8月のお盆のころ、amazonを何気に見ていたらよさげな電動インパクトレンチが安く出ていたので思わずポチりました。これでタイヤ交換が楽になるし、勢い良く回した十字レンチで足を強打して悶絶することもなくなるなぁと。あわせてトルクレンチも安いやつを購入しました。
で、ふと「これを使えばパンタジャッキの上げ下げも電動でできるんじゃない?」と検索してみると同じことを思う人はたくさんいるようで、インパクトとジャッキを接続するアダプタなども市販されていることがわかりました。
ただし、さらに検索してみると、インパクトでジャッキを回すと打撃の騒音が近所迷惑になるほどデカい、ジャッキが衝撃荷重ですぐに壊れる、などという声もあり、それならばと同じメーカー製のドリルドライバーも追加購入しました(今回は電工試験を頑張った自分へのご褒美です)。
ドリルドライバーとジャッキとの接続は、本物のジャッキハンドルを別途調達してカットしてフック部分を使うことにしました。
前置きが長いですが、灼熱の夏も過ぎ去ったようなので、実際にこれらの電動ツールでジャッキの上げ下げとタイヤの交換ができるのかを検証してみました。
●結果
・動画はこちら
・購入したドリルドライバーのトルクは35N・mですが、このトルクでFit3の前輪のジャッキアップが可能であることがわかりました。
・ただしドリルとジャッキの回転軸が斜めっていると過負荷検知が働いて途中で停止してしまいます。トリガーを引き直せば再び回転するのですが。このことからこのトルクがギリなのかもしれません。
・購入したインパクトレンチで110, 120, 130, 140N・mで締め付けたナットを簡単に外すことができました。
・このインパクトレンチには締め付け時に打撃開始で自動停止するモードがあるのですが、私の買った製品では残念ながら機能しませんでした。トリガーを引いている間は連続して打撃してしまい締め付けがオーバートルクになってしまいます。発売元に問い合わせ中。
・仕方ないので締め付けはLモードで行い、打撃が開始されたらトリガーから指をすぐに離すという運用で対処することにしました。
・このやり方でHONDA車指定の108N・m以下で締め付けが終了できることを確認しました。
●購入品と価格
・電動ツールはDong Cheng(トウセイと読むらしい)というメーカーで、中国ではメジャーのようです。3年保証だし、バッテリーは独自仕様ですがamazonでの単体販売もありいいメーカーだな、と思ったのですが、最近軒並み売り切れで再入荷の見込みなしとなっています。もしかして日本から撤退かな?在庫一掃のサマーセールだったのかも。一応リンクは貼っておきますがページ自体がいつなくなるかわかりません。
同じものは入手できないかもしれないのでスペックも貼っておきます。機種選びの参考になれば。
インパクトレンチ 購入価格:4,500円
ドリルドライバー 購入価格:5,500円
トルクレンチ 購入価格:3,184円
ジャッキハンドル 購入価格:966円
●電動ツールを検討されている方へ
・今回購入したのはいずれもブラシレスモーターのモデルです。これからこの手の物を購入される方はブラシレスモーターの機種を目いっぱいお勧めします。
→ブラシによるロスがないので同じサイズのバッテリーならブラシ付きより大電流が流せる。すなわち高トルクが出せる。
→ブラシ付きと比べるとモーターのお尻の出っ張りがない分コンパクト。
→もちろんブラシの摩耗を気にしなくてもいい。(摩耗するほど使わないでしょうが)
★タイヤ交換って踏ん切りをつけて重い腰を上げるのが常だったんですが、次からはちょっと楽しみかも(^_^)
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Posted at
2024/09/30 19:14:45