何年も周回遅れというか、いまさら感はありますが、虫よけ用のオニヤンマを作りました。ダイソーのとんぼブローチ(同等品)を素材にします。以下備忘録です。
ネットで情報を仕入れダイソーを何店舗か見回ったのですが、とんぼブローチはどこにも置いてありません。ブームが去ったのかあるいは今だ人気が衰えずに売り切れなのか?
で、Amazonを見ると、以下の物が6匹で720円で出ていたのでゲットしました。1匹120円なので許せますね。
これ、商品レビューや写真を見る限りはダイソーと同じ物のようです。そのままではオニヤンマには見えないのでペイントします。
●ペイントのための塗料
試してみた3種類の塗料で、塗って1日経って塗装個所に触ってみると
①Can★Doのモデラ―マーカー →結果:X
ベタベタで、触ると指に塗料が付いてしまいます。
②ダイソーのペイントマーカー →結果:○または△
ペタッとする感触があるので完全には固まってはいないようですが、指に塗料は付きません。
③ダイソーのアクリル絵の具 →結果:○
サラサラに乾燥しました。
とんぼの素材のPVC(ソフビ)に含まれる可塑剤が染み出すことで塗料によっては柔らかくなってしまうようです。
という事でアクリル絵の具を使うことにしました。塗り始めたらだんだん面白くなって何度かダイソーに足を運んで色を買い足しました。
●私のやったペイント手順(5匹目)
①作業しやすいように羽をばらして、元々塗られている黄色いドットをカッターで削り落とします。
②アクリル絵の具の黄+白+ほんの少しの緑を混ぜてレモンイエローを作成し、ボディの縞模様を描きます。筆ではなく爪楊枝を使いました。
色の作成にはダイソーのクリームケースを使いました。アクリル絵の具は乾くと耐水性なので、蓋ができるケースならば乾燥を防げます。試験的に混合する時にはダイソーのコンタクトレンズケースが良かったです。3個入りなので6種類のトライができます。
③元々のとんぼブローチの目は一部分しか塗られていないので、緑+黄で未塗装部分を塗って、乾燥後に青で目玉の中心部を描きました。青は色の混合実験のために購入した物ですが、最終的にはこの部分にしか使わなかったので、マッキー黒を使うかあるいは何も描かなくてもよかったかも。
④乾燥したらグリッターの青に少しグリッターのゴールドを混ぜた物で目玉をコーティングしました。複眼の感じを出したかったのですが、綺麗だけど本物とはかけ離れたものになってしまいました。グリッターには緑色がないので青に黄を混ぜたかったのですが、グリッターの黄色は売らなくなってしまったのか何処にも置いてなかったので仕方なくゴールドを使いました。乾燥後2度塗りしてキラキラをたくさん散らしました。グリッターの青だけを使った方が深みが出てかつ輝きも綺麗なのですが、目の色がブルーっぽくなってしまいます。下地を色々試してみたのですが、青のグリッターを被せた後ではなかなかエメラルドグリーンになりませんでした。
⑤目玉が乾いたらレモンイエローで顔を描きます。額に1本線、鼻に3点打ってその上部を線で結び、前歯2本と左右の奥歯の位置に点を打ちます。
⑥羽を元に戻してレモンイエローで背中の前方に1点、後方に2点打ってペイントは完成です。吊るして使う場合は安全ピンを外しておきます。
●羽の強度アップ
ベランダの手すりに縛り付けて1日様子を見たのですが、強風で羽があおられて取り付け部の根元に筋ができました。これは早々に破断するとみてダイソーのヤモリテープ(厚さ2mmのゲルテープ)を1cmほど切って剥離紙を残して羽の上から貼り付けました。これで様子見です。
テープの分前方が重くなるので、吊るす場合には羽の後ろから中足の前に紐を廻すとほぼ水平になります。
●羽の増産
強度アップしたとはいえ消耗品と思われるので羽を増産しておきました。
羽をいったん外したらプリンターでスキャンして、たまたま在庫で持っていたエレコムのはがきサイズの透明ラベル用紙に印刷しました。印刷設定は写真用紙でフチなしにして丁度2匹分入ります。ちょっとスキャンが濃すぎたようで黒っぽくなってしまいました。
印刷が乾いたらダイソーの手張りラミネートフィルムに印刷面を張り付けて、透明ラベルの剥離紙を剥がしてラミネートしたら、羽の周囲に沿ってカットします。
ネットによればコンビニなどのレーザープリンタで普通紙に印刷してラミネートフィルムに張り付けてから水で紙をふやかしてトナーだけを残すというテクもあるようです。
●効果についての考察
ネットによれば効果ありとなしにコメントが分かれるようです。思うに、
・虫にとってオニヤンマの周辺は捕食されるリスクゾーンとして認識はされている。
・そのリスクを無視せざるを得ない事情(自身の生存や産卵のための栄養補給など)があればそちらを優先する。
という事かなと。クモなどは「もっと心休まる場所で巣を張ろう」と思うだろうし、蚊は「唯一無二の栄養源を発見!」と捨て身で向かってくるってことでしょうね。まあ当たり前と言えば当たり前ですが。
我が家では、夏の間、網戸にたかる小さな羽虫がいなくなればいいなと期待しています。
(でもベランダ水耕栽培のゴーヤとミニトマトの花に毎日やって来る働き者のミツバチの邪魔はしたくはないなぁ)
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Posted at
2025/06/01 13:54:15