みなさん、こんにちは。
先週、アメリカで300億円近い宝くじを当てたおっさんのニュースがさかんに
流れてましたけど、観ました?
ほとんどの映像はこのおっさんが巨大な銀行チェックを持って照れくさそうに微笑んでいるシーンなんだけど、チェックに大きく印刷された彼の名前がなんと、ROBERT HARRIS! 僕と同じ名前です。これのおかげで、しばらく会っていなかった旧友などから電話があって、ニュース観てたらおまえの名前があったんで、急に声が聴きたくなったんだ、みたいなことを言われました。
同じ名前といえば…、イギリスに僕と同姓同名の作家がいて、この人の存在にはちょっと困っています。彼は主にスパイスリラーものの小説を書いているんだけど、なかなか面白いので映画化されたものもあるし、日本語にも何冊も訳されているので、大手の本屋などで僕の著作と彼の本がごちゃごちゃに混ざっていたりするのです。ネットでも僕を検索すると、彼の情報も一緒に乗っていたりして、こんがらがってしまう人もいるみたいです。ま、僕にとっては“うざいやつ”ってことですね。会えばきっと良いやつなんだろうけど…
あと、最近テレビでソフィア・コッポラの『
ロスト・イン・トランスレーション』をやっていたのでもう一度観たのだけれど、ビル・マレー演じる主役の男の名前もBOB HARRISだったんですね。忘れてました。ま、ビル・マレーも彼が演じているキャラクターも好きなので、文句はないんだけど。
ところで、なぜロバートの愛称がボビーとかボブになるのか知ってますか? 僕はいまだにわからないので、知っていたら教えてください。
でも、英語の名前の愛称って変ですよね。ELIZABETHがLIZになったりBETHになったりするのはわかるけど、なぜJOHNがJACKになったりRICHARDがDICKになったり
するんでしょう。きっと歴史的な理由があるんでしょうけど、僕にはいまだに謎です。あと僕はロバートという名前の意味も知らなかったんだけど(意味なんてないと思ってました)、最近アメリカの黒人シンガーのボビー・マクファーリンのドキュメンタリーをやっていて、そこで彼が「ロバートって言う名前は輝ける星って言う意味なんだよ」と言っているのを観て「そうか、おれは輝ける星なのか」と思い、なんとなくハッピーになりました。
─ さて、話は変わるんだけど、僕がいま読んでいる東海林さだおの「ショージ君の旅行鞄」という紀行本に、「旅にはがっかりするものが多い」という話があって彼があげる「世界三大がっかり」がこれがまた面白かった。
彼の「世界三大がっかり」は…
シンガポールの「マーライオン」、コペンハーゲンの「人魚姫」、そしてブリュッセルの「小便小僧」。僕は「マーライオン」も「人魚姫」も見ているので思わず笑ってしまいました。まさに彼が言うとおり!
「なんだよ、こんなもんかよ」と思ってがっかりするのです。
僕も旅先ではいろいろとがっかりしてきました。
まず最初に頭に浮かぶのはアメリカはネヴァダの「デス・ヴァレー」。
もう20年近く前の話なんだけれど、僕がオーストラリアのシドニーに住んでいた
ころ、私用でアメリカのサンフランシスコへ行くことになり、用事を済ませた後、思いつきでレンタカーを借りてラスヴェガスまで一人でドライヴすることにしました。
借りたのはフォードのマスタング。サンフランシスコから北上してレークタホでモーテルに一泊して、翌日も快適なドライヴを楽しんで、午後の5時ごろ「デス・ヴァレー国立公園」の入り口近くにある町のダイナーで夕食をとったんだけど、その時です。僕がウエイトレスのおばさんに「デス・ヴァレーにはどうやって入っていったら良いのですか」と訪ねたところ、まず彼女が「えー?これからあなたデス・ヴァレーに行くつもり?だめよ、あぶないからやめときなさい」と言い、それをきいていた周りの客達も一斉に「そうだ、そうだ、あそこは危険だ、夜行くのはやめといたほうがいい」と言うのです。
彼らがあまりにも真剣な顔でそういうので、「そうか、ま、DEATH VALLEYというだけあって、よっぽどスゴイ場所なんだろうな」と僕も思い、結局その晩は町のモーテルに泊まることにしました。
そして、翌朝早く起きて勇んでデス・ヴァレーに入っていったんですけど…なんてことはない、赤土とサボテンの荒地があって、砂漠みたいなところもあるんだけどものの3時間で谷の向こう側についていました。「なんだよ、これで終わりかよ」と、まさにアンチ・クライマックスと言った感じ。
それまで、何年もの間、オーストラリアの広大な荒野を車で走り回っていた僕です。デス・ヴァレーの良く舗装されたハイウエイなんて、なんの冒険にもならなかったんですね。最後のほうにあった砂丘の上に一応登って行って、タバコを吸ったんだけど、あたりを見渡してもスケール的にも大したことないし、まさに「はーあ」って感じで拍子抜けしましたね。
こうやって思い出していくと、色んなところでがっかりした経験がどんどんよみがえってきて、「あ、そうだ、そう言えばサハラ砂漠でも…」みたいに、色々と書きたいことが出てくるんだけど、これはまた次の機会にとっておきますね。
でも、こうやって思い出してみると、がっかりのあるなし関わらず、いろいろな国のいろいろな地形の中を車で走って、その土地の響きのようなものを体で感じるのはすばらしいことだなと改めて思いますね。
Posted at 2008/03/04 17:23:21 | |
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