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ロバート・ハリスのブログ一覧

2008年07月24日 イイね!

本屋にて

 ラジオの出演の後、12時まで暇なので、六本木ヒルズのけやき坂にあるTSUTAYAに来ています。
 たくさんの雑誌、旅の本、アートブックス、CD、DVDがあって、テーブルに座って本が読めるここはぼくの大好きな場所の一つ。
 いま、ぼくが座っているテーブルのすぐ外で、小さな雀が必死になって蝶々を追い掛けていました。可愛い雀も、虫たちにとっては怖いハンターなんですね。
 ピーター・ビヤードの伝説的な写真集「THE END OFTHE GAME」の復刊版が出ていたので早速買ってしまいました!
 ピーター・ビヤードはぼくが深くリスペクトする写真家/エッセイスト/コラージ・アーティスト/冒険家。
 ニューヨーク州のロングアイランドで生まれた彼はケネディ家とも親交の深いエリート。それでいて都会や西洋文化よりはアフリカの自然と人々を愛すナチュラリスト。ハンサムで、社交界の令嬢やファッションモデル、女優などと浮き世を流したプレイボーイ。また、何年も日記として創っている美しいコラージ・ダイアリーでも有名なアーティスト。
 長い間絶版になっていた「THE END OF THE GAME」は彼が愛するアフリカの自然をフィーチャーした写真集で、特に像の墓場の写真が有名です。
 
 さて、そろそろ本格的に眠くなってきたので、店内のスターバックスでコーヒーでも買ってこようかな!やっぱり朝は苦手です。
Posted at 2008/07/24 10:44:46 | コメント(3) | トラックバック(0) | モブログ
2008年07月24日 イイね!

J-WAVE

J-WAVE 今朝はぼくには信じられない、5:45分という時間に起きて六本木ヒルズのJ-WAVEへ行き、別所鉄也さんの「GOOD MORNING TOKYO」に出演して来ました
 テーマはぼくの新著書、「知られざるイタリアへ」を通してシチリアやトスカーナ、そして旅そのものについて。別所さんとは以前からお付き合いがあるので、楽しく話すことができました。
 明日の朝は同じくJ-WAVEでジョン・カビラさんの番組にでるので、興味のある方はぜひ聴いてみてくださいね!

■ロバート・ハリス 新刊 『知られざるイタリアへ』 サイン会開催
詳細はこちらで
SPBLOG TOPICS→ https://minkara.carview.co.jp/userid/276536/blog/

東京書籍HP→ http://www.tokyo-shoseki.co.jp/webmagazine/robert/
Posted at 2008/07/24 09:29:53 | コメント(1) | トラックバック(0) | モブログ
2008年07月23日 イイね!

エクスプローラー・スポーツトラック

エクスプローラー・スポーツトラックみなさん、こんにちは。
暑いですね。
 
ぼくは最近、フォードのエクスプローラー・スポーツトラックを横浜で乗り回していたけど、結構気持ち良かったですね。
 
これはアメリカで俗に言うピックアップトラック。荷台に農機器や藁や家畜の餌などを積んで走る、いわゆる農業地域用の車で、昔は主にアメリカの田舎で使われていました。
 
でもこれが若者たちの間で徐々に人気が出て、エンジンを改造したり、分厚いタイヤをつけたり、目立つ色に塗り替えたりして、若者のクールな車として町をクルージングするようになった。『アメリカン・グラフィティ』の時代あたりからですね。そう、1960年代の半ばあたりからかな。
 
ぼくが乗った黒のエクスプローラー・スポーツトラックは、まさにそんな、ピックアップトラックのカッコよさを追及した車。見た目はかなりごつくて凄味があって、ワルっぽい。ケンカが強そうな車ですね。ぼくはこういう車、かなり好きです。
 
ホントならアメリカのカリフォルニアの田舎町のモデストやフレスノあたりをクルージングしたかったんだけど、これに乗って横浜の、特に山下公園の横とか元町を走るのもなかなかおつでしたね。横浜って昔からイメージ的にアメ車が似合うんですよね。
 
ぼくがティーンエイジャーのころはよく元町で友達と合流して、そこから2台とか3台の車に乗って女の子をピックアップして、山手駅の上にある外国人用のスポーツクラブYC&AC(Yokohama Country and Athletics Club)でのダンスパーティに行ったんだけど、あのころこのエクスプローラーがあったらさぞかしかっこよかったでしょうね。

 
アメリカって言えば昨日、とてもアメリカ的な映画を観てきました。ショーン・ペン監督の『イントゥ・ザ・ワイルド』という話題作です。
 
アメリカの壮大な自然。アメリカの孤独。アメリカ特有の冒険心と反骨精神。オンザロードへのあこがれ。荒野への望郷。自由への執着心。ストイシズム。
 
そんな、アメリカ的なもの、アメリカ的なスピリットが詰まった、静かで、それでいてとても激しい映画です。なんて言えば良いのかな、ハートにズシーンてくるんだけど、残るイメージはどこまでも青く広がる空なんですよね。
 
原作はジャーナリストで登山家のジョン・クラカワーのベストセラー・ノンフィクション『荒野へ』。
 
日本でも話題になったので、読んだ人もいるかもしれないけど、これはクリストファー・マッカンドレスという若者が2年にわたってアメリカを彷徨い、最後はアラスカの荒野の中でたった24年の生涯を終えるまでの軌跡をたどったノンフィクションです。
 
アメリカの裕福な中流家庭で育ち、大学を好成績で卒業したばかりのこの将来有望な青年がなぜすべてを捨て、金まで燃やして放浪の旅に出たのか。彼がアラスカの荒野に求めたのは一体なんだったのか?そして、彼が命を落とすその時に目にした景色は一体どんなものだったのか...
 
ぼくは原作は残念ながら読んでいないんだけど、ショーン・ペンはこのカリスマ溢れる魅力的な若者の内面世界を、彼が旅先で出会った人々との交流や彼が見た自然の景色、彼の妹の証言、そして彼本人の日記から抜粋した言葉を通して、詩的に、深く、そしてどこまでも優しい視点で描き上げています。
 
この映画のテーマについてはまた次回、詳しく思いを巡らしてみたいなと思っています。
 
さて、最後にお知らせなんですけど、明日の朝、7月24日のAM8:20~8:30に、J-WAVE GOOD MORNING TOKYO に出て、別所哲也さんとぼくの新しいイタリアの紀行本について話すので、興味のある方はぜひ聴いてみてください。
Posted at 2008/07/23 19:00:57 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記
2008年07月15日 イイね!

暗闇の中をどう歩いていくか

暗闇の中をどう歩いていくかみなさん、こんにちは。

「夜を旅しないと、夜明けには辿り着けない。」

この前も書いたけど、これは中東の高名な詩人、カーリル・ギブランの言葉です。



夜を旅する…、これはいろんな意味に捉えることができる言葉だけど、たとえば夜を人生の暗闇として捉えたら、どういう思いが湧いてくるのか…

人生の暗闇…つまり苦しいこと。愛する人との離別、死別。失恋。孤独。自己喪失。社会的な孤立。自己嫌悪。ジェラシー。憎しみ。
 
「人生、楽しんだ者勝ち」と言うのがぼくのモットーですけど、今までの半生の中で、ぼくは上に挙げたほとんどの暗闇の中を旅してきましたね。

高校2年生の時には初恋の女の子に振られて、悲しみのどん底に突き落とされたし、大学2年の時には親友に死なれて、何日もの間、涙にくれました。

大学を卒業する数か月前あたりからなぜか精神的にすごく落ち込んで、それからすぐに旅に出て、東南アジアを回ったり、バリ島に一年住んだり、オーストラリアのシドニーで暮らすようになったんだけど、この落ち込んだ状態は結局4年ぐらい続きました。

24歳ぐらいから28歳ぐらいまでのことですね。これが今まででいちばん辛い時期だったかな。自分のことが全然好きになれないし、いつも頭の中で「自分は一体、だれなんだ?」とか「自分をなんとかして変えなければ」みたいなことをぐじぐじ考えて空回りばかりしていたし、人とは自然体で、リラックスして付き合うことができなかったし、とにかく自分という暗闇の中に閉じ込められていましたね。

この状態からはセラピーをやってなんとか抜け出ることができたんだけど、セラピーを始めるちょっと前にすぐ下の弟のロニーを亡くし、セラピーの最中に最初のワイフのゲイルと別れ、セラピーを終えて社会復帰してまもないころ、もう一人の弟、リッキーを亡くしました。

この後もいろいろ辛いことはありましたね。2番目のワイフのオンディーヌとは初めからうまくいかなくて喧嘩ばかりしていたし、彼女との離婚によって息子のシャーとは離れて暮らさなければならなくなったし、失業もしたし、失恋も懲りずに何度か…
  
こんな風に書くと、「なんだ、ロバート・ハリスの人生、真っ暗闇じゃないか」と思うかもしれないけど、そんなことは全然ないですよ。

ぼくは自分のことをラッキーな人間だと思っています。今までの人生、たしかにアップ・アンド・ダウンは激しいけれど、かなりエキサイティングで楽しかったし、自由奔放に、好き勝手にやってこれたし、たくさんの人を愛し、たくさんの人に愛され、良い友人、やりがいのある仕事にも恵まれてきました。そして
ぼくは自分のことを持て余すことはあるけれど、けっして嫌いではないし、精神的には脆いところもあるけど、根本的には明るくて強い人間だと思っています。
 
そう、「わが人生に悔いはなし」です。いろんな意味で、恵まれた人生を送ってきたと思っています。でも、暗闇はたしかにあった。どんな人生にも暗闇はあるんですよね。

問題は、その暗闇の中をどう歩いていくか、なんだと思います。目を閉じて逃げ回っていくか、目を開けて自分の行く道を模索していくか。

ぼくは思うんだけど、悲しいこととか辛いことって、いくら逃げても逃げ切れるものじゃないんですよね。それどころか、逃げれば逃げるほど、暗闇の奥へと迷い込んでしまう。漆黒の闇に呑み込まれてしまう。

心を閉ざして悲しみが中に入ってこないようにすることもできるけれど、これも結局はだめなんですよね。

心を閉ざすと必ず体につけが回ってくるし、閉ざされた心は何も感じることができなくなってしまう。
 
夜を旅するって、やはり、夜の持つ全てのものを受け入れながら前へ進んでいくってことなんですよね。

それが悲しみだったら、できる限り悲しむ。泣き、喚き、運命を呪い、自分を呪い、のたうちまわる。

でも、そうしながらも、前へ進んでいく。これしかないんですよね。

これをしないと、精神的に風通しの良い人間にはなれない。いつまでも人に心を閉ざした、びくびくと小さいことに怯えながら生きる人間になってしまう。

 だから、とにかく、前へ進んでいく。

 文句を言いながら、神を冒涜しながらね。

すると、いつのまにか、悲しみが幾分楽になっている。体が軽くなって、歩調も強くなっている。そして、あたりが少しずつ白んで、闇がゆっくりと引いていく。そして、気がつくと、空一面が夜明けの鮮やかな色に染まっている。こんな感じですよね。

夜が長ければ長いほど、夜明けって気持ちが良いし、苦しみが薄れるのも早い。そして、闇の中を果敢に歩いて行った自分のことがいとおしくなる。そんなもんだと思います。
 
「俺達はみんなドブの中にいる。でも、なかにはそこから星を見つめている者だっているんだ」

これはぼくの大好きなオスカー・ワイルドの言葉ですけど、
ぼくの言いたいのはこういうことなんだと思います。

今日のオフショットは、エスケープと一緒に。

Posted at 2008/07/15 18:51:07 | コメント(6) | トラックバック(0) | 日記
2008年07月09日 イイね!

旅の醍醐味 “TOUCHING SOULS” サイン会のお知らせも

みなさん、こんにちは。

 最近、ある雑誌に、一人旅についてかなり長いインタビューを受けました。ぼくは小さい時から一人で近所の商店街や公園などをうろつくのが好きで、大きくなるにつれて横浜駅や伊勢佐木町、中華街や元町へと足を延ばしていきました。ただあてもなく町を歩いて、たまに本屋に寄ったり、喫茶店に入ってコーラを飲んだり。ぼーっと、道行く人々を眺めるのが好きだったんですね。

 伊勢佐木町の裏道に親不孝通りっていうのがあるんですけど、ぼくはよくそこの屋台の焼きそば屋のベンチに座ってぼーっとしていました。そんなぼくにたまにやくざの兄さんが「おい、ぼうず、これで焼きそばでも食え」と言っておこずかいをくれたり、夜のお姉さんたちがぼくの頭をなでて、「坊や、また来てんの? 今度お姉さんたちが遊んであげるからね」と冷やかしていったりしました。

 初めての長い一人旅は高校2年のとき。ヒッチハイクで関西、四国、九州とわたり、最後は船に乗って、当時は日本の最南端の島と呼ばれていた与論島まで行きました。

 この旅に味をしめたんですね。高校を卒業してすぐ当時のソヴィエトを横断し、北欧、ヨーロッパ、中東、そしてインドまでの、半年間にわたる一人旅をしました。この後も、長い間暮らしたオーストラリアのいたるところを一人で車で回ったり、カリフォルニアからネバダまで一人でゆっくりとドライヴしたこともあります。
 
 日本に帰ってきてぼくはこれらの旅についてラジオや本で何回となく語ってきたので、ぼくにいつのまにか『孤高の旅人』的なイメージが付いてしまったみたいなんですけど、

 ここではっきりと言いますね。

 ぼくは根本的には一人旅はあまり好きではありません。ぼくは生まれつき、大の寂しがり屋なんですよね。一人で街をうろついたりするのは好きなんだけど、あまり長い間一人でいるのは苦手です。

 初めて海外へ行った時、スエーデンのストックホルムで一か月半、バイトをしながら独り暮らししたんですけど、その時は友達もあまりできなかったし、もう寂しくて寂しくて泣きたくなっちゃいましたね。

 これで懲りたんですね。ぼくはそれ以来、なるべく友達と旅をするようにしているし、一人で旅をしていても、友達をすぐ作るようにしています。だって、食事をするんだって、一人よりは二人で食べる方が美味しいし、きれいな景色をみたら、誰かと一緒に感動したいですよね。

 それにぼくにとって旅の一番の目的、醍醐味は、旅先でたくさんの人と心を触れ合い、友達になることです。人に出会わない旅なんて、ぼくにとっては意味のないものです。

 そんなわけでもうすぐ発売になるぼくの紀行本、『知られざるイタリア』のサブタイトルをTOUCHING SOULS IN ITALY としました。この旅では、ぼくに土地までくれて友情を誓ってくれた、『ニュー・シネマ・パラダイス』の舞台となったパラッツォ・アドリアーノ村のペペおじさんや、『ゴッドファーザー』が撮影された現場をひとつひとつ、丁寧に案内してくれたフォルツァ・ダグロ村の『ゴッドファーザー』オタクの青年や、ぼくたちを夕食に招待してくれて、イタリアでの生活を事細かに語ってくれたアルベロベッロの洋子さんや、シエナの町を案内して、現地の友達を何人も紹介してくれた留学生のキララさんや、ぼくたちを手厚くもてなしてくれて、ワインや食事までおごってくれた貴族のジュセッペさんなど、本当にたくさんの人々と心を触れ合い、いろいろなことを語り合い、楽しいひと時を過ごしてきたからです。

 旅の友はギリシャとモロッコの旅でも一緒だった、写真家のHABU ちゃん。本の随所に彼の撮ったイタリアの映像がちりばめられています。

この本、7月22日に東京書籍から発売予定なんですけど、その週の金曜日の7月25日の19:00から、青山ブックセンター六本木店でサイン会があります。もし興味がある方はここにインフォメーションを貼っておきますので、是非チェックして、足を運んでみてください。

■詳細はこちらで
SPBLOG TOPICS→ https://minkara.carview.co.jp/userid/276536/blog/

東京書籍HP→ http://www.tokyo-shoseki.co.jp/webmagazine/robert/

 さて最後に、今取り組んでいる旅のノートブックに入れる格言の中にまた一つ、イマジネーションを掻き立てられるものを発見しました。

 これは中東が生んだ偉大な詩人、カーリル・ギブランによるものです。

 「夜を旅しないと、夜明けには辿り着けない」
 
 次回はこの“夜の旅”について色々と思いを巡らせてみたいと思います。


Posted at 2008/07/09 19:07:42 | コメント(7) | トラックバック(0) | 日記

プロフィール

'48年横浜生まれ。 上智大学卒業後、'71年日本を後にし、東南アジアを放浪。 バリ島に1年間滞在後、オーストラリアに渡り延べ16年間滞在。シドニーで書店&...
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