンズ」を観にいく機会があったら、僕が上映前のオーストラリア政府観光局のCMに出て、オーストラリアの世界遺産について話をしているので、ぜひ観てみてください。
ブログ一覧 | 日記
Posted at
2008/06/03 18:22:07