
前回の書き込みの後、刻一刻と状況が変化しているのでどこから書いていいかわからなくなっているが、まずは空燃比計の話を。
もともとのきっかけの冷間初爆時にカブる件。これに関してはどう考えても燃料が濃い為。そう考えると空燃比計で初爆時の空燃比のモニタリングをすれば適切な補正数値の診断がしやすく、適切な補正値を設定することができる。そう考えると空燃比計の導入は不可欠だと思ってはいたのだが…冷間初爆のカブりを解決するだけにコレを入れるというのも大げさだし、何よりもこんなん入れたらいろんな事が泥沼化しそうで手に入れたくなかったのも事実(笑)。だが、ふとした事で希望の商品を手に入れることが出来た。
http://www.grid.co.jp/press_lc-1.htm
(リンクが有効化されないのはなぜ?(汗))
本当は後継機種であるLC-2が欲しかったんだが、この円安で前よりも値段が跳ね上がって購入意欲がさらに下がってた(汗)。でも、結果的にはこちらの正規代理店扱いの未使用品(+純正メータ付き)が入手できたのでそういう意味では結果オーライ(笑)。
普通はメータタイプの空燃比計を買うのが普通だと思うが、自分はあえてメータ別体タイプを選択した。理由としては(PCベースで使う前提だったので)別にメータが無くてもいいということもあったが、911に限って言うとメータタイプだと触媒前に装着するO2センサ配線を室内に取り込む際、非常に長い配線を通さなければならないのと、メータが邪魔になり外した時点で一切モニタリングができなくなること、メータから狭幅O2センサ用の配線を触媒前まで戻さなければならないことからユニットタイプを選択した。
狭幅O2センサ用の配線というのは、LC-1(LC-2もだが)は外部出力が2つあり、そのうちの一つはLC-1がモニタリングした空燃比を純正O2センサ用に出力する事が出来る為、純正O2センサを外してLC-1を装着しても純正のO2センサ補正機能を有効するには必須の配線。勿論LC-1の設定如何でO2センサ電圧をトーンカーブでコントロールすることが出来るので、純正のO2センサ制御を自在にコントロールすることが出来る。DMEセットアップの際にO2フィードバックが入ると正確なセットアップができないのである意味必須だが、LC-1を常設で使うのにも非常に有効。
それにユニットタイプだとエンジンルーム内に設置が出来、O2センサ配線の取り込み及び純正O2センサ配線への戻しが非常にやりやすい。室内に取り込むのはメータ用(+PC取り込み用)のシリアル信号配線のみなので非常に簡単。(メータ外してもモニタリングできるし)
で、早速中を開けて内容物の確認をしたが…オプション関係の接続に不可欠なターミネータープラグが無い(汗)。未使用品なのになんと欠品(苦笑)。今回入手した商品は正規代理店モノで保証書もあったので正規代理店にユーザ登録とともにターミネータープラグの在庫確認をしたのだが…一言、「サポート終了機種になりますため ご了承ねがいます」(原文ママ(笑))と返信が来た(呆然)。
まあ後継機種が出てるから仕方ないねぇ…とは思うが、さすがに笑ってすますわけにはいかん。いろいろと調べると海外で販売はあるが、パーツ代と送料考えたらLC-2を買ったほうがよかったね的な金額になる(汗)。さすがにそれはねぇ…と思ってさらに調べるとやはり同じ悩みを持っているユーザがいたらしく、ターミネータープラグの自作方法が書いてあるのを発見した(喜)。で、手持ちのパーツで暫定のターミネータープラグを作成してテストしたら…無事動作した(安堵)。(暫定で作ったハズのこのターミネータープラグ、現在も使用中(苦笑))
ちなみに今回のLC-1、購入の理由の一つに純正のメータが付いていた(XD-1)のもあったのだが、メータに関しては使うつもりはなく正直まぁあってもいいや、的に思っていた。でも、机上動作確認時にテストで接続してみるとLC-1の各種エラー番号を出してくれたり、電源ON時のO2センサヒータの加熱状態(=測定可能状態までのタイミング)を表示してくれたりと非常に便利。当初つける予定はなかったのだが、つけることにした。(でも設置場所が未定なので、とりあえず現状は後付けメータにひっかけてるだけ(笑))
動作確認とキャリブレートも無事に済み、これで本格的に導入するお膳立てがそろったのだが大きな問題が一つ。エンジンルームから室内にどうやって配線を通すか、だ。セッティングだけで使うなら接続時だけ窓から配線を通せはいいや、とも思ったが、今回は常設予定なんでそれはない。できればちゃんと通したい。
通す配線に関しては本来であれば2芯+シールドのシリアルケーブル1本(コネクタ直径12mm(!))とLC-1を駆動するAcc電源があればいいのだが、せっかくなら…
・(断線時を考えて)予備のシリアルケーブル (2芯+シールド・1本)
・LC-1の状況確認LED用信号線 (1芯・1本)
・(通常はLC-1からの狭幅O2センサ用信号を流すのだが)強制的にO2センサを無効化して無補正状態にする為の制御信号 (1芯・1本)
・LC-1のもう一つのアナログ信号(後付けメータ用) (2芯・1本)
・今後何かあったとき用の予備線(2芯+シールド・1本)
等々が欲しい。(エンジンルーム内にAcc電源がないの、今回調べて初めて知ったわ(泣))
当然それだけの量であれば尋常じゃないケーブル量なので素人の手には負えない。っつー事で毎度困ったときの車屋さんに相談(爆)。
自分 : エンジンルームから室内に配線通したいんですけど、無理ですかねぇ。
車屋さん : うーん…エンジンルームから直径12mmもあるコネクタ配線を
室内に通す穴なんてねぇよ?(意訳)
自分 : いやそれはわかるんですが、そこをなんとかならんですかね(汗)。
車屋さん : ならねぇよ。(意訳)
自分 : そこをなんとか(汗)。
車屋さん : だからならねぇって。(意訳)
自分 : なんとか(懇願)。
車屋さん : …もうめんどくさいから週末車持ってきなよ…(諦)
…いつもホントすんません(大汗) -> 車屋さん
っつー事で週末部材をそろえて車屋さんへ。リフトで車を上げてもらいながら今回の作業内容を説明しつつ、通すケーブルの本数と現物をお見せしたら通す以前にその本数にあきれられた(爆)。
車屋さん : …そんだけの配線量だったら、もう諦めてリアシートの足下辺りにホールソーで穴開けた方が早いって(笑)
とからかわれつつも、車体下からどこか通せそうな穴を探す車屋さんと自分。正直自分でもそんだけの量通す穴なんてまず無いと思っていたが、仮にあるとしたらミッションのシフトリンケージ周りに無理やり紛れ込ますしかないと思っていたのでその辺りを集中的に見ていたら…なんとか紛れ込まさずに単独で通せそうな穴を発見(喜)。 なんとかその穴に配線を通し、トーションバーのパイブに配線を這わしてエンジンルーム内に配線を通して無事なんとかなった。(写真は撮る余裕がなかった(汗))
さすがに車屋さんの店先でそのままLC-1を取り付け作業に入る訳にもいかないから(っつーか、それ以前にリフト占有してる時点ですでに営業妨害なんだが(汗))とりあえず家に帰ってから配線 & 工作タイム。LC-1の設置場所的には現在フューエルフィルタの近くについているMDIの横あたりが配線がしやすそうなんでそこに確定(ノイズが怖いが(汗))。後は説明書を見つつちまちまとハーネス作成。
…ここで純正O2センサをLC-1用のO2センサに入れ替えるのにすったもんだがあったんだが(LC-1用のO2センサのコネクタが大きすぎて正規のO2センサ配線穴に通らない)、そのあたりは自分的には大したことがないんでピン抜きにて解決。純正のO2センサ取付穴がLC-1のO2センサと同径であるし、室内に配線を通すことができた今となっては大した問題ではない。(逆にO2センサ径が違っていてLC-1用のO2センサ取付用のボスの溶接が必要…なんてことになっていたらそもそもLC-1の取付自体諦めてる(汗))
ちなみに最後まで悩んだのが、強制的に純正O2センサの信号を操作してO2制御を無効化にするシステムの構造。本来であればLC-1の疑似O2信号を0.5Vに設定してあげるのが一番だが、それだと毎回PCで設定しないといけないから現実的でないし、できれば走行中に気軽に変更できるようにスイッチで手軽にコントロールしたい。だが、0.5Vという低すぎる電圧を作るのが非常に難しい。最初はお気軽に定電圧装置で0.5Vを作っちまえばいいや、と非常に簡単に考えていたのだが、実際に12Vから0.5Vの低電圧を作るのは調べれば調べるほどハードルが高い。とりあえず一番信頼度が高いと思われる低電圧ユニットを入手したが…放熱をきっちりしないと熱暴走しそうでなんか怖い(汗)。もし定電圧装置が壊れて1V以上の電圧が出た場合、間違いなくDMEのO2センサ回りの回路をスッ飛ばすのが容易に判断出来るだけに恐怖しかない。
と、なると普通は純正の様にO2センサ信号線をアースに落とす形がベストだが、アースに落としてから20秒は濃いままの制御になるのも気にくわない。っつーか、普通に考えてスイッチ切ったらリアルタイムで制御切れたほうが分かりやすいし。で、悩みに悩んで結局は入手した定電圧ユニットを放棄した上でリレーでシステムを組み、通常はLC-1の疑似信号入力、手元スイッチにてONにしたときは未接続となる様にシステム組んで配線した。以前書いたように未接続だとノイズでO2制御が暴れるかなと思ったんで後付けで何とでもなるようにしておいたのだが、その後ずっと例の後付けO2モニタメータでモニタリングしていても変なフラつきは起こっていないので未接続でもちゃんと正常にO2フィードバックが死んでいるのが確認できたんで、多分このまま(笑)。
※O2フィードバック制御On/Offスイッチ(自作)。緑のLEDはLC-1の動作状況確認LEDでスイッチONでO2フィードバック無効状態になる(無効状態で赤LEDが点灯するようにした)
まあとにもかくにも色々と配線をしていたのだが、ちまちまと作業をしていけばしていくほど色々と変な妄想が進んでくる。
1. 空燃比がわかるならログ取りの際に回転数もわかった方がいいなぁ…
-> innovateのオプション(SSI-4やLMA-3等)をそろえればなんとかなる。要は買うだけ(笑)。
2. 仮に回転数がわかったとしても後からログ画面を見てもいつどこでどんなシチュエーションでその空燃比になったのかがわからないと意味が無ぇなぁ…
-> 適当なWebカメラを用意してPC上のLC-1のモニタリング画面と一緒に走行画面をデスクトップごと録画すれば解決。要は買うだけ(笑)。
3. …走行中の空燃比がわかるんだったら…DMEのリアルタイムエディットが出来れば一番いいんだけどなぁ…
-> 以前そういった物があるのは知っていたが、元々がPORSCHEのDMEのEP-ROMに対して対応製品でないので自己責任な上、博打で買うには値段が高い(笑)。
最終的には3.まで突き進みたいが、まずは1.を解決しないと…と思っていたら、棚ぼたで非常に安価にSSI-4の中古が入手出来た。
http://www.grid.co.jp/direct/direct626.htm
いやホントこのタイミングで入手できたのは奇跡としか思えない。(この時はラッキーと思っていたが、今から考えるとSSI-4を入手したことによってさらに泥沼化していくからそういう意味ではアンラッキーなんだがこの時は気が付かんかった(大汗))
ちょうどLC-1の取り付けの途中だった為に入手できたので制作途中のハーネスを若干変更・追加することにより、取り付けが完了した…って簡単に書いてはいるが、SSI-4の取り付けは設置場所も含み非常に悩んだ。特に回転信号に関してはどう取り込んでいいのかが不明だった(正規代理店に相談するのはハナから諦めた(爆))。
本来であればコイルに対してのトリガー信号を送り込めばいいだけと思っていたのだが、SSI-4の入力耐圧電圧(300V)を考えると定格ギリギリっぽいのでさすがの自分も躊躇する。そもそもSSI-4に対して回転信号としてコイルトリガー信号入れていいのか不安だし(汗)。タコメータの配線から信号線引っ張ってこようかと思ったが、DMEから信号を分岐したうえでエンジンルームまでタコメータ信号を引っ張るのにはちょいとどころかかなりの抵抗がある。
どーすっかなー、と思いきやいろいろと考えていたらふとMDIからIGF(点火確認)信号が出てることを思い出した。念のために永井電子に確認をとったところ、IGFだから別に使ってもいいし、出力も12V(確か(笑))ということが分かったので安心してSSI-4に入力することにした。SSI-4は入力が4チャンネルあり、そのうちの一つを回転計で使ったのであと3チャンネルある。まぁ順当に考えるとエアフロ電圧や電圧発生回路作ってアイドルスイッチや全開スイッチで4ch全部埋めるのも可能だが、とりあえず今回は回転計のみとした。(そうじゃないといつまでたっても終わらん(汗))
※取付終了写真。MDIの右(奥)にLC-1、左(手前)の横についているLEDと赤いボタンが付いたBoxは手製のLC-1状況確認LEDとキャリブレート用スイッチ。分かりづらいがMDIの後ろにSSI-4がある。(ノイズだらけでマトモに動きそうな気がしねぇ(大汗))
とりあえず取付が完了したので通電してPCにて各種設定をし、稼働させた。とりあえずちゃんと空燃比が表示されることが確認できた。ちなみに某ROM屋のROM、始動直後は怪しかったが、暖気が終わればちゃんと14.7前後で制御されていたのはちょいとびっくり。お手製のO2フィードバック制御介入システムも問題なく動いており、一通りの目的は達成できた。
ただ、当初の目的である「冷間時の空燃比測定」に関しては実は達成できていない(汗)。実はLC-1の制約の一つに「電源はAcc電源を厳守」との記載がある為。LC-1はキーオン後にヒータが完全に温まる(=測定可能になる)のに20秒超かかる。その後、エンジンをかけるのだがそのセルが回る時点でAcc電源が切断されるのでいくらヒータを温めた後にエンジンをかけたとしてもかかった直後は再度イニシャライズとヒータ温度調整中となっている為、例の初爆カブりの時はまだ測定ができていないのだ(汗)。これを解決するにはバッテリー直かキーオン電源に接続しない限り解決しないのだが、メーカ曰く「エンジン始動時の異常電圧で故障の可能性がある」との事でAcc電源を推奨しているので仕方がない。ただ、いつかはちゃんと測定しなければならないので、常設ではないにしてもその際はキーオン電源にて駆動させて空燃比を見る予定。
…っつーか、冷静に考えて冷間始動直後の空燃比を知りたがる奴なんて普通はいねーよなぁ(苦笑)。
で、SSI-4に関してもチェックしたのだが、PCをつないで見ると回転数がおかしい。よく見ると実際よりもアイドルで50~80回転程度回転数が多い。まぁ80回転程度なら…と思っていたが、後々ログ取した結果、リミッター(6520rpm)辺りで500回転程高く表示される(汗)。コレは非常にマズい(汗)。
※始動してしばらくの状態なんで空燃比はちょっと濃い。アイドル、ホントは920rpmのはずなんだが…(汗)
そもそもなんで回転数を重視していたかというと、911用(ってわけでもないが(汗))のDMEセッティング変更用のマップ修正ツールとセットで使うことを想定しており、回転数と空燃比をみて、該当する回転数部分のMapをいじるつもりで考えていた。なので、回転数がズレるのはマップ修正部分もずれることになるので非常に困る。コレを解決する場合、ノイズだらけであろう現在の取付場所を変えるか、やはりタコメータ信号線を入れるしかないか?と頭を抱えだが、よく考えたら空燃比計を入れたから希望いっぱい夢いっぱいでDMEチューンをする夢を見始めたが、もともとの理由としては「初爆時のカブりを直す」為から始まった事なので回転数やらなんやらは一切関係がない。(アイドルは920rpmだし(爆))。そう考えると「ま、いっかぁ(苦笑)」と思うようになった。
まぁ本来であれば「ま、いっかぁ(苦笑)」じゃすまない(っつーか、気持ち悪い(汗))。だが、仮にDMEチューンをする場合だと正確な回転数と空燃比が必要だが、リアルタイムでマップを参照でき、今現在マップの何処をアクセスしているかどうかの確認ができ(マップトレース)、さらにそのマップをリアルタイムに変更ができるシステムを入れたら回転数なんてどうでもよくなる。っつーか、ここまで来たらそこまでやりたい。
と、いうことで目的が「初爆アイドルカブりの解消」から「(やるかやらないかは別にして)DMEのリアルタイムエディット機能搭載」に変わっている事に気が付いているようで気が付かないふりをして(笑)そっちの方向に大幅に舵を向けることになるのだが、それはまた次のお話(笑)。