2007年12月13日
皆さんこんにちは!
この前のログインでダッジ チャージャーがヒールやギャングスターに
よく似合う車だと書きましたが、先日ギャングを扱った映画「アメリカン
ギャングスター」というのを試写会で観てきました。
監督はあの「エイリヤン」や「ブレードランナー」や「グラディエーター」
のリドリースコット。
主演はオスカー受賞者のデンゼル・ワシントンとラッセル・クロウ。
1970年代、ベトナム戦争が激化していたアメリカを舞台に麻薬王に
のし上がるハーレムの黒人ギャングのボスのデンゼル・ワシントンと
麻薬捜査チームを取り仕切るラッセル・クロウとの心理戦を広大な
スケールで描いたもの。
2時間37分の大作だけど、長さをまったく感じさせない、スリルと
スピード感溢れるすばらしい作品でした。
二人の演技は文句のつけようのない完璧な出来だし、演出も脚本も最高。
特に二人の物語が小気味良いリズムで交錯しながら運命的な対決シーンへと
迫っていくとゆうストーリー構成が絶妙で、初めから物語の中へグイグイ
と引き込まれていきます。
「エイリヤン」と「ブレードランナー」という二本のSFの傑作の他に
「テルマ アンド ルイーズ」や「ブラックホークダウン」といった
作品を世に送り出したリドリー・スコットは僕にとっては何をしても
許しちゃうぐらい大好きな監督なんですけど、今回も期待にたがわず
すごい作品を作り上げてくれました。
ただ惜しむらくは、このギャング映画を「ゴッドファーザー」の叙事詩的
高みに押し上げることはできなかったことです。
なにが足りないのだろう、、、、いろいろ考えたのですが、最終的には
「ゴッドファーザー」のようなロマンにも、大河的な広がりにもいくぶん
欠けていたってことなのかもしれません。「ゴッドファーザー」のような
心の底を揺るがすような感動がないんだよなー!
でも映画としてはすばらしい出来なので、公開した際はぜひ観にいって
ください。
Posted at 2007/12/13 17:20:04 | |
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