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2025年06月01日 イイね!

とんぼブローチをオニヤンマ化する

とんぼブローチをオニヤンマ化する
何年も周回遅れというか、いまさら感はありますが、虫よけ用のオニヤンマを作りました。ダイソーのとんぼブローチ(同等品)を素材にします。以下備忘録です。

ネットで情報を仕入れダイソーを何店舗か見回ったのですが、とんぼブローチはどこにも置いてありません。ブームが去ったのかあるいは今だ人気が衰えずに売り切れなのか?
で、Amazonを見ると、以下の物が6匹で720円で出ていたのでゲットしました。1匹120円なので許せますね。
これ、商品レビューや写真を見る限りはダイソーと同じ物のようです。そのままではオニヤンマには見えないのでペイントします。
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●ペイントのための塗料
試してみた3種類の塗料で、塗って1日経って塗装個所に触ってみると
①Can★Doのモデラ―マーカー →結果:X
 ベタベタで、触ると指に塗料が付いてしまいます。
②ダイソーのペイントマーカー →結果:○または△
 ペタッとする感触があるので完全には固まってはいないようですが、指に塗料は付きません。
③ダイソーのアクリル絵の具 →結果:○
 サラサラに乾燥しました。

とんぼの素材のPVC(ソフビ)に含まれる可塑剤が染み出すことで塗料によっては柔らかくなってしまうようです。
という事でアクリル絵の具を使うことにしました。塗り始めたらだんだん面白くなって何度かダイソーに足を運んで色を買い足しました。

●私のやったペイント手順(5匹目)
①作業しやすいように羽をばらして、元々塗られている黄色いドットをカッターで削り落とします。
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②アクリル絵の具の黄+白+ほんの少しの緑を混ぜてレモンイエローを作成し、ボディの縞模様を描きます。筆ではなく爪楊枝を使いました。
色の作成にはダイソーのクリームケースを使いました。アクリル絵の具は乾くと耐水性なので、蓋ができるケースならば乾燥を防げます。試験的に混合する時にはダイソーのコンタクトレンズケースが良かったです。3個入りなので6種類のトライができます。
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③元々のとんぼブローチの目は一部分しか塗られていないので、緑+黄で未塗装部分を塗って、乾燥後に青で目玉の中心部を描きました。青は色の混合実験のために購入した物ですが、最終的にはこの部分にしか使わなかったので、マッキー黒を使うかあるいは何も描かなくてもよかったかも。
④乾燥したらグリッターの青に少しグリッターのゴールドを混ぜた物で目玉をコーティングしました。複眼の感じを出したかったのですが、綺麗だけど本物とはかけ離れたものになってしまいました。グリッターには緑色がないので青に黄を混ぜたかったのですが、グリッターの黄色は売らなくなってしまったのか何処にも置いてなかったので仕方なくゴールドを使いました。乾燥後2度塗りしてキラキラをたくさん散らしました。グリッターの青だけを使った方が深みが出てかつ輝きも綺麗なのですが、目の色がブルーっぽくなってしまいます。下地を色々試してみたのですが、青のグリッターを被せた後ではなかなかエメラルドグリーンになりませんでした。
⑤目玉が乾いたらレモンイエローで顔を描きます。額に1本線、鼻に3点打ってその上部を線で結び、前歯2本と左右の奥歯の位置に点を打ちます。
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⑥羽を元に戻してレモンイエローで背中の前方に1点、後方に2点打ってペイントは完成です。吊るして使う場合は安全ピンを外しておきます。
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●羽の強度アップ
ベランダの手すりに縛り付けて1日様子を見たのですが、強風で羽があおられて取り付け部の根元に筋ができました。これは早々に破断するとみてダイソーのヤモリテープ(厚さ2mmのゲルテープ)を1cmほど切って剥離紙を残して羽の上から貼り付けました。これで様子見です。
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テープの分前方が重くなるので、吊るす場合には羽の後ろから中足の前に紐を廻すとほぼ水平になります。
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●羽の増産
強度アップしたとはいえ消耗品と思われるので羽を増産しておきました。
羽をいったん外したらプリンターでスキャンして、たまたま在庫で持っていたエレコムのはがきサイズの透明ラベル用紙に印刷しました。印刷設定は写真用紙でフチなしにして丁度2匹分入ります。ちょっとスキャンが濃すぎたようで黒っぽくなってしまいました。
印刷が乾いたらダイソーの手張りラミネートフィルムに印刷面を張り付けて、透明ラベルの剥離紙を剥がしてラミネートしたら、羽の周囲に沿ってカットします。
ネットによればコンビニなどのレーザープリンタで普通紙に印刷してラミネートフィルムに張り付けてから水で紙をふやかしてトナーだけを残すというテクもあるようです。
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●効果についての考察
ネットによれば効果ありとなしにコメントが分かれるようです。思うに、
・虫にとってオニヤンマの周辺は捕食されるリスクゾーンとして認識はされている。
・そのリスクを無視せざるを得ない事情(自身の生存や産卵のための栄養補給など)があればそちらを優先する。
という事かなと。クモなどは「もっと心休まる場所で巣を張ろう」と思うだろうし、蚊は「唯一無二の栄養源を発見!」と捨て身で向かってくるってことでしょうね。まあ当たり前と言えば当たり前ですが。

我が家では、夏の間、網戸にたかる小さな羽虫がいなくなればいいなと期待しています。
(でもベランダ水耕栽培のゴーヤとミニトマトの花に毎日やって来る働き者のミツバチの邪魔はしたくはないなぁ)

Posted at 2025/06/01 13:54:15 | コメント(0) | トラックバック(0) | 自然 | 暮らし/家族
2025年05月21日 イイね!

ポータブルFFB(フォースフィードバック)ハンドルコントローラー(2号機)

ポータブルFFB(フォースフィードバック)ハンドルコントローラー(2号機)
可搬型のFFBホイール2作目です。ちなみに前作はこちら↓

●前作からの主な変更点
①ブラシレスモーターの採用によるダイレクトドライブ
→ステア反力部にギアによる減速機構がないので、バックラッシュによる遊びや操作時のゴリゴリ感がありません。
②ロータリーエンコーダーの採用
→ステア角検出の分解能がアップしたので車両の直進安定性とステアの応答性が向上し、また回転範囲が一般的なハンコン同等900°となりました。
③ワイヤレスペダルの採用
→操作が実車っぽくなっただけでなく、好みの位置にペダルをレイアウトできるのでブレーキを左右どちらの足でも踏むことができますし、使わないときには簡単に脇へ片づけておくことができるようになりました。

なおコントローラー本体とPCの間はUSBによる有線接続です。モーターを駆動するための電力を供給する必要がありますので。
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操作ボタンは必要最低限しか実装していません。以下のように割り当てを行いました。
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●事の発端
昨年の夏にブラシレスモータを使った電動ツールを入手したのをきっかけに、ブラシレスモーターそのものに対する興味が生まれ、色々調べていくうちにこれは以前作ったFFBホイールに最適なんじゃないかな?と思った次第です。

●動作状況の動画はこちら。

●詳細はGitHubにアップしました。

●主な部品(価格は2024年末時点)
★コントローラー本体
①ジンバルモーター: 2804 100KV AliExpress購入価格 1,262円
②マイコンボード: ESP32-S2 AliExpress購入価格 464円
③磁気式エンコーダー: AS5600 Amazon購入価格 単価344円
④PchMOSFET: TJ8S06M3L 秋月購入価格 単価60円x3 = 180円
⑤N型MOSFET: TK8S06K3L 秋月購入価格 単価60円x3 = 180円
⑥H-CMOS: 74HC14 秋月参考価格 30円
⑦タクトスイッチ:秋月購入価格 単価30円x4 = 120円
⑧ショットキーダイオード: 1S4 秋月参考価格 単価14円
⑨分割ロングピンソケット: 秋月参考価格 80円
その他パーツは手持ちの物ですがそれを加味してもコントローラー本体で2,800円ほどかと。
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★ペダルユニット
①エクスプレッションペダル: M-Audio Amazon購入価格 単価2,445円x2 = 4,890円
②マイコンボード: ESP-01S AliExpress購入価格 単価188円x2 = 376円
③三端子レギュレータ3.3V: NJU7223DL1 秋月購入価格 単価45円x2 = 90円
④18650チャージャーボード&ソケット: Amazon購入価格 単価80円x2 = 160円
⑤圧縮コイルばね: 線径0.8x外径10x長さ35mm Amazon購入価格 単価82円x2 = 164円
⑥圧縮コイルばね: 線径1.2x外径12x長さ50mm Amazon購入価格 単価95円x2 = 190円
その他パーツは手持ちの物ですがそれを加味してもペダルユニットは2台分で6,000円ほどかと。
しっかりとしたペダル機構を自分で1から作るのは大変そうだったので市販品を奮発してしまいました。
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システム全体での部品代は8,800円ほどかと思います。実際にはこれに3Dプリントのフィラメント代がかかりますね。またこれ以外に18650バッテリーが2本必要です。

●使ってみての感想
・ドリフトを簡単にキメれるかと思ったのですが、やっぱり難しいです。練習が必要ですね。
・電源オンオフはペダルの底面に元からあるスイッチを流用したのですが、スイッチ操作時にペダルを持ち上げる必要があり少し面倒です。サイド側にオートパワーオフからの復帰のためのリセットスイッチを設ければよかったかも。

●以下は各ゲームで設定を行った時のメモ書きです
★RaceRoom Racing Experience
・コントローラーと画面で舵角をそろえる
 設定/CONTROLLS/ADVANCED/Steering Sensitivity→100%
 設定/GRAPHICS/COCKPIT/SteeringAnimation→Custom
 設定/GRAPHICS/COCKPIT/CustomWheelRotation→450

★Automobilista 2(DEMO版)
・コントローラーと画面で舵角をそろえる
 TYPE=WHEEL MAKE=CUSTOMを選択し、EDIT ASSIGNMENTSで割り当てを行い、その後CONTROL SCHEMEでキャリブレーションを行う
・画面がカクカクの場合は以下の設定を行う
 Reduce Detailed Grass to Low or Off
 Reduce Particle Density to Low
 Particle Level to Medium
 Super Sampling off

★BeamNG.drive
・ステアリング回転角は900°
・デフォルトだとFFBが効かない
 FFBの設定でアップデートタイプ→フル(スローフォールバック)を選択。
 ↑システムアップデート後はデフォルトの「速い」で問題なし

★Euro Truck Simulator 2
・シフトボタンの割り当て
 シフトアップ&ダウンは[コントローラー]ではなく[キー&ボタン]のセカンダリ割り当てに設定する。

★Assetto Corsa
・タコメーターの表示MOD
 Initial D Arcade Tachometer 2.2
・ステア入力の表示MOD
 tofuSteeringDisp 0.51
・カーMODを入れたらゲームの車一覧でメーカーロゴが国旗?になってしまった
 コンテンツマネージャのコンテンツ/車で車の左上のロゴをタップしてOKする
・カーMODを入れたのにゲームの車一覧でサムネイルが表示されない
 車のカラーを選択し直す

★Live for Speed
・コントローラーでTinyUSB HIDを選択
・ステアリング回転角は900°
・その他スイッチ類を割り当て

Posted at 2025/05/21 19:10:31 | コメント(0) | トラックバック(0) | ゲーム | パソコン/インターネット
2025年04月13日 イイね!

ジャンク扱いのプロ用デジタルマルチメーターを入手

ジャンク扱いのプロ用デジタルマルチメーターを入手
アドバンテストのデジタルマルチメーターTR6846(しかもGPIBユニット付き)をネットオークションで3千円少々でゲットしました。これ、おそらく20~30年前に作られた物でしょうが、現在中古が大量に出回っていることから業務用のスタンダード機種だったのだと思います。GPIB付きだと当時でおそらく15万円越えかな?とてもアマチュアが手を出せる値段ではないですよね。長い期間校正されていないのでジャンク扱いですが問題なく動作しました。
・取説はこちら↓にありました。
↑今改めて見たら、初版 1986年1月30日とありますね。設計は40年前か~
初代Windowsが出る前ですね。MS-DOSやワープロの時代ですかね。でもまだ修理や校正を受け付けてる会社があるということは今も現役で使われているのかもしれません。中を開けてみましたがよく考えられているプロの設計だな~と感じました。これなら10万円も納得です。

●校正してみた
・取説には校正の仕方も載ってます。ACはボリュームを回す必要がありますがDCや抵抗測定はデジタル的に値を入れて校正します。プローブ先端をショートすることによりゼロ調整はできますが、スケールゲインの調整にはあらかじめ値の分かっている基準電圧源や基準抵抗が必要になります。
・Aliexpressから基準電圧源と基準抵抗を入手しました。基準電圧源は1,500円、基準抵抗が600円程度でした。
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・基準電圧源は高精度電圧リファレンスICのAD584Lを使ったものになります。AD584にはJ、K、Lと3グレードあり、Lが一番高性能です。スペックでは
10.000V±5mV、7.500V±4mV、5.000V±3mV、2.500V±2.5mVとなってます。
・購入品には計測結果が手書きで記入されています。中華製品なのでそもそもチップが本物であるかどうかを含めて若干の疑念はありますが、スペック以上の精度が出ているようなのでこれを信じることにしました。電源に12Vが必要なので廃棄予定の外付けHDDのAC/DC電源を使いました。
・校正後のDC電圧測定
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・校正後の抵抗測定
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・ゼロ点はともかくゲインはほとんどズレてなかったので、基準電圧源は本物だったと考えられます。抵抗はプローブ込みでゼロ点調整を行いましたが、本当はショートプラグで調整してプローブ分はNULLボタンで打ち消すのが正しいのかも?
・電流とACに関してはゼロ点調整のみです。

●雑感
・今まではデジタルテスター(MASTECH MAS-345)を使っていたのですが、抵抗測定の分解能が0.1ΩだしゼロΩ調整ができないしと不満がたまり本物のDMMに手を出しました。
・最初amazonでOWONの2万円越えのDMMを買ったのですが、ファームがダメダメで返品してジャンク品にトライしました。
・ジャンク扱いなので本当に壊れている物が届く可能性もあり賭けではありました。
・DC電圧の分解能は1μVとテスターの1/1000で、抵抗も1mΩとテスターの1/100まで計測できます。アマチュアレベルでは最高性能ではないでしょうか。コスパ最高です。
・設置場所の確保ができるならアマチュアの選択肢の一つとしてジャンクに賭けてみるのも悪くないかと思います。
・DMM本体はオークションに出ているのですが専用入力ケーブルがなぜか見当たりません。取説によれば赤側がシールド線になっているのと、押し込んで回すと電流測定の保護ヒューズにアクセスできるのですが。まあ汎用品でも使えるわけですが、せっかくなのでどこかで見かけたら値段次第で入手を考えるかもしれません。

●おまけ
・せっかくGPIBが付いているので、データをPCにUSBシリアルで送って表示&ログできる仕掛けを作りました。
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詳細をこちら↓にアップしました

Posted at 2025/04/13 16:36:10 | コメント(0) | トラックバック(0) | 電子工作 | 趣味
2025年03月13日 イイね!

GoogleMapのタイムライン表示アプリ完成

GoogleMapのタイムライン表示アプリ完成
前回のブログでGoogleマップのタイムラインをPCのWebブラウザで見る話を書きました。なかなか希望通りのアプリが見つからなかったのですが、その後Chat-GPTを使えば割と簡単にできそうな気がして試してみたら夢中になってしまいました。私の初めてのWebアプリ完成です。AIの手助けで自分の望む仕様を超短時間ですべて入れ込むことができました。


アプリのファイル本体と説明をこちらに置きました↓

インストールなどは不要です。MapTimelineView.htmlというファイルをダウンロードしてダブルクリックすれば動きます。(訪問地の名称も表示したい場合は別途無料のYahoo!クライアントIDを取得してコードに書き込む修正が必要です)

・Webアプリって入出力をブラウザが行って、実行はサーバー側で行ってるのかと漠然と思っていたのですが、exeファイルと同じようにローカル側で実行しているという事を今回初めて知りました。

●特徴
・カレンダーの日付部分に、その日の移動距離に応じたサイズの円を表示しています。
・移動手段によりラインの色を変えています。徒歩なら黒の破線、自転車なら緑、車なら青、電車は紫、飛行機や船は赤などです。
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●Chat-GPTすごすぎ!!
・何でも知ってる優しい大先輩と会話してるみたい。どんな初歩的なことを聞いても丁寧に答えてくれるし。「まずは△△を読んでネットで調べて自分でやってみてそれでもわからなかったら聞こうよね~」なんてこと私だったら言うかも。
・コードを貼り付けると瞬時にそのコードが何をしているかを理解してくれていて、次に「〇〇を××したい」と送ると、やり方の説明と変更したコードを提示してくれ、しかもそれがそのまま使えるコードなんですよ。こちらが聞いてない部分のコードをスマートな手法にさりげなく修正してくれてたりします。日本語でOKだしこれで無料なんてすごすぎる!!(あんまりたくさん聞いていると次はxx時以降にね!みたいなこと言われちゃいますが)
・今回のアプリも90%以上はChat-GPTのコードだと思います。自分でやったのはデータの構造を考えたのとUIの微調整くらいです。特にUIに関してはほとんどお任せでした。何せjsonもJavascriptもCSSも知識ゼロからのスタートだったので。
・今回のアプリ、AIを使わずに自分の力だけでは1年たっても終わってなかったと思います。というか途中でやる気が失せて挫折していたかも。

●これからはプログラミング言語の習得方法が変わる
・今まではHello World!を画面に表示したら言語のリファレンスやネットで解説や誰かのコードを読んで理解して自分でコードを書いてエラーをつぶしてのループをグルグル回して習得したのですが、やりたいことを文書にできれば動くコードが最初に手に入るので、そのコードを読んで言語を理解するという今までと逆の順番になるのかなと。

●Javascriptもすごすぎ!!
・知ってる人は何を今更でしょうが、インタープリターなのでビルドの時間が不要だし、修正後F5を押してブラウザにリロードすればすぐに動作確認できるし、ブラウザ自体に開発者ツールが組み込まれていてブレークポイントの設定だのステップ実行だの変数の中身の表示だの普通にデバッグができるし、WindowsだけでなくAndroidでも動くし、、、、今までこんな宝物が手元にあったことを知らなかったなんて、、、

Posted at 2025/03/13 20:42:46 | コメント(0) | トラックバック(0) | PC | パソコン/インターネット
2025年02月26日 イイね!

GoogleMapのタイムラインをPCで見る

GoogleMapのタイムラインをPCで見る
・記憶があいまいですが昨年末あたりからだったか、GoogleMapのタイムラインがPCのWebブラウザで見れなくなりました。
・旅行先で撮影した写真のフォルダに行程のタイムラインのスクリーンショットも入れているのですが(気が向いた時にまとめてですが)、スマホのスクリーンショットをPCにいちいち持ってくるのも面倒だしなぁとPCで表示するやりかたを探しました。

見つけたのがこちら↓
>Timeline Viewer Map

●サーバー上の過去のタイムラインのデータは消されたらしい!
・調べてみたら、PCで表示できなくなっただけでなく、タイムラインのデータがサーバーでの保存から端末への保存となり、それにともないサーバー上のデーターは消されるように変更されていたことがわかりました。↓
>Googleマップ「タイムライン」ウェブ版廃止 訪問履歴と経路を保持する方法
・Googleからの過去のメールを確認したところ、昨年6月に、昨年12月1日までに対応しないと消えますよ、という内容で来ていました。私はその時に深く考えずにスマホに移管する操作をしていたようです。完全に忘れていました。(今回、将来の機変に備えてクラウドへのバックアップも設定しました。インポートできるみたいなので)

●タイムラインデータのPCへの取り込み
・Android端末から、設定/位置情報/位置情報サービス/タイムライン/[アカウントの選択]/タイムラインをエクスポート
で"タイムライン.json"というファイルが書き出されるので、Googleドライブにアップロードして、PCでダウンロードしました。このファイルを先のビュアーに読み込ませたところ2012-12-22以降のタイムラインを見ることができました。

●タイムラインのデータが間引かれている
・以前にタイムラインをPCで表示した時の画面と、現在同じ日のタイムラインをスマホで表示した画面を比べると、以前はワインディングロードでもそれ沿ってラインが引かれていましたが、今は割と直線的に結ばれています。おそらく地点データが間引かれていると思われます。間引きのアルゴリズムのためかラインが行って戻ってになっているところもあります。ダウンロードしたjsonファイルを先のビュアーで表示しても同様です。データーを端末側に移管する際に削られてしまったのだと思います。サーバーにデータが残っているうちにGoogleTakeoutを行えば元のデータをコピーできたのかも?後の祭りですが。
>グーグルマップの履歴をエクスポートする手順
・もっとも今は位置データは端末に保存されるので、今のタイムラインは昔より荒いという事ですね。通過したルートをきっちり記録するためにはGPSロガーのアプリを起動しておくかGPSロガーユニットを持ち歩くしかなさそうです。
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●"タイムライン.json"データの構造
ここから先は細かい話です。
・少し興味が出たのでjsonの中身を調べてみました。中身はテキストですが普段使っているエディタでは行数オーバーで読み込めなかったので、jsonエディターをダウンロードしました。
>notepad++
・"タイムライン.json"は3つのセグメントに分かれていて、
1:semanticSegments
訪問地点、タイムライン、アクティビティなどタイムライン用のデータ2012-12-22以降
2:rawSignals
1か月前までの生の位置情報と、それをGPS/WIFI/CELLの誰からもらったかの区別。
3:userLocationProfile
ユーザーが保存した地点情報のIDなど。WORKとHOME以外はラベルなし。(IDから名称への変換は有料のGoogleMapAPIが必要らしいです。)
・GoogleMapアプリのタイムライン表示は、jsonのsemanticSegmentsの位置情報から行われていることがわかりました。ただしデータにはノイズがあり、例えば以下の例では海の上に位置のデータがありますがそれらは無視してラインが引かれています。
・三角形に歩いたことになってますがもちろんそんなことはできません。
・それでは生データはどうなのかとrawSignalsの方を見ると、えらく細かく取得している期間とそうでない期間があります。左中央から中央下に歩いたのですがその間のデータは取得できていません。GPSロガーとして使えるかと思ったんですけどね。
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・ちなみに上の画像のjson解析結果のマップは、以下のページの下の方の
>devdattaT/ConvertGoogleHistory.py
s0meguy1さんのコード(GPTが2分もかからず生成したそうで...)を修正してVisualStudioCodeで実行してcsvを作成し、GoogleMapのマイマップにインポートした物です。(マイマップの新規作成が保存済みアイコンの先にあるなんて、、、探してしまいました)

・先のTimeline Viewer Mapではすべての位置データを処理しているわけではない(activityの位置情報が使われていない)のと、ノイズデータを除去していないのでGoogleMapの表示とは若干違いが出ます。作者の方にメールしたのですが、国によって違うのか彼のjsonにはactivityセグメントが含まれないみたいでサンプル送ってと言われましたがjsonの一部だけ切り出せるかなぁ?どうしようか考え中です。
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★2025/03/02 追記
・その後jsonデータの該当部分を手作業で抜き出し、アプリの作者さんと何度かメールをやり取りするとともに、私の方でも解析を行いました。
・結果わかったことは、Googleはvisit期間中のtimelinePathの位置情報は無視しているという事です。以下の解析結果を送って作者さんからは感謝の言葉をいただきました。いずれ修正されるのを待ちたいと思います。
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・chatGPTがどんなものか、試しに「OSMを使って、日本全体を含む地図を表示するwebアプリ。」と入れたらすぐにコードが生成されました。これを使えばだれでもwebアプリできるかも?
Posted at 2025/02/26 21:20:03 | コメント(0) | トラックバック(0) | PC | パソコン/インターネット

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ToshiTechです。よろしくお願いします。 なにかを作るのが好きです。優先順位としては  ①世の中にないから作る  ②世の中にはあるけど値段が高いので...
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