
ついに我が家の愛犬とお別れの時が来てしまいました。
16才9ヶ月でした。
✳生々しく経過を書いているので注意
10/1までは食欲もあり元気な寝たきりワンコでしたが、10/2の夜中に大量に吐血をしました。
10/3に病院へ連れていき血液、エコー検査を行いました。15歳から患っていた腎不全の要因が大きく 春先には数値が下がって安定していたハズでしたが、急激に悪化した様子でした。
状態的には回復の見込みがない及び高齢の為、胃腸保護の薬をもらい帰宅しました。
この日は食欲が戻り、少しご飯を食べ水も飲みました。
10/4から再び食欲がなくなり便は下痢となりました。(食事はわずか)
10/5から水は飲むが食事は拒否するようになり、便は真っ黒なタール便となりました。
このあたりから口臭もアンモニア臭が漂いはじめ、かなり腎不全末期に近づきました。
この日まで寝床はベッドの上でした
10/6水は欲するが食欲なし この日は悲鳴を上げるように鳴きながら嘔吐を繰り返しました。その結果声がかすれて出なくなりました。
見ているだけしか出来ない自分らは
『苦しいなぁ…苦しいなぁ…』と声をかけながら背中や胸をさする事しか出来ませんでした。
ここで少しでも辛さを緩和出来ないかと思い、病院に相談して即効性のある吐き気止めの薬をもらいました。
効くかは分からないけど、飲ませてみたところ効いてくれて落ち着きを取り戻し、犬は眠ることが出来ました。
落ちついた時に気分転換で実質最後の散歩になりましたが、外の匂いを少しだけ感じさせにいきました。
途中反応して鼻をクンクンさせる動きをしました。
この日の夜から一階リビングに布団をひいて一緒に添い寝しながら看病になりました。
さらに嫁さんもパートを休みにしてつきっきりで看病してくれています。
やはり、苦しんでいる愛犬を見たくないのは正直なトコで一瞬だが、安楽死も頭によぎりましたが、犬の様子を見ることにしました。
人によって安楽死否定肯定はありますが、私としてはケースバイケースが本音なトコであります。
このあたりはどっちが正解?と言うのは人間のエゴになるので正解はないと思ってます。
10/7吐き気は少なくなったが、今度は腎不全末期症状の尿毒症により痙攣が軽く出始めました。前後足、シッポがピクッピクッとたまに動く程度
水もほんの少量は飲むが拒絶をはじめました。また時折、目も虚ろになってきました。
意識がしっかりしている時の見た目は元気そうに見える
10/8この日は水は少量飲んだが、夜に痙攣大な症状が出て、しばらく瞳孔が開き口で大きく息をし始めましたが、数分でおさまったものの口臭は血液臭がしてきました。
10/9この日も前日同様に痙攣大の症状が出ました。その後に呼吸も荒めに変わっていきました。
この夜に犬をさすりながら添い寝をしていると、愛犬が頭をすりよせてきました。
これが最後の写真になります。
10/10この日私は仕事中に犬の口元と血液の臭いがまとわりついていて、嫌な気配は感じていました。
自宅に帰ってから様子を見ると、吐き気が酷くても吐ける力も出なく、出ない声を唸りながら苦しむ頻度が増えていました。
また夜になってから軽い痙攣頻度も5~10分単位で出始めました。
ちなみにこの時、犬は床擦れが痛くてもがいていたので、向きを変えてあげたところ
ここ数ヵ月間力がなくて振れないシッポを左右に5~6回フリフリを3回程見せました。
この時に感じたのが、お別れの挨拶
その後に日付が変わり10/11朝4:20頃に痙攣大の後に口を開けて呼吸が数回荒くなったが、徐々に呼吸が弱くなり呼吸が止まりました。
口を見たときには白くなっていました。
これを見た時は血圧の急低下による症状で命が終わる時の合図
最後は苦しまずにフッと逝きました。
私達夫婦は泣きながら『お疲れ様!よく一生懸命頑張ったね!ありがとう!今までありがとう!ウチに来てくれてありがとう!』と声をかけ彼をさすりました。
5~6年前に虹の橋を渡ったトイプードルは最後、心臓が止まった後に凄く苦しんで逝ったので、今回は最後の最後で苦しまず逝ってくれたことが救いでした。
その後に彼をキレイに拭いてあげ、ブラッシングをすませ葬儀の準備をしました。
朝4:20からなんだかんだで火葬が終わった頃には夕方になりました。
今日から彼はもう居ないが、彼が49日頃に帰ってくるのを心待ちにしているので気持ちを切り替えていきます。
ありがとう!君はウチに潤いと幸せを我が家に与えてくれたよ!また会おうね!
✳死後の写真は撮らない派なので、火葬時はこれだけ
最後に次回からしばらく愛犬の思い出を書いていこうかと思います。
自己満足な内容となります。彼を記憶から薄れたくない個人のエゴになるのでご了承ください。
でも、愛犬の最期を通じて生きるを学べた気がします。
ただ……犬が居なくなった家はこんなに静かだったのだと、この晩感じました。
強がっても寂しいのは確かです。しかし嫁さんも頑張ってくれていたので、そちらのケアもしていきます。